殺されたミンジュ

劇場公開日:

殺されたミンジュ

解説

「嘆きのピエタ」「メビウス」の鬼才キム・ギドクが、少女殺人事件を発端とする暴力の連鎖をスリリングに描いたサスペンス。5月のある晩、ソウル市内の市場で女子高生ミンジュが屈強な男たちに殺害された。しかし事件は誰にも知られないまま闇に葬り去られてしまう。それから1年後、事件に関わった7人の容疑者のうちの1人が、謎の武装集団に拉致される。武装集団は容疑者を拷問して自白を強要。その後も武装集団は変装を繰り返しながら、容疑者たちを1人また1人と拉致していく。そして容疑者たちの証言により、事件の裏に潜んでいた闇が徐々に浮かび上がっていく。謎の集団のリーダー役に「悪いやつら」のマ・ドンソク。「ファイ 悪魔に育てられた少年」のキム・ヨンミンが1人8役に挑んだ。

2014年製作/122分/R18+/韓国
原題または英題:One on One
配給:キングレコード、太秦
劇場公開日:2016年1月16日

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(C)2014 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.

映画レビュー

2.0よくわからず。

2024年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

似たような人が多いなあと思ったら一人8役とは。
色々としっくり来ず、よくわからずでした。

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khapphom

1.0よく考えて判断しました

2024年1月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

物語が始まって少しの間、なんだかやたらと登場人物と場面の切り替わりが多くて、更に似たような顔の人もいて判別出来ないなと思っていた。
姉さんに暴力ふるっていた男が他の女と外食してて自動車整備の仕事してるんだと思ったあたりで、顔が似ているんじゃなくて同じ俳優が複数役を演じていたんだと、やっと気付いた。結局はこの人が8役も演じていた。

これは何か意味があるのだろうと必死に考えたけれど、全く何も浮かばなかった。もしかしたら単に予算がなくて8役やってるのでは?とも考えた。
なぜなら、「殺されたミンジュ」のミンジュとは殺害された女性の名前で民主主義のことでもあり、脚本も書いているキム・ギドク監督は、人に言われるがまま自分で考えることをしなくなった韓国は民主主義が死にかけていると話したけれど、自分で考えることと民主主義は関係ないだろと思えて仕方ないからだ。
自分で考え判断しなくなったことは教育の問題であり、考えなくても民主主義を象徴する多数決には参加できる。監督の考える民主主義はなんか違うんじゃないのか?
こんな状態では到底、監督の表現したいことなど読み解けるはずもなかった。

本当はそれなりに面白く観ることはできたけど、私を悩ませた8役が不快だったことと、監督に対して「この人何言ってんだ?」と疑問に思ったので、自分でよくよく考えて星一つをつける事にする。
そういうことだろ?監督さん。

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つとみ

1.5/*利権を盾に資本主義のヒエラルキーのトップにいるクズの大きな溝*/

2022年8月7日
iPhoneアプリから投稿

映画ではなかったが、言わんとしている事はわかった。
わかってからわかったのだが、映画でない方が伝わると思う。

映画の意味がなく、すべてが安っぽく、演出も陳腐であった。
キムギドクはわかっていたと思う。

陳腐な映像を伝える手段にしていたと思うが、間違った方法をとっている。ワイドショーとかマスメディアで十分なのではないだろうか。

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usk miyauchi

3.0キム・ギドクのテーマ性が前面に出た映画

2022年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

全体に物語はシンプルで製作側の当時の韓国のありように深い絶望と怒りがそのままあの物語になっただけと言うのが感想。映画としは、正直今一つ盛り上がりに欠ける感は否めない。ただキム・ギドクの持つ独特の闇とそこに向かう哀愁なようなものはさすがである。この一作でギドクの映のを他に見ないとしたら大変惜しい。是非全体の中でこの映画を定義づけて欲しいと切に願うものである。

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mark108hello

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