エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)のレビュー・感想・評価
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脚本が
やっぱり脚本が2歩くらい遅れている印象になってしまう。原作の熱量も山に魅入られ取り憑かれていく様も中途半端にしか描写できていない。ミスキャストに技術不足も相まってなんとも言えない消化不良を起こす映画だ。
考えさせられた!
山に魅了された人同志、命を預け合う相手との信頼関係や考え方が理解し合えてないと成り立たないものだなぁと思った。
残された者の生きる強さ、背負っているものの重さなど、人生観を考えさせられた映画でした。
余計なことだと思うが、他の国の山の映画とはスケールが違うように感じた。
映画館で見れて良かったです!
圧倒的なスケール、映画として面白い。
原作未読です。
映画であんなに圧倒されたのは、初めてでした。
あの環境、映像にあの表情……。
無駄に感動物語にしてなかったり、お涙頂戴になっていなかったことが良かった。
私が馬鹿だからかな?そんなにストーリーの無理矢理さは気になりませんでした。
たしかに、あとあと考えてみると「?」な部分もいくつか。
ただこの映画はそういうものじゃないんだろうなとも思いました。
公開前に「この映画は挑戦がテーマだから」とフレッシャーズ試写会とかやっていましたが、そんな挑戦ってレベルではないと感じました。
最後の阿部さんと岡田くんの会話(?)が、本来なら白々しくなってしまいそうなところですが、とても引き込まれました。
男臭さがほしい。
結構酷評でしたが、小説にとらわれず純粋に見れば、かなり楽しい映画だと思いました。
ただ…もっと登山をする男臭さを前面、全体にだしてもらえれば手をグッと握り続けるほどの映画になったように感じます。
岡田さんよりも阿部さんの山男が多くみれればさらにgoodです。
本来の内容が濃いだけに2時間で凝縮するにはもったいない映画ですね。
阿部ちゃんの顔。
今作を観て抱いたのは、あぁ阿部ちゃんて人はローマ人でも
山男でもイケる!という絶賛だったことはいうまでもないが、
多国籍顔というのは案外これから需要性が高まるんじゃない
かと応援したくなった。まぁラストのアレには、残念ながら
笑ってしまったのだが^^;マダム・タッソーも夢じゃないなと。
夢枕獏の原作は読んだことがないのだが、確かにこの展開は
小説ならではというか、そっちの方が楽しめるだろうと思う。
どうも実写(それも邦画)だとなんか「違う」気がしてならない。
俳優も映像も確かに頑張っている(のは分かる)し、そこそこ
緊迫感も、(おそらく)苦しい酸素状態も感じられるんだけど、
だってそこ「エヴェレスト」なんでしょう?という感じだから
先達ての「エベレスト3D」のリアル映像とつい比べてしまう。
いやいやいや…それは無理なんじゃないでしょうかと素人の
私などは尾野真千子の不安しか分からない。天才クライマー
羽生なら可能なのかもしれないが(そして阿部ちゃんならば)
「マロリーの遺したカメラ」の一件は謎として興味深かったが、
結局そこは(そりゃそうだろうけど)分からず終い、あぁ何か
映画ならではのひと工夫があればこそ!だったなぁと思った。
(阿部ちゃん、ロボットでもイケるんじゃないか?なんてね^^;)
小説原作ならではの世界観。壮絶すぎる男達の覚悟と戦い。
【賛否両論チェック】
賛:エヴェレストに執念を燃やす登山家と、彼を追う写真家。2人の運命が激しく共鳴し合っていく様子が、エヴェレストの過酷な自然の中で描かれるのが印象的。
否:展開はかなりご都合主義で、実際には無理がありそう。現実路線の人には不向き。
なりふり構わず、カメラマンとして功をなそうと必死に食らいついていく深町。そして己の全てを賭け、まるで何かにとり憑かれたように、エヴェレスト登頂へ執念を燃やす羽生。似たような境遇の2人の運命が交錯し、次第に共鳴していく様子が、エヴェレストの壮絶な環境下で、激しく叙情詩的に描かれていきます。
写真を撮りたいという深町に対し、
「俺を撮れ。俺が逃げ出さないようにな。」
と告げる羽生のひたむきさには、畏怖すら感じてしまうほどです。一方の深町も、当初は登山隊の滑落事故にも構わずシャッターを切っていたのが、羽生の身に危険が迫った時、カメラを倒してでも夢中でそれを知らせようとするシーンなんかが印象的です。
ただ、昨年公開された「エベレスト3D」なんかと比べてしまうと、展開としてはかなり強引で、出来すぎている感は否めません。その辺りも、小説が原作ならでは作品といえそうです。
男達の壮絶な生き様が観られる、重厚な作品です。
