悪党に粛清を

劇場公開日:

悪党に粛清を

解説・あらすじ

デンマークを代表する国際的俳優マッツ・ミケルセンの主演で、妻子を殺された男の復讐劇を描いたウエスタン。1870年代、敗戦で荒れたデンマークから新天地アメリカへと旅立った元兵士のジョンは、7年後、事業も軌道に乗ったことから妻子を呼び寄せ再会を喜ぶ。しかし、喜びもつかの間、目の前で妻子を殺されてしまい、ジョンは怒りのあまり犯人を撃ち殺す。殺した相手が一帯を仕切る悪名高いデラルー大佐の弟だったことから、デラルーの怒りを買ったジョンは、否応なしに戦いに巻き込まれていく。出演は「007 カジノ・ロワイヤル」でもミケルセンと共演したエバ・グリーンほか。監督は「キング・イズ・アライヴ」のクリスチャン・レブリング、脚本に「ある愛の風景」「未来を生きる君たちへ」のアナス・トーマス・イェンセン。

2014年製作/93分/R15+/デンマーク・イギリス・南アフリカ合作
原題または英題:The Salvation
配給:クロックワークス、東北新社
劇場公開日:2015年6月27日

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(C)2014 Zentropa Entertainments33 ApS, Denmark, Black Creek Films Limited, United Kingdom & Spier Productions (PTY), Limited, South Africa

映画レビュー

3.5【北欧の至宝、マッツミケルセンとエヴァ・グリーンの”007 カジノロワイヤル”コンビの壮絶なる復讐西部劇。哀愁漂う雰囲気もバッチリです!】

2025年1月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー 今作は、ナント、マッツミケルセン出身のデンマークとイギリス、南アフリカ制作の西部劇である。どんな経緯で、この三国が西部劇を製作したのかは分からないが、可なりハイレベルな作品に仕上がっている。-

■1864年にアメリカに、新天地を求めてデンマークからやって来たジョン(マッツ・ミケルセン)は、1871年に久しぶりに再会したデンマークからやって来た妻マリーと息子を駅馬車に同乗した荒くれ者のポールと連れの男に無慈悲に殺されてしまう。
 復讐に燃えるジョンはその駅馬車から投げ落とされるが、追いかけて二人を射殺する。だが、その犯人ポールが町を支配する悪党デラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)の弟だったことから、ジョンと兄のピーター(ミカエル・パーシュブラント)と悪党達との壮絶な復讐劇が幕を開ける。

◆感想<Caution!内容に余り触れていません!!>

・ご存じの通り、マッツミケルセンとエヴァ・グリーンは”007 カジノロワイヤル”で共演しているが、今作はその後の制作、公開である。
 だが、”007 カジノロワイヤル”で血の涙を流す悪役、ル・シッフルを演じ一躍国際的大スターになったマッツ・ミケルセンの魅力は変わらない。というか、更にイケオジ振りが際立って、とても格好良いのである。

・エヴァ・グリーンも、その妖艶さに磨きが掛かっていて、先住民族に舌を切れら口が利けないポールの妻”姫”を、台詞が無いのに、あの独特の吸い込まれそうな眼で、物凄い存在感を醸し出し演じ切っている。
 本来であれば、悪役デラルー大佐側の筈の彼女が取った行動などが、物語に深みを出しているのである。

・更に、悪役デラルー大佐を演じたジェフリー・ディーン・モーガンも、その面構えなど大変い良く、所謂悪役のキャラが立っていてこそ、勧善懲悪モノは映えるというお手本の様な悪役振りで、大変位に良い。

・チョイ役であるが、小物に見せてチャッカリ私腹を肥やしているキーン町長を演じたジョナサン・プライスなども、良い味を出しているのである。

<今作は、分かり易いデンマークとイギリス、南アフリカ制作の勧善懲悪西部劇でありながら、雰囲気バッチリの、面白い作品である。
 全てが終わった後に、哀しみを背負ったジョンとポールの妻だった”姫”は、何処に行くのだろうか・・。>

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NOBU

3.5期待通り!!でもひと味何かが足りない

2024年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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うそつきかもめ

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2024年2月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

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ソルトン

3.5声を奪われた女、家族を奪われた男

2023年6月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

エバ・グリーンの眼はとても大きいのに、話せなくなっている彼女の眼は「愛の嵐」のシャーロット・ランプリングを彷彿とさせていてドキッとした。

久し振りのマッツ!とても楽しみにしていました。マッツのアップは悲しい辛い出来事ゆえが殆どだったのでかわいそうでした。7年ぶりの妻と息子との再会シーンも、いかにも北ヨーロッパ的でしみじみしました。アモーレ!と抱き合うでもなく。手を握り、息子に見られないところでやっとキス。

久し振りの西部劇で、西部劇に詳しくなくてもここはモリコーネの音楽が欲しいなあ、など色々妄想しました。埃っぽいだけでなく北欧テイストを感じました。見てよかったです。

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talisman