天空の蜂のレビュー・感想・評価
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奇跡!もっともらしい寓話。
原作は東日本大震災が起こる前。
映画は勿論起こったあとの事。
原作は仕方ない。けれど、映画は寓話になってしまっている。
また、高速増殖炉の矛盾は残念ながら証明され辞めたと思ったが。
つまり、こんな出来事が起こる可能性はあるのだから、やはり、電力は再生可能エネルギーに移行すべきだと思うが。
それがよく分かるかなぁ。
勿論、日本国に於いて武器になるヘリコプターの製造には制約があると思うが。
沢田研⭕️さん主演の『太陽を⭕️んだ男』リスペクトしてるね。
内部犯行って誰も考えていないが。それで良いのか?さて、まだ、1時間も観なけりゃならん。緊張感が欠片も無い。
演じる俳優さんがかわいそうになる。
けれど、見方を少しずらすと「パトレイバー」になるので、もう少し、冷静な脚本にすれば良いと思うけどね。
国際救助隊では無い。自◎隊は国を守る為に存在する。やはり、自衛◎から災害救護隊を作った方が良いと僕は思うなぁ。
原発が抱える矛盾と向き合う
この映画は,多分,原作を読むとさらに面白いのではないかと思った。作者は東野圭吾となると映画で語られない反抗の理由や犯人のバックボーンなど,知りたくなった。
福島原発の事故を経て,今もなお動き続ける原発。私自身,脱原発と思っていながら、本当になくなったらどうなるかまるでわかってない。でも,戦争になったら,ミサイルをそこに打ち込めば日本は壊滅するなぁとは常々思っていた。
最後に犯人の本木が出すメッセージに衝撃を受けた。
ダイナマイトは10本とは限らないのだ。
自衛隊の方のご活躍
自衛隊精鋭の方々がビッグBにヘリでホバリングしつつ
近づきワイヤーを手繰り寄せであと少しで子供を救える、
と思った瞬間、子供が落下し、すかさず隊員が自分も落下し、途中パラシュートを開き子供を抱き地上に降り立ったあのシーン、凄かった。
あれだけのことできる方、いらっしゃるのだろうか?
本作、自衛隊や原発に対して助けて貰いながら不必要だという世論並びに付随する諸々について、息子の自殺も大きな原因として、ことを起こそうとした人物の話。
その三島は、反原発の集会で雑賀と出会い計画を練る。
雑賀を犯人と思わせている間に三島がひっそりと計画を進める、ということだ。会社内部の協力者として赤嶺。
ビッグBの製作者として湯原という三島の友人、江口洋介が演じ仕事に責任感強い役を演じている。
結局三島を犯行に走らせだのは、息子だと思う。
クラスメイトからの原発についての罵詈雑言が書かれた
シャツを着て死に至った。
その現場、姿を見れば、おかしくもなろう。
あの時落下場所にいた人々、子供もいたが、
落下の瞬間を見ているのか⁉️
何と言えばいいのか⁉️
こんな子供に原発の是非が理解できるのか⁉️
大人でも判断しにくい。
原発の安全性云々については素人ではわからないことが
多くあり、その専門家のウラをかいた事件など起これば
大惨事で済まされないこととなるだろう。
三島はわかっているから新陽を選んだとか言っているが、
技術者には倫理面の審査も必要なのかと思ってしまった。
要は、原発を利用したイジメであって、
その後の学校の対応の描き方は、他作品にもよく描かれているようないい加減さである。
私は、三島の矛先が間違っていると感じたが。
冒頭、湯原の息子がビッグBに乗るところなど違和感を感じる。更にこの息子が内部の操作など迷う事なく行うのも、とても信じられなかった。
雑賀を追いかけて命を落とした若い刑事、無駄死にに思う。
難しい
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爆弾を積んだヘリがテロ犯に遠隔操作され、原発の上を飛ぶ。
そして全国の原発全てを停止させないと原発に墜落させると言う。
しかもヘリには原発関連の技術者・江口の息子が偶然乗っていた。
そして助かった。国をあげての決死の救出劇の末に、と一見そう見えた。
でも実は国は犯人ともども国民に嘘をついていて、人命第一ではなかった。
江口の同僚・本木が犯人で、逮捕されて終了。
息子が原発のことで虐められ、国は何も助けてくれなかったんだとか。
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専門的な感じがしてちょっと分かりにくかった。
ってか子供を助けるとか家族の絆とかのクダリ、いる?
国家を揺るがすような大事件なんやで?
国家の一大事をいかにして凌ぐかこそが重要じゃない?