原作ありきで観ないと…
実在した登山家森田勝の異常なまでの山への執念と、エベレスト初登頂したかもしれない登山家ジョージマロリーの謎を絡めた作品なんですが…。
劇のコアとなるマロリーのカメラや、羽生(森田)の登山スタイルという強力な伏線を回収仕切れず、観客を置いていってしまった感がとても残念。心に刻まれるワードが幾つも散りばめられているだけに尚更。
老シェルパにも重要な役割があったはずなのに。
鉛筆を半分に折ってでも携行物を極限まで軽くする行動や、エベレスト初登頂に拘りアタック隊の配員だけを見て反発し短絡行動するのが森田勝という登山家。山と森田を知らないと羽生の行動は理解出来ないと思う。
現地ロケは圧巻(実際のBCは大雪崩で死傷者が出た為ロケ出来なかったのかな?)。
高所ロケは特に力を入れていたようです。
原作をどうしても映像で補完したい人なら観てもいいかも。
演技すごい。鬼気迫ったギリギリの演技。ビリビリ来る感じ凄い。 …そ...
演技すごい。鬼気迫ったギリギリの演技。ビリビリ来る感じ凄い。
…それ以外は見所無かった…。2時間がとても長く感じて退屈に思ってしまった…。うーん。残念。
前半まずまず、後半失速・・・
前半は思いのほか惹きつけられるものがあって、評判ほど悪くはないなと思いながら見ていましたが、話が進むに連れて色々と気になる点が増えていき、結果終わってみるとやはりと言うか何と言うか、まあ登山に関しては何の知識もないし原作も読んでないので実際は私が思ったほど突っ込みどころ満載ではなかったのかもしれませんが、結局何がしたかった映画なのか、いまいちピンと来なかったなと・・・。
そんな訳で、本来感動するような場面もそれほどグッと来ることは無く、ただただ過酷な撮影に耐えた役者さんや撮影スタッフの方々ご苦労様でしたと、そのぐらいしか見終わってすぐは思い浮かばなかったですかね。
マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか否か?はたまたその謎を追う過程で出会った伝説のクライマー羽生丈二の人物像が少しづつ明らかになっていく前半部分に関しては、なかなか引き込まれる展開で、先への期待を十分抱かせるものだったのに、後半は何であんな展開になってしまったのか・・・残念としか言いようがないです。
台詞回しも、仰々しくて見てる方が恥ずかしくなりますよ、これでは、こんなことを言わされてる役者さんが可哀相・・・。
しかしそんな中でもさすがは阿部寛、細かいことは山に詳しくないので分かりませんが、確かに伝説のクライマーな雰囲気は抜群に出ていたと思いました。
山に懸けるあの情熱、阿部寛の演技には思わず圧倒されました(山以外に関してはゲスすぎでしたけど)
逆にカメラマン深町を演じた岡田准一は、深町のキャラが微妙すぎた面もありはしたものの、さすがに阿部寛と比べるとやや物足りなかったか。
まあこれは岡田准一と言うよりは作り手の問題が大きいのですが、しかし深町は一体何してんだか、キャラがブレ過ぎ急変し過ぎ、しかも終盤は超人過ぎと来たもんだ・・・。
現地で撮影しただけあって映像に見るべきものはありましたが、結局何で登山家は山に魅せられるのか、命を懸けるのか、そんな山の魅力と言える部分はいまいち伝わってこなかったなぁ。
これだとどれだけ命を奪ったら気が済むのって言われても(尾野真千子の台詞)、それはあれ見たら仕方ないでしょとしか言いようが・・・。
後半の急落ぶりが、何とも勿体無い映画でした。
意味
山に登る意味は本気で山に登ったことがある人にしかわからない。
マラソンをする意味は本気でマラソンをしたことがある人にしかわからない。
ギターを弾く意味は本気でギターを弾いたことがある人にしかわからない。
生きる意味は本気で生きたことがある人にしかわからない。
そんなことを考えながら観ていた。
原作への導入として観ればいいかな。
映画としての完成度は…。
山岳小説の金字塔、と言われた小説の映画化だが・・
登山経験あり、原作未読。
いろんな時代のシーンが出てくるが、登山装備や登攀技術(確保法など)の時代考証がしっかいりしていて「へぇ、やるな」と思いながら見ていた。
ただ、岸のロープを切った疑惑はどうなのよ。
ロープが岩角で切れたかナイフで切断されたかは、ロープの切断面を見れば一目瞭然だし、切断された場所を見れば、ナイフなら誰が切ったかも即座に分かるでしょ。
他の作品でもたまにあるけど、この問題を「謎」として扱うのは無理。
深町の心情の変化もシナリオが圧縮されすぎた感があって判りにくい。
マロリーはどうでもいいの?原作ではこの問題にフィクションなりの解答を出しているはずだけど、映画ではマロリー問題から逃げたのかな?
