トイ・ストーリー4のレビュー・感想・評価
全699件中、1~20件目を表示
オモチャに自我を与えた総決算。
好きな人が多いのは承知しているが、自分は『トイ・ストーリー3』が苦手だった。理由はいくつかあるのだけれど、あの大団円をハッピーエンドと思えなかったことが大きい。オモチャの決して明るくない将来像についてはこれまでも触れてきたのに、新しい持ち主が見つかってめでたしめでたしというのは、問題の先送りにしか思えなかったのだ。
だから本作が「ウッディが自分の将来について模索する話」になるのは必然だったと思う。「オモチャは子供と遊ぶのが幸せ」が本シリーズの鉄則だが、今回は勝手が違う。持ち主ボニーは、本作ではほとんどウッディに関心を示さない。でもしょうがない、幼稚園児だもの。好みも興味も変わる。さらにそんな事情より重要なのは、「ウッディに自我がある以上、オモチャという枠を超える日がやってくる」ということだ。
本シリーズには「自我と命のない物に自我と命を与える」というフランケンシュタイン的側面があって、生まれた以上、いつか自分自身や人生と向き合うくらいにウッディが(人間的に)成長するのは見えていた。ウッディが残っても旅立っても、どちらも感動的な物語は成立していたと思う。しかしウッディは選択した。作り手が生み出したキャラクターが、ついに自分の人生を生き始めた。ウッディに開かれた可能性を心から応援したいと思う。
このシリーズも時流に合わせて“成長”したということか
ピクサーアニメは元来個性や多様性の尊重が基本で、ヒロインが活躍する作品も多かった。それでも、ウッディが不変の主人公でバズとの友情が大きな要素を占めてきたシリーズの第4作で、女性キャラのボー・ピープをここまで冒険の実質的なリーダーとして前面に押し出してきたのには、やはりシリーズ生みの親=ジョン・ラセターがセクハラ問題でディズニーを退職した影響があったからではないか。ピクサーとして改めて、女性だからといって不当な扱いを受けることはない、自立して男性以上に活躍できるとアピールし、悪いイメージを払拭したかったはず。
子供の成長を踏まえたおもちゃと子供の関係性という観点で、第3作は完璧なエンディングだった。だがさらに続編を作るため、「おもちゃにとっての幸福」という根本的な約束事の見直しを決断。思い切った挑戦ではあるが、シリーズの精神がポリコレで理論武装した意識高い大人になったようで寂しくもある。
物語は起伏が少なく絶望的なピンチに陥る場面も無いく退屈
結論からいうと、感想は期待外れでつまらなかった。ワクワクして観に行ったのが馬鹿らしい。歴代ワーストワン。
物語は起伏が少ないし淡々と進行していく。絶望的なピンチに陥る場面も無い。ウッディ&ボー&羊ちゃん無双でなんとかなったんじゃね。余計な新キャラと旧作キャラはそんな見せ場ないし要らなかった。
新キャラはくせ者揃いで面白かったが、描写が薄くて感情移入できなかった。
フォーキーはめちゃ良いキャラしてたのに描写不足のせいで、ゴミからおもちゃになる成長過程が見えなかった。こいつ活躍したの連打シーンだけじゃん、あとはお荷物、あとちゃっかりギャビギャビーと打ち解けてるし。最後フォーキーがきゅんきゅんするシーンで「お前いつの間におもちゃになってんねんwカッコつけんなやw」って突っ込んでしまった。
ギャビーギャビーは今作唯一のヴィランなんだろうけど弱すぎる。最初アンティークショップでウッディとフォーキーと出会ったときは、裏がありそうな悪役感ぷんぷんしてたけど全然そんな事はなかった。しまいにはフォーキーとウッディと打ち解けて仲間ポジになっとるし。あと女の子にあっさりゴミ箱に捨てられててかわいそうだった。トラウマレベルだろあれ・・・最後は迷い子が持ち主になったけどこんなすぐ立ち直れるかね。
1-3はおもちゃとアンディの友情、おもちゃ同士の友情とテーマがはっきりしてた。
4はウッディとボーの恋愛、ギャビギャビーの抱えている闇、フォーキー成長など色々ぶっこみすぎて全体的に中途半端になってしまった印象。
5段階評価で2点。1-3は何度も観たくらい良作だけど今作はもう観ることはないだろう。
ネットでも賛否両論みたいなので観た人の感想を聞いてみたい。
そこまで酷くない
色々言われてるので覚悟して観ましたがそこまで酷いとは感じませんでした。
