アメリカン・ドリーマー 理想の代償

劇場公開日:

アメリカン・ドリーマー 理想の代償

解説

「マージン・コール」「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」のJ・C・チャンダー監督が、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」のオスカー・アイザック、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステインら実力派キャストを迎え、夢を信じてオイルビジネスに全てをかけた男が、わずか30日間で全てを失っていく様を描いたドラマ。1981年、ニューヨーク。移民としてアメリカにやってきたアベルとその妻アナは、生き馬の目を抜くオイル業界で、クリーンなビジネスを信条に会社を立ち上げる。しかし、全財産を事業につぎ込んだ直後、何者かによって商売道具のオイルが強奪されるという事態が発生。立て続けに脱税疑惑、家族への脅迫といったトラブルに襲われる。悪い噂が広まったことで銀行からの融資も受けられなくなり、妻との間にも亀裂が入り始めてしまったアベルは、孤立無援の中で破産を回避するため奔走する。

2014年製作/125分/PG12/アメリカ
原題または英題:A Most Violent Year
配給:ギャガ
劇場公開日:2015年10月1日

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映画レビュー

3.0孤独な成功者

2024年9月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

全体的に地味ではあるんやけど、主人公の焦燥感がよく伝わってきて終始ヒリヒリ感を耐えながら鑑賞。 成功者ってやはり孤独やなあ。相談できる人も少ないし、周りからの嫉妬もあるし…主人公の妻もまた強かで、戦略的。主人公の人となりがいまいちよく分からず、そこら辺の背景もわかればもう少し感情移入できたのかな。とにかく画が全体的に暗いので観賞後は疲れた。

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4.0ヒリヒリするサスペンス

2023年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「最も暴力的な年」という原題と、「アメリカン・ドリーマー/理想の代償」という邦題。 どちらがより作品を表しているか?と問われれば、原題の方が深みを感じてしまう。 主人公・アベルの窮地は1981年のニューヨークという背景抜きには語れない物語だ。 世界一の大都市・ニューヨークだが、はっきり言ってゴッサムシティみたいなものである。日本の現代人の感覚としては、都会と言って良いものか迷うレベルだ。 石油販売という生活に不可欠な分野で起業し、順調に財を成しながらもアベルの苦労は絶えない。全うに商売して、全うに成功したい。ただそれだけなのに信じられない横槍が入る上に、それが当然なのだから恐ろしい。 土地を購入するための借金に奔走し、輸送車の襲撃に頭を悩ませ、検察の捜査に翻弄される。 真綿で首を絞められるように、少しずつアベルを取り巻く環境は苦しくなる。観ていて「こうなったら最悪」と思う、その最悪のちょっと手前くらいの状況に追い込まれる。 そのヒリヒリ具合がたまらない。衝撃的な出来事はないが、いつも目が離せず気づけばのめり込むように観ている。そんな映画だ。 最初に原題と邦題を比べたが、やはり原題は素晴らしい。原題にふさわしい80年代の衣装や、地下鉄の汚れ具合も映画の雰囲気作りに一役買っていて素晴らしい。 だが、「アメリカン・ドリーマー/理想の代償」という邦題がついていなかったら観たかどうか怪しいのも事実だ。 この映画と出会わせてくれた邦題に感謝している。

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つとみ

5.0その決断、それは何に繋がるのだろうか?

2022年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

知的

ハリウッド映画的なことを期待すると肩透かしです。 観客を喜ばせるような派手な演出ではないけれど、見応えあります。  豪邸は出てきますが、いかにもハリウッド的な華やかなセレブ描写を期待すると、あまりにも地道すぎて物足りないです。でも危険度はこんな感じなんだろうな。  アクション場面もあり、結構迫力あって、ハリウッドアクションを見過ぎたせいか、勝手に展開予想してハラハラドキドキ。とはいえハリウッドアクションを期待すると物足りません。  サスペンス要素も予告では煽ってくるけど、きわめて現実に近い落とし所です。  予告で煽っている「最後の一手」を「倍返し!!!」みたいなものと期待すると肩透かしです。  障害物だらけの綱渡りを全力疾走している感じ。(驚かす為の驚かしではない)緊迫感はずっと続く。 あくまで社会派ドラマ。  誠実さを守り通して、ビジネスでのし上がろうとする男とその妻の、金策約30日間の物語。そこに色々な魔の手が降りかかる。そのさまざまに向き合い、乗り越えようとする男の生き方・その妻の生き方に焦点を合わせた物語。  だから、なんらかのビジネス、特に大小関わらず一城の主を経験した人なら、我がごとのように感情移入できるのではないでしょうか。 銃で身を守ると言うことについても考えさせてくれます。 清濁合わせもつと言うけれど…この先、権力欲、強欲に取りつかれた人々に取り囲まれて、この夫婦がどのようになっていくのか気になります。(映画は終わっても、人生は続く) 人生の方向性を考えたい時に、また観たい映画です。 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  アイザック氏。『ギリシャの消えた嘘』と言い、この映画と言い、渋めのさりげない良い作品の中で、記憶に残る役者だと思っていました。そうしたら、この映画の翌年『スターウォーズ』でブレイク。作品の傾向が違いすぎて驚きました。  チャスティンさん。『ヘルプ』『欲望のバージニア』『オデッセイ』『女神の見えざる手』と、演じる度に違う女性を見せてくれる。出演される映画も幅広く、そのチョイスが好き。  ブレイクした大作の陰に隠れた名作小品を見つけたような気分です。 オンライン試写会で鑑賞。素敵な作品に出会わせて下さいましてありがとうございました。

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とみいじょん

1.0描きたかったのは何?

2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

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