という思いから、何かテーマがブレてるような感じがした。
原子力発電の光と影
福島の親戚から毎年美味しいお米が送られてくるが、東日本大震災後、暫くの間、安全証明書付きだった。東日本大震災での原発事故の影響の長さ、原発事故の恐ろしさ、原発の安全性について考えさせられる。
東日本大震災での原発事故を境目に、原発の安全性に対する日本人の考え方は大きく変わった。本作は1995年の東野圭吾の同名作品が原作であり、当時、映画化されていれば、原作の原発安全性是非の問題提起は絵空事として捉えられただろう。東日本大震災後の2015年に映画化されたことで、原作の問題提起はリアルに映像化されている。
本作は東野圭吾原作の社会派サスペンス。爆薬を搭載した最新鋭ヘリを原発上空に静止させ、日本中の原発破壊を要求する犯人と、警察、自衛隊、そして、ヘリ設計者との虚虚実実の攻防戦を熱く描いた、見応え十分な王道の娯楽作品である。
それだけではなく、本作は、原発の安全性、是非に鋭く迫っている。設定は1995年の日本。当時、原発は日本の電力政策を担うホープであり、その安全性は絶対的なものというよりは、疑問を持って議論をすることさえタブー視されていた。当事者のみに封印されたトップシークレットだった。
しかし、東日本大震災での原発事故で我々日本人は、原発の安全性が如何に脆弱なものなのかを思い知らされた。そして、未だにその後遺症に苦しんでいる。そういう現在の視点からこの作品を観ると、改めて原発のひ弱さが露呈され、東日本大震災の記憶が蘇ってくる。そういう意味において、1995年ではなく、2015年に本作が映画化された意義は極めて大きい。
真実には二面性がある。表と裏がある。原発は電力を供給する便利な道具だという“表の顔”ばかりに目を奪われるのではなく、安全性という“裏の顔”も忘れずに見続け、検証を怠らないことが大切だろう。
東野圭吾原作。原作未読ですが、これが1995年の作品だとは驚き。テ...
うーんうーん、
不気味な仮面をつけ沈黙する群衆か、迷わず手を差し出す人か。あなたはどっち?
原作は読んでないが、映像、間の撮り方、テンポ、エンディングテーマ曲、素晴らしかった。
何故、三島幸一がこの計画に加担する事になったか、明らかになっていく過去。
最後のシーンで、パトカーに乗って連れて行かれる三島と、それを眺める湯原の家族。2人とも同じ年齢の息子、妻がいてと、どこか似た家庭だったのに、真逆の末路を辿る事になる。
エンディングテーマ曲の歌詞にもあるように、「白黒裏表 どう転ぶかなんて…紙一重」なのだ。
三島が空を仰ぐシーンで、過去と現在が重なり合う。
雨の中自殺した息子を目の前に空を仰ぎ、三島の思考の中で原子炉の上で膝を突き上を見上げるシーンの重なりが印象的だった。
「子供は刺されて初めて蜂の恐ろしさを知る。
痛みを伴わない想像力は、只の甘い夢に過ぎない。
想像するがいい。
ダイナマイトが、いつも10本とは限らないと。」
三島の言葉の表現が鋭くも美しかった。
序盤の方では期待外れの作品かとよぎったが、中盤からぐっと引き込まれラストまで疾走。考えさせられる内容だった。東野圭吾さんの小説が読みたくなった。
ぼやけてる
「人命」よりも「電気」なのか?
原子力発電という日本のエネルギー問題を強く反映している今作。
私も詳しく知らなかったが、この作品を見て強く思い知った。
「この仕事は無ければ困るくせに、そんなものは要らないと言われる仕事」。
「電気のほうが人命より重い」。雑賀や三島の一言が重くのしかかる。
今や全国民の生活に欠かせない電力。一分でも原子力発電を止めたら、国民生活に影響する。
極論を言ってしまえば、政府は電力の供給のためにどれだけの関係者を犠牲にしてもいい、という考えを持っているのか。現実の政府がどう考えているのかなかなか見えなかったので、もっと自分で調べてみようと思う。
「そんな簡単に自衛隊最新鋭ヘリを盗めるかい!」とかツッコミどころは...
空での緊迫したシーン
たまたま子供が乗り込んでしまった巨大なヘリを遠隔操作によって高速増殖炉の真上でホバリングさせ、政府に原発の停止を要求するテロリスト。それに立ち向かうヘリ・原発の技術者たち。燃料が切れてヘリが墜落するまで8時間の猶予の中で子供を救出し、墜落を阻止できるのか…。
タイトルにあるように、空での緊迫したシーンが印象に残りました。実際に現場にいたらビビります(笑)メインテーマの原発については、テロリスト・技術者・政府それぞれの思いが垣間見えます。原発に関する知識があまりなかったので、これを機に知りたいと思いました。
うん
これは、展開もストレートでわかりやすい映画だと思う。時期が時期だけに、公開当時は原発について議論されたのかな。でもこの映画でもたらされるメッセージは、今使っている原子力発電が事故を起こすかもしれないよ?安全だと本当に思う?ぐらいだと思う。
それか、危機感を煽られて、危険行為をしでかす人間がいるかも?
強大な原発は使い方を誤ればとんでもないことになるよというやつだった。
劇中の頻繁なスローモーション、顔と上半身のアップ、全員同じテンションでいう台詞。展開は王道でよかった。けど新米刑事は唐突に刺されて指を切られるショッキング映像、犯人に手を貸していた女性の唐突な妊娠報告に、感情がついていかない。深刻に話されているし、一つ一つのハプニングも大きいはずなのに盛り上がらない。
全員が叫び、時たま差し込まれる濃ゆいキャラ(先輩刑事とか取り調べ警官とか)が浮いている。
壮大っていうより、普遍的で現実に身近にある原発という問題を取り扱っててメッセージもしっかりしている。これは多分原作部分だと思った。
映画の主題ははっきりしてるのに、映画のテイストがよくわからない、味を出したくないのかな。こんな映画もなかなかないと思う。
子どもの救出と原発の保全という2つの問題を8時間以内に解決しなけれ...
緊迫感のある映像と演技
緊張感のある映画だった。
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