ウッディは、というよりおもちゃ達が今まで培ったきたキャラブレブレで、挙句の果てにはもはや地球にいる新たな生命体として描かれていました。
ファンタジーではなくSFでした。
映像はとても素晴らしいし、動きがさらに磨きがかかり何も考えずに見るなら楽しめると思います。
色々言われてますがシンプルにストーリーがつまらなかったです。
納得はできるが心がついていかない
公開後すぐに劇場で鑑賞した
トイストーリーは大好きな映画だ
一作目と二作目は録画して何回もテレビで見たし、小さな頃は、自分のおもちゃもウッディたちのように私がいない間に動き回っているかもしれないと本気で信じていた。
家族みんなでクリスマスイブの日に初めて一作目を見た記憶を今でも微かに思い出せる(飾り付けたクリスマスツリーとクリスマスプレゼントを楽しみにしてるワクワク感も一緒に)。
そんな思い入れ深い作品なだけあって、トイストーリー3のラストは見るたびに泣いてしまう。
アンディは、私たち以上にウッディのことを愛していただろうから、二人の別れは本当に辛い。
ウッディは新たな人生を歩むことを決意し、物語は4作目へと続く
私がトイストーリー4を観てまず浮かんだのは「ウッディを雑に扱うな!!」という怒りです
まず、ウッディは「一番」や「特別」な存在でなくなる
ショックな出来事です
そして、ウッディが選ばなかった過去の選択肢と現実を比較してしまう。
ウッディは博物館に展示できるくらい希少なおもちゃなんやぞ!
そんなに雑に扱うならアンディに返せ!!
バズと別れるシーンあっさり過ぎんか?
このコンビ一生見れないかもしれないと思うと喪失感がハンパじゃないのよ、、
私はトイストーリー4のことを外伝か、公式の二次創作だと思って心を落ち着けています。
話の内容自体は悪くないと思うけれど、これをトイストーリーでやる必要はあるのか
トイストーリーの持ち味を活かしきれてなかったのではないかと疑問に思っています
評価はフォ-キ-に対してどう思うかで分かれる
いや~ 炎上評価となってますねぇ。
イオンシネマは毎回超満員だったけど。
(値上げしてない劇場なんで客が殺到しているだけなんだけど)
低評価の人には、やっぱりフォ-キ—に対して、
ゴミ?扱い 愛情なんか注げない、なんで助けるの~っていう
想いが有るのでしょう。
新しい話の展開にもついていけない人とか。
オモチャの想いとか、恋愛?勇気?
人の子に勇気を与えるのは オモチャの使命!っていう
今回のテ-マになっていて、
それが目にするオモチャならいいのだが、ゴミから作ったものが
それらに愛情が注げる? ここが問題なのでしょう。
そして 性格的にちょっと抜けてるw
どうですか、皆さん、彼らオモチャを人に例えたら。
元々この映画は サイズの小さいオモチャ達ですが
小さくても皆で協力して何かをやれるんだよって事で
成り立ってるでしょ。
これ 人間界の話になってるでしょ。
フォ-キ-もきっと 人に例えられるはず。
ゴミ同然の寄せ集めは、人の役に立ってはイケませんか?
女の子に勇気や愛情を注いではイケませんか?
女の子が これが良いと自分で考え、自分で作った
(誰かが作ったものでない)この者を、
つまんない奴だと非難しますか?
貴方も幼少のころ、今見たらゴミ同然だと思うでしょうが
その頃作った事あるでしょ?違いますか。
本人にしか分からない事って多いと思うんだナ。
ウッディ—はいち早く その事を悟ったんだよ。
自分じゃない こいつなんだって。
見かけじゃないんだって事を。
既製品でなくて 個人オリジナルへの
想いってのが やはりここにはあるのだと思います。
そして 勇気を与える。自分のペットや子供の様に
大事に大切にする。
そこが この映画の狙いなんだと感じます。
ほら、近所でも ボロボロの車を大事にしてる人とか、
自ら作った服を着てる人とか、装飾品つけてる人とか。
人への思い、他人への愛情、これを色んな形で
オモチャに投入して描いているのが
このトイスト-リ-。
だから、最後にウッディ—と皆が分かれる事に
なったのも、他のおもちゃ達も了解しているし
納得してのシ-ンだったと思う。
出会いが有って、別れが有るのは
人の社会もオモチャも同じなんだよ。
ほら、貴方の幼少の時 持ってたオモチャも
いつの間にか貴方が知らないうちに 無くなってるでしょ?
