高慢と偏見とゾンビ

劇場公開日:2016年9月30日

高慢と偏見とゾンビ

解説・あらすじ

ジェーン・オースティンによる恋愛小説の古典「高慢と偏見」にゾンビの要素を取り入れる大胆なアレンジでベストセラーとなったセス・グラハム=スミスの同名小説を、「シンデレラ」のリリー・ジェームズ、「マレフィセント」のサム・ライリー主演で映画化。感染するとゾンビとなる謎のウィルスが蔓延する18世紀のイギリス。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な男性との結婚を夢見ながら得意のカンフーでゾンビと戦う毎日を送っていた。ある日、屋敷の隣に資産家のビングリーが引っ越してきて、ビングリーの友人で大富豪の騎士ダーシーも出入りするようになる。舞踏会でダーシーと知り合い、色めきだつ姉妹だったが、次女のエリザベスだけは、ダーシーの高慢な態度に嫌悪感を抱いていた。そんな中、人類とゾンビによる最終戦争が勃発。ともに戦うことになったエリザベスとダーシーは、互いに自らの中で抱いていた偏見に気づきはじめる。監督と脚本は「セブンティーン・アゲイン」のバー・スティアーズ。原作ファンで映画化のきっかけを作ったナタリー・ポートマンがプロデューサーとして参加。

2016年製作/108分/G/アメリカ
原題または英題:Pride and Prejudice and Zombies
配給:ギャガ
劇場公開日:2016年9月30日

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映画レビュー

3.5ディズニー仕立てのゾンビ映画

2025年7月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

幸せ

タイトルからして、どこかで聞いたことのある小説に似ていると思ったところ、やはりジェーン・オースティンの恋愛小説『高慢と偏見』をモジった作品と言うことだ。そこに何と、ゾンビを出現させてしまうのだから、オースティンも、自分の作品に、まさかゾンビが登場するとは思っていなかったであろう。それに、これまでのゾンビ映画は、近未来的なシチュエーションで展開されていたが、本作は、中世イングランドのロンドンが舞台で、丁度、嘗てのイングランドとスコットランドの戦闘の様な設定も、面白いシチュエーションとなっていた。

確かに気味悪い形相のゾンビ軍団も数多く登場し、本作がホラー作品ではあることは間違いない。しかし、内容的には、あまり怖さはなく、むしろゾンビに立ち向かう男女の『高慢と偏見』に満ちたラブ・ストーリーが中心となっている。ディズニー作品でよくある、ヴィランが登場する、アニメ映画の実写版の様な作品の様な感じ。実際、主役の2人である、エリザベス役のリリージェイムスは『シンデレラ』で、ダーシー役のサム・ライリーは『マレフィセント』で主役級を演じていた。

噛みつかれると、人の脳みそを喰い求めて彷徨う、凶暴なゾンビへと変貌してしまう、謎のウイルスが蔓延した18世紀のロンドンが舞台。ゾンビの襲撃に備えて、周りを高い塀に囲まれた安全な田舎に暮らしていたベネット家の5人の姉妹。ゾンビ襲撃のその時に備えて、カンフーの腕を磨く一方で、素適な王子様との出会いを夢見ていた。そんな時、大富豪のビングリー家が引っ越してきて、晩餐会の中で、ビングリーと友人のゾンビ退治剣士・ダーシーとも顔見知りとなる。

若き花婿候補に色めき立つ姉妹だったが、その中でエリザベスだけは、ダーシーの『高慢』な態度を毛嫌いしていた。そんな折、ロンドンのゾンビ軍団が、怒涛を汲んで人々に襲い掛かって来る。ゾンビ退治のダーシーは最前線で奮闘する中、エリザベスもまた、その戦闘の中に巻き込まれていく。そして、そこで初めて、2人が互いに抱いていた『偏見』に気が付くのだが…

ラストは、よくある様なハッピーエンドのシーンが映し出され、「やっぱりディズニー作品じゃん」と確信した(笑)あまり話題にはならなかった作品だが、B級ながら、いろいろオリジナル性が高い、新しいタイプのゾンビ映画であった。

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bunmei21

4.0ゾンビ映画

2025年6月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ジェーンオースティンにゾンビがプラスされて斬新だった。高慢と偏見よりもこっちが好き。本家殺し

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ゆうき

3.0英国文学のかほり

2025年5月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

本家の「高慢と偏見」を観てないし、原作も読んでいない。ゾンビが出ること以外は、けっこう本家に忠実に作っているそうなので、じゃー本家の予習になるかもと鑑賞。リリー・ジェームズのドレス姿が美しーい。そして胸の谷間をチラチラさせながら、ドレスで剣を振り回す勇姿がかっこいい! ゾンビは正直どうでもよかったし、ちょっと眠い話だったが、セットや調度、衣装が本格的で、英国の香りに浸れた。そういえば、ダーシーという名前は、「ブリジット・ジョーンズの日記」の、むっつりとした弁護士マークの名字だ。コリン・ファースがかつてダーシーを演じているので、役名をそれにちなんで付けたらしい。本家の「高慢と偏見」とともに、コリン・ファースのテレビドラマ版も観たい。

BS12の放送を視聴。

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ぷにゃぷにゃ

4.0ゾンビ映画と侮るなかれ!気品漂う愛がある!

2025年5月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

ドキドキ

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ratien

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