脳内ポイズンベリー

劇場公開日:

脳内ポイズンベリー

解説

「失恋ショコラティエ」で知られる漫画家・水城せとなの同名コミックをもとに、年下男性に翻弄されるアラサー女性の苦悩を、彼女の脳内にある5つの思考を擬人化して描いたラブコメディ。携帯小説の作家として生計を立てている櫻井いちこは、飲み会で出会って以来気になっていた青年・早乙女と偶然にも再会を果たす。彼女の頭の中では、「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」という5つの思考がせめぎあい、声を掛けるか否かで会議を繰り広げはじめる。その結果、早乙女を食事に誘ったいちこは彼の部屋にまで押しかけて肉体関係を結び、やがて2人は付きあうことになるが……。真木よう子が優柔不断な主人恋いちこを演じるほか、脳内メンバーにも西島秀俊、神木隆之介ら人気俳優がそろう。監督は「キサラギ」「ストロベリーナイト」の佐藤祐市。

2015年製作/121分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2015年5月9日

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(C)水城せとな/集英社 (C)2015フジテレビジョン 集英社 東宝

映画レビュー

4.5金魚とチューリップのオブジェ

2024年4月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

みんな、なんだかんだ言っても、頭の中で何人かの自分がいるイメージは持ってるのではないかと思うけれど、これだけ脳内を構成しているメンバーがバラエティーに富んでいると、見事な映画に仕立て上がるんですね。

議長の西島秀俊をはじめとして、ネガティブな吉田羊、ポジティブな神木隆之介、書記係に浅野和之、幼い桜田ひよりまで見事なナイスキャスティングで、やりとりのワチャワチャ感が本当に楽しく、あっという間の2時間を過ごしました。

それに加えて、ストーリー全体を、早乙女がつくった、金魚とチューリップのオブジェの「どちらかは息が吸えない」で、ピッと一本筋を通したところもお見事でした。

あのオブジェ、誰の手によるものかはわかりませんが、素直に「好き!」って言える作品になっていて、いちこが、様々な条件とかをぶっ飛ばして、直感的に早乙女に惹かれてしまう感じが、よくあらわれていました。脳内会議では、女を口説く小道具的な軽い扱いをされてましたが、私が見た限り、早乙女の表現に向かう純粋さが刻みこまれていたと思いますし、そこは早乙女を援護したいところです。とはいえ、余りにお子ちゃまな早乙女くん。作品の素晴らしさは、その人の人格とは必ずしも一致しないことの証左のようでもありました。

あと、自分はずっと越智さん推し!
がんばれ越智さん!

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共感した! 3件)
sow_miya

5.0考える葦 爆裂。 ドーパミン& 幸せホルモン 逆噴射。

2024年4月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

きりんのオススメ、
5つの部屋が、マジ笑わせます。

「リアル生活」のシーンと、
敢えて、わざとチープな大道具の舞台劇にすることでコントラストを付けた「脳内で引き起こっている舞台裏世界」の交錯なのですよ。

日頃、あーしようか、こーしようかと思い悩む我々のオツム。
そんな頭の中を
こんなふうに可視化してくれる原作者=水城せとなサンと映画人達って、ちと頭良すぎじゃないかと。
脳と精神の専門家中野信子さんやら養老孟司さんやら、この映画はご覧になったんでしょうか?

僕のお気に入り お笑い映画Top3は
「シコふんじゃった」、
「クール・ランニング」、
そして実はこの
「脳内ポイズンベリー」なのです。
セロトニン枯渇時の、お笑いのサプリメント効用です。

真木よう子は ボケ役が◎ですね。
やさ男の早乙女クンは、うちの次男坊に性格も容貌も瓜二つなので、大急ぎで本人に知らせたこの映画でした。

[おまけ]
で、いきなり話は飛びますが、
あのスペースシャトル号。
あの科学の粋を極めた宇宙船には「コンピューターが3台」積んであることをご存じですか?
強大なコンピューターに翼とエンジンを取り付けて、そいつを空に飛ばしているのがスペースシャトルです。

その世界最高峰、頭脳明晰なスペースシャトルは、絶体絶命の宇宙空間で3機のコンピューターを使っているのです。
三重連結で完璧を喫しているのだろうって? それは違うんですね。

「決めかねている時」に、また
「ここを外してはお終いだ」という決定的な判断をする時に
あろうことか3台のコンピューターは悩んで迷って「多数決のじゃんけん」をするのです。
場違いです。前時代的です。
まったくアナログな「多い者勝ち」の多数決をスペースシャトルはやっているのです。
2:2では合議にならない。
だから3台の電子頭脳で、2:1 で、揺らぎの中、決断をさせる。
「たぶんこちらが正解だろう」といういい加減さが、あの宇宙船を飛ばしているのです。
それほどまでに「悩んで決める」という行為は、我々人類にとって永遠の、
そして必須の難儀ってこと。

示唆深い話ですよね・・
だからね、僕らがこのちっぽけな脳味噌で、日々、人生、右往左往していることは、恥じることじゃないんだ、
って思うんですよ。

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きりん

4.0ラブコメ。面白かった。

2023年6月1日
スマートフォンから投稿

笑える

ラブコメ。面白かった。

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ぬおーん

3.0恋愛の脳内でのあるあるですね。わかるなぁと思うこともあったり。 が...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

恋愛の脳内でのあるあるですね。わかるなぁと思うこともあったり。
がちゃがちゃの脳内会議。
神木隆之介と吉田羊のやり取りがおもしろかった。
どう見ても子供の早乙女には魅力はわきませんでしたが(笑)
ほんと自分を好きになることは大切。
そんな自分と自分の大切な人と一緒にいる時間が幸せなんだなぁと思う。

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よっしー