マンマ・ローマ
劇場公開日:2004年5月18日
解説
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督のヒューマンドラマ。
1962年製作/106分/イタリア
原題または英題:Mamma Róma
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2004年5月18日
ストーリー
美しく成長した息子エットレを引き取った、元売春婦のマンマ・ローマは、市場の屋台で乏しい収入を得ながら、息子を上流階級の仲間入りさせることを夢見ている。彼女の悩みは、年上の子持ち女ブルーナにエットレが堕落させられることだ。彼女は策を弄し、売春婦仲間に頼んで、ブルーナと手を切らせ、さらに教会で見かけたレストラン経営者の弱みを握って、エットレをウェイターとして働かせることに成功したしかし、幸福は長く続かない。彼女のヒモだったカルミネが彼女に売春婦に戻るよう脅しをかけてきたのだ。息子に過去をばらすと言われ、仕方なくマンマ・ローマは再び街に出るようになった。一方、エットレは仕事もやめてしまい、仲間たちと病院の見舞い品窃盗に興じる。ある日、仲間といざこざを起こした彼は、高熱と苛立ちから、盗みを強行して逮捕されてしまう。監獄で熱にうなされて暴れ出した彼は、一晩中拘束寝台に縛り付けられ、母に詫びながら息を引き取る。息子の死を聞かされ、呆然とするマンマ・ローマの眼差しの先にあるのは、都市ローマの空虚な風景だった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 脚本
- ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 撮影
- トニーノ・デリ・コリ
- 編集
- ニーノ・バラーリ