クライマックスは、ノースコルから頂上を目指したマロリーと、南東壁を登攀していた羽生と、ノーマルルートを登っていた深町が何故一堂に会するわけ?
それはいくら何でもちょっとムチャでしょ。
映像も期待したほどではなかった。
「剱岳 点の記」の剱岳の方がスケール感も上だった。
総じて、ちょっと入り損ねた映画だったかな。
(追記)
原作を読んだら、原作では深町、羽生、マロリーの3人が一堂に会するのだ?という問題は、強引ではあるけれど何とか納得できる理由付けがされていた。
ただその理由は映画では、深町がネパール側から登っている以上、成立しない。
原作でも「あり得ない」と作中で深町が独白していたってのに、映画ではそのセリフを叫ぶのは観客だ(笑)
まあ、ほとんどの観客はエベレストの地図概念はないだろうから、あれがどれだけあり得ないシーンなのかは判らないだろうけど。
う〜ん‥?
岡田くんが大好きなので、岡田くんの演技を観れたことは嬉しかったのですが、全体的に話の脈絡がなさ過ぎます‥。
唐突なんです、ストーリーの運びが。
いきなり表れたあべちゃんの氷像にはビックリした。
岡田くんがあべちゃんの氷像に向かって『俺がお前を連れて帰ってやる!』っていうから、(ええっ!?まさかおぶって帰るの?!)と嬉々として期待したら、魂だけだった‥。
あべちゃんは、あのままあそこに‥(涙)。
でも、安い料金の日に観たから、全体的に不満はありません。
また、早く岡田くんの次回作観たいな。
文章が映像に勝つ。
これは難しい題材に手を出したものだ。
加藤正人脚本、平山秀幸監督の手に余ったとしか思えない出来であった。
原作と映画を比べる、ということはよくやることだが、たいていの場合、原作のほうがいい。これは平等に比べていいかどうかではなく、原作ありきだからだと思う。
原作ものでも名作たりえるものは数多くあるが、僕がそう思っているものは、映画を先に観たか、原作を読んでいないか、である。
だが、本作はそういうことではない気がする。
映像が文章に、純粋に負けた気がしたのだ。
夢枕獏の原作にみなぎる山への執念みたいなものは、エヴェレストに、誰が最初に登頂したかということから始まって、羽生が誰もやったことのないルートを選ぶことで、「最初」がやはり強調される。
山に興味のないものにまで物語を読ませる夢枕獏の筆力に、この映画を観て、あらためて感服した。
エヴェレストはあんな薄っぺらではないはずだ。
モンベルが残念
ストーリーはなきに等しいが、冬山の風、寒さ、厳しさ、心細さを肉体感覚で感じられるのは、映画の醍醐味だ。阿部寛の暑苦しい演技、岡田准一の鍛え上げた身体が圧巻。ただ残念なのはモンベルのロゴがこれ見よがしに何度も出てくること。醒めることこのうえない。
俺がいるから…
俺がいるから、山に登るんだ!
羽生の言葉がズシンと響きました。
レビューを読むと、原作を読んでいるか読んでいないかで、評価が別れているようでしたので、半分期待しながら観賞しました。
原作は、かなりの年月をかけて描かれた作品ですので、2時間の映像におさめるのが難しいと思いました。
羽生の山に掛ける情熱や葛藤の場面がもう少し描かれていたらもっと良かったかな。
ただ、後半の羽生と深町の掛け合いは感動しました。
岸を死なせてしまった哀しみも…
羽生は、決して嫌な人間ではないのです。
ただ、不器用なだけなのです。それが解る映画でした。
原作読んでいないかたは、ぜひ読んでいただきたいです。
素晴らしい作品です!
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