違うかな。
だから、女の子も 急にウッディ—が居なくなっても
そんなに気になっていないかもですよ。
人は成長しながら 色んな物へ興味を抱き変化をさせます。
ウッディ-もその中の一つだという事なんですね。
そうある事はちょっぴり悲しい気はしますが
死んだ訳ではありません。
彼女が成長していった証だと思うんですよ。
この映画は、決して裏切らない
人や物に対して 愛情の詰まった
とても優しい映画だと思います。
最高に楽しかった(再鑑賞は無し)
映画館。
序盤両親と遭遇して映画どころじゃなかった。
おもちゃの好みは変わるし、
遊ばなくなるおもちゃも出てくる。
その中でウッディが
ボーと一緒に外の世界へ行くとは思わなかった。
最高に楽しかった。
お互いあらすじを見ていなく、
ボーはどうなったっけ?っていってたら
今回めちゃくちゃボーのお話でなんか感動した。
骨董品屋の人形たちが
ガチで夢に出るレベルでこわかった。
ごーみだーー!!
19.8.4 映画館
テーマは3を超えていた
3部作のラストとも言えるトイストーリー3でボニーへとおもちゃが渡ったあとの話。あれだけ感動的な3に持ってくまでにウッディの『おもちゃは子どもたちのためにある』という主張が別の形に変わり続けた3作品3では集大成とも言えるラストだった。また、3では悪役であるロッツオ(クマさん)が罰を受けるけど4では悪役であるギャビーが報われ、子どもに遊んで貰える喜びを知る。ここまでは悪役でもおもちゃである以上…というちがう形で主張についての裏付け表現がされていたから良かった。
問題のラストシーンも3のテーマを超えた持ち主にとらわれない存在であり続けるから固定概念をなくしていて違和感はあるけど悪くわなかったしウッディとバズの『無限の彼方へさあ行くぞ』と掛け合うラストシーンがより深く意図的に感じたし印象的だった。5がまた何年後かに出たときにその4で残した違和感をどうなくしてくれるのかと思う。
賛否両論の問題作…?
この映画を見る前からトイストーリー4を否定するような声が多いのはなんとなく知っていたので、こういうときは大体ヒドい内容の映画に仕上がってるだろうと覚悟はしていた。
結果から言うと個人的には意外にも悪くなかったというのが正直なところ。
今までのトイストーリーとは決別するということならアンディと別れた3の時点でそれは起こってるし、そもそも大人になっておもちゃ離れした後の話をわざわざ続編で描く必要あるのか?という意味でも3の存在は良くも悪くもと言った感じ。
ただもう3でああいう展開にしてしまったのだから4で当り障りのない展開を描いたとしても今さら感は拭えない。おもちゃが見てないところで大冒険しましたという内容を描くのであればそれは3でも続けるべきだったのだ。
そんな路線変更を余儀なくされた4は(作るべきだったかどうかは置いといて)今までのトイストーリーとはテーマが違う作品になって然るべきだし、それを冒険あり笑いありで描けたのは良かったのかなと思う。
もちろん不満がないわけではない。2の頃から物事の判断はしっかりしていたバズが今作ではやたら抜けているし、ジェシーを始めとした今までのメンバーがほとんど活躍していない。
ギャビー・ギャビーが可哀想という展開に持っていこうとしたのだろうけど、ウッディにした仕打ちを考えると同情が全くできない。
そして何より本当にあのラストにしなければならなかったのか?とは思う。恐らく多くの批判はあのラストだろうが、私の場合は否定的というよりは必要性をあまり感じていない程度ではある。
その点を考慮しても私はこの作品を見て満足したし、なんならとんでもなくガッカリしたディズニー作品は他にいくつかあるので、それと比べたらこの作品は上出来と言いたい。
最後のルクソーJrのとこのサプライズは遊び心があって良いね。
ウッディの決断とは!
