百円の恋のレビュー・感想・評価
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投げやりだった人生をボクシングで輝かせるオンナ
親から殴られたことも、男から殴られたこともない。
なのに私はボクシング映画が大好きだ。
この「百円の恋」はボクシングに魅せられた女の、ちょっと風変わりな
ボクシング映画です。
「ロッキー」シリーズ、
ロッキーの宿敵アポロの息子の、
「クリード」の2作品。
嗚咽が込み上げてどうしようもなかった、
「ミリオンダラー・ベイビー」
邦画にも名作が多い。
菅田将暉とヤン・イクチュンの、
「あゝ荒野」前後編。
私のマイベストである、森山未來の代表作、
「アンダードッグ」前後編。
監督は、
「百円の恋」の武正晴監督なのかー、知らなかった。
松山ケンイチと東出昌大の、
「ブルー」もいい、
ブルーもボクサーの性(さが)を描いてて、
殆ど勝てないのにボクサーを諦めない男・松山ケンイチと、
才能はあるけれど、いよいよチャンプに上り詰めようという時、
失明の危機が訪れる東出昌大。
一様にボクシング馬鹿揃いだ。
子供を殴ったことも、夫を殴ったこともない。
なのに何故かボクシングシーンは血が騒ぐ。
無気力、だらしなさ、不潔、自堕落、やや鈍感!
そんな感じの32歳。
斎藤一子(安藤サクラ)
だらしなく緩んだ体型、なぜか尻や腕をいつも掻いている・・・
シラミでも飼っているのか?
そんな一子が出戻りの妹と喧嘩して、生まれて初めて一人暮らしをはじめる。
「百円生活」というコンビニの深夜店員になるのだ。
店に百円バナナを大量に買いにくるボクサーのバナナマン(新井浩文)に、
試合のチケットを貰い。
ここで突然一子の人生の歯車が動き出す。
一子が生まれて初めて「やる気」を出したんだ。
バナナマンのボロ負けの引退試合をみた一子は、
→殴り合って、終わったら、肩を叩き合うのが、→なんかイイ、
のだそうだ。
好きになった男もボクサー。
新井浩文も得体の知れない男で、
善人なのか?悪人なのか?
判断は付かないが、駒を振れば落ちて行く予感!
そんな男。
「百円生活」の店員も掃き溜め感満載で、どう転んでもいい人ばかり。
そんな一子だって「パンチを喰らわしたくもなるさ」
やはり試合のシーンは迫力があった。
「一発ぐらい当てて見ろ!!」
…………そんなに簡単に当たるもんじゃ、ない……………
4ラウンドだけど3ラウンドとられたら、即負け!!
もう一度言うけれど、
ボクシングのパンチの応酬は見応えあった。
ストップモーションとか撮影技術での特殊な仕掛けはは少なかった、と思う。
本気でカラダとカラダのぶつかり合いだった。
安藤サクラの存在を知った映画だった。
サクラの好演はたまたまでも偶然でもなく、
満を持して「当然過ぎる」実力者の登場だった。
それほど美しくもなく、若くもなく、巨乳でもなく・・・
しかし安藤サクラほどの役者根性を持った知的な女優は日本には
ホントに少ない。
それが寂しい。
(女優は金持ちと結婚するための腰掛けか!)
(相手役の得体の知れない男・新井浩文がなんと刑務所の中・・・
・・・とは!)
安藤サクラ、
父親の奥田瑛二、
夫の柄本佑、
義弟の柄本時生、
義父の柄本明、
実姉の安藤桃子監督。
華麗なる一族の台頭が嬉しい。
非現実的なストーリーだけど引き込まれた
安藤サクラの人間力に引き摺り込まれるシュールでカッコいい作品
音量のバランスどうよ?
とにかく安藤サクラがすごいの一言。 人生に投げやりな女が家出をし、...
痛い、痛い、痛い、居たい、居たい、居たい
前々から気になっていてようやくの鑑賞。
しかも、最近ハマっているクリープハイプが主題歌を歌っている。評価も良いし、割と期待して再生してみたが...。
言葉を失う面白さだった。胸が熱過ぎる
なんでこの監督はここまでボクシング映画を作るのがうまいのだろうか。本当にすごい。アンダードックは映画館で見たから衝撃度でいえば劣るけど、それでもめちゃくちゃいい作品でした。
安藤サクラの半端なさよ。
最初と最後のギャップに脱帽。何この女優、えげつない。体当たりな演技が忘れられない。どう言葉にしたらいいのか分からないが、とにかく凄いのだ。凄すぎるのだ。めちゃくちゃカッコよくて、震える。
前半は正直、あまり引き付けられない。
面白いんだけど平凡だなぁという印象。
だけど、ボクシングを始めると同時に主人公にも映画にもスイッチが入る。これがたまらなくいい。
駆け抜けるようなスピーディな展開で、胸が熱くて熱くてしょうが無くなるし、最高の描写で最高に興奮する。カメラワーク、照明に音楽。武正晴監督のボクシング映画は質素だけど、これらがめちゃくちゃイケてる。これぞ映画だと言わんばかりの出来。素晴らしい
クズなじじい、クズな新店長、クズな男。
そんなクズどもが主人公を一変させる。
同じ体勢、同じ赤色なのにあの時とは全然違う。
人って、いい人だらけだと成長できないのかも。
色んなことを考えさせられる作品。1シーンに強い思いが込められていて、見終わった後にまた見たくなる。
主題歌のクリープハイプが...。
百八円の恋はもちろん聞いたことがあったんですが、映画を見てから聞くともうヤバい(語彙力)。流れた瞬間、鳥肌がぶわぁっと立ち、涙が込み上げてきました。この映画とマッチしすぎている。また好きになったぞ、クリープハイプ。
いやぁ、いい映画でした。
これを機にアンダードックもまた見よっかな。
本当に、武正晴監督×足立紳脚本のボクシング映画は面白すぎる。安藤サクラと新井浩文と武正晴監督と足立紳とクリープハイプに、拍手喝采。
安藤サクラしか思いつかない映画
100円の恋というタイトルどおり、底辺クズの恋愛ストーリーだとしたら満点???
盲目
安藤サクラの怪演
いつの時代も人生を変えるのは夢中になれるもの
負けても負けても起き上がる
百円の恋
期待しすぎたかな
安藤サクラさん主演で、楽しみにしていた本作。
ようやく観られたのだけれど、期待しすぎたかな。
というのが正直なところ。
サクラさんの役作りは文句なしの★5個なんですが
お話の流れとしてはそんなに感動することも、共感
出来る部分もなくて、、、
とにかく登場人物がみんな暗い。
明るくスッキリした人が1人もいないのがびっくり。
強いて言うならば、ジムのコーチみたいなお兄さん
は唯一爽やかな雰囲気はあったかな。
もともとボクシングが好きな事もあって
観ていて楽しめたけれど、やっぱりあれを役でしっ
かり演じてしまうサクラさんはすごい。女優さんっ
てすごいなー。
1時間10分後くらいから面白くなったけど、それま
では観ていても正直疲れてしまう内容。
主人公の一子ちゃんが、自分自身でボクシングを
通して、自分を変えていく様は見ていてカッコよく
てそこは好き。
しかしなんで、新井さん扮する狩野に恋をしたのか
それが謎。。。だから百円なの?恋のお値段?
恋に値段つけられるなんて、たまったもんじゃない
わ〜。
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