王妃の館
劇場公開日:2015年4月25日
解説
水谷豊が主演を務め、人気作家・浅田次郎の同名小説を映画化。倒産寸前の旅行会社が、ホテルの1つの部屋を2組に同時提供するというツアーの二重売りで窮地を脱しようと企み、そうとは知らずにツアーに参加した2組の旅行者たちが織りなす人間模様を、「探偵はBARにいる」で知られる橋本一監督のメガホンと、個性豊かなキャストたちのアンサンブルで描く。売れっ子作家の北白川右京は新作小説の執筆のため、日本語で「王妃の館」を意味するパリの超一流ホテル「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」に宿泊できるという豪華ツアーに参加。パリの街にインスピレーションを受けた右京の筆は順調に進んでいくが……。
2015年製作/123分/G/日本
配給:東映
スタッフ・キャスト
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2022年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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冒頭から、赤ん坊を投げ落とすと言うとんでもシーンで一気に観る気を失った。
これはルイ14世の王妃マリー・テレーズが嫉妬して妾の子を殺すという場面で劇中の主人公の作家、北白川右京(水谷豊)の悪夢という設定、キャッチ―として刺激的なシーンを持ってきたのだろうが、この卑しいセンスに嫌気がさしました。
後にこの子プチ・ルイは足を悪くしただけで一命は取り留めていたと分かったが許す気は無い。
この監督、癖が悪いと思ったが案の定、短パンにカラータイツの作家とは、志茂田景樹さんがモデルなのか奇抜な衣装に棒読みセリフ、コメディをゲテモノショーくらいにしか思っていないのでしょうかね。ツアー仲間も不自然極まりないキャラ設定、役者も下手だから感情移入の対象が見つからない。
10億円もの製作費だから実現したのか、ベルサイユやルーブルのロケなどスタッフの交渉力は認めますが右京さんのドヤ顔での薀蓄披露は定番とは言え興醒めでした。
パリの名門ホテルがいくら金に困っても承知の上でのダブルブッキングなどするわけないし、同室に時差宿泊などすぐばれるのは子供でも分かるプロット。
原作は女性誌向けに起こしたパリを舞台にしたツァー客のドタバタ喜劇だから軽く流せるが実写になると妙にリアルさが邪魔をして成立しえない愚かな話、そこを力づくで描いても虚しい努力ということでしょう。浅田さんにして映画化は無理と言わしめた根本が分かっていなかったのでしょう。
ツアー客のドタバタだけではパリまで行って格調に欠けると付け足した劇中劇、サイドストーリーでしょうが、日本人で18世紀のルイ王朝ドラマを演じてもまるで学芸会、総じて雑な作りと映りました。喜劇の壺は人それぞれでしょう、酷評、ご容赦ねがいます。
2022年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
無茶な設定をどう面白くするのかという事だと思いますが、最後まで特に目立った進展はなく面白くはならなかったです。劇中劇も妙に長く、興味が無い方にとってはしんどいと思いますし、本編の「また貸し」とリンクしている訳では無いので、練り込み不足に感じます。ルーブル美術館は、こんな凄い場所があるのかと思いましたし、パリ観光は良かったです。東京の様な広告ばかりのごちゃごちゃした汚い街並みではないので、これが文明国かと思いました。
2022年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
水谷さんのコミカルなお芝居が見れるかな?と思ったのですが、何とも洗練された役どころだったのですね。フランスの街並みも楽しめますし、お話もよいフレーバーになっていました。すてきな言葉も散りばめられていて後味もよいです。それにしても水谷さんが劇中で食べていたお菓子、ほんとに美味しそう。
2022年6月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ストーリーが面白かった。撮影が海外なので見慣れない景色が素晴らしいです。皆さま演技も最高でした。とくに中村さんの女性の役とごろがよくて、青木さんとのやりとりがいい感じでした。小説の内容もちょいちょい入ってきて、その中の安田さんが美しい。そして最後の歌も心惹かれた。ツアーを企画した側は悪いが、結果周りも喜ぶ状況になったからよかったです✨ありがとうございました😊