これは評価分かれてしょうがないねという感想。これまでの3作を否定してしまうストーリーは、おもちゃから人間らしさへの成長を感じました。
いつもならば主役は、ウッディー&バズですよね。今作は新キャラのフォーキーだったでしょうか?いやボー&ウッディーだったでしょう。家にいることを諦め持ち主が居ない自由な生き方選んだボー、一方持ち主の子供に尽くす事が幸せと感じているウッディーの2つの思いの交錯が見事に描かれた作品でした。これは、おもちゃを忘れていく大人に向けた強烈なメッセージのようです。
自分を「ゴミ」と信じているフォーキーの登場もウッディーに変化をもたらしたきっかけじゃないでしょうか。必要とされるだけでゴミから大切なおもちゃへと変わっていくフォーキー。「君はボニーに必要なおもちゃなんだ」と伝え続けたウッディーの子供への思いと優しさがフォーキーの気持ちを変えることができた。でも、ウッディーにとっては自分が一番でありたいという思いをフォーキーに託すことになる辛い事実でもあっただろうに。
子供のそばに居続けることを大事にしてきたウッディーに、お互い恋人のようにひかれあっていたボーの存在があまりにも大きく影響しました。ウッディーの気持ちの変化が、今作の一番のテーマなのです。「自分の役割は何なのか」を感じながらも子供達に従えいつか離れていってしまう悲しい人生を送り、ずっとクローゼットで悲しみ暮らし続ける、今まのトイ・ストーリーシリーズでウッディーがこんな暗い気持ちになる事があったでしょうか。
シリーズを通して観てきた方にとって、今作では何か違和感を感じながら鑑賞したのではないでしょうか?前作の完璧なエンディングの後に、これを描くのか!?っと思われる方も多いはず。これまでの作品を否定してしまう事にもなってしまうテーマです。そしてバズ含めこれまで活躍してきたおもちゃ達の活躍が殆ど見られないのです。
でも、あえて描いた製作者の意図は何だったんでしょうか?ウッディーは忠誠心という言葉を使いました。そこにはなんか奴隷のような主従関係があるように伝わってきました。やがて見放されるおもちゃの人生を捨て、僕たちは新しい世界で自由にいきていく!その決心をしたウッディーは人間と同じ成長が見えました。悲しみではなく新しい人生を開いて期待に満ち溢れた姿です。
いやいや、ちょっと待った待った!今回の賛否両論のエンディングは私はこれはありはありと思いますので肯定派です。ただ、ただですよ、これで終わるにはあまりにも寂しく今までの作品が何だったんだとなります。
ウッディーはアンディーがずーっと忘れられないのです。続編で最後には、アンディーの元に戻るウッディーたちの幸せな姿が観たいと思います。駄目でしょうか…。おもちゃ達の幸せなトイ・ストーリーのエンディングが観たいのです!
実写版に匹敵する映像クオリティ
ウッディとバズの友情とか、オモチャにとっての幸せとか、その繰り返しで何も進んでない。
ついに完結らしいその終わり方も、人間と会話しないまま終わるんだね、泣ける。
派手なアクションシーンも多いが、人形達の可動部分が少ないので、オモチャをポイポイ、コロコロ、トントンと動かしてる感じ。
3が良すぎただけに
肝心な部分で意識が飛んで居眠りをかましてしまったらしく、ウッディが下す「ある決断」というのが何だったのか分からないまま終了。
と言って、もう一度見たいとは思わないのですが、退屈な映画だったわけじゃない。私のコンディションが良くなかっただけのことなのです。あんまりいいコメントが少ない感じで、見るのがためらわれたんですが、普通に楽しい映画でしたよ。確かに、前作の感動からしたら、ずいぶんハードルが高くなっていたとは思いますが。
2019.7.24
完結編かな?
ボビーにおもちゃが移り数年、ボビーが成長することで、おもちゃの好みも変わってきたが、おもちゃ側は持ち主のことを想って行動する中で色々な事件がおきます。
トイ・ストーリーの良いところって、あまり綺麗事でストーリーを進めない所だと思います。
アンディが一番お気に入りと言って渡したけど、ボビーは女の子ですし、好みが変わっていくのは当然ですよね。
おもちゃに自我があるのって不思議な話です。
でもなんかこの話を観た後は、自分がかつて失くした物って、もしかしたら自分から逃げだしてたり、突然見つかった物は、自分で帰ってきたのかな〜って、そんな気持ちになれます。
終わり方も私は好きでした。
ボー・ピープとの再会。 これまでのトイストーリーの感動ものとは、ち...
ボー・ピープとの再会。
これまでのトイストーリーの感動ものとは、ちょっと違うお話。
子供のおもちゃとしてのおもちゃの人生。だれのおもちゃにもならず自由に生きるという人生。
おもちゃにも人生があるのかと新鮮だった。
そのため子供向けだけど、内容は大人向けなんじゃないかなと思う。
映像も時たま実写なんじゃないかと思うくらい綺麗でした。
おもしろかったです。
全699件中、1~20件目を表示