劇場公開日 2014年12月20日

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百円の恋のレビュー・感想・評価

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3.0五分(ごぶ)の魂。

2014年12月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

32才・一子、金なし、男なし、仕事なし。

腹はだらしなく、人とまともに関われず、タバコと菓子は止まらない。

ないない尽くしの一子、負の連鎖が止まらない。そんな折り、何故だかボクシングを始めて。
一子にとって、別にボクシングであろうとなかろうと良かったのかもしれない。しかし、のめり込むきっかけがなんであろうと、がむしゃらに必死で取り組む姿勢が胸を打つ。
これから世界を目指して戦うというのではなく、狭い世界だけど、そこで無意識であれ己と戦い、結果として過去の己と対峙し乗り越えんと必死な一子に惚れる。

また、安藤サクラ演じる一子と新井浩文演じる狩野の掛け合い。不器用で、安定感のない関係性、それでも並んで歩く刹那の温かさが伝わる。

観て良かったです。

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Nori

4.5安藤サクラちゃん万歳

2014年12月20日
iPhoneアプリから投稿

一子はサクラさんにしかできない !!
体を張った演技に圧倒されました。
最初のふてぶてしいダメ女からボクサーになるまで、テンポよくあっという間の2時間でした。
もう安藤サクラさんに釘付けです。

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前菜

4.5必見の一本

2014年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

ふらりと入った東映の第二試写室。開始20分前というのに、満員で補助席でも入れない状態だった。ようやく隙間に体を押し入れて鑑賞。事前の情報も何もなし。ただ、時間的に都合のいい試写だったので、見ただけ。
でも…。
結構ブチのめされましたよ。
安藤サクラの女優根性に圧倒された。
貧乳さらしての交接シーンやら、体を張ったボクシング…。
ありゃ、簡単にはできないよ。
監督、脚本…その他に関する情報はプレス(報道資料)も読んでいないので知らないけれど、拾い物。
見てよかったの一本だ。
物語は簡単にいうと、32歳まで男を知らないダメダメのニート女がボクシングに目覚めて、リングで勝負…という話。
ボクシングを主題にした映画はあまたあるけれど、本邦で女性ボクサーが主役の本格的な映画ってあったっけ?
前半のダメダメの部分がやや長く、冗漫にも思えたけれど、後半にボクシングに目覚めてからの場面は、ぐいぐいと見るものを引き付けて、見事!
舞台が横浜なのに、ロケ地が山口県というのはチト気にはなった(どうせなら、地方のダメダメ女を描いてもよかったのでは?)。
あと、主演はもちろん満点で準主演の新井浩文も合格だけど、脇がちょっと甘かった気もする。
いや、そんな細部は気にする必要はない。芯の部分はしっかりした映画だ。よくできている。少ない予算で十二分にがんばってると思う。
安藤はダメ女からボクサーに変身する過程を見事に演じきったし、その彼女が生きることの切なさと力強さを全身で演じきっている。
ボクシング場面では手に汗握ったし、笑えて、泣ける…。これが一番重要。
要は見る人を感動させられるかどうか。それが十分にあった。
掛け値なしにおすすめしたい。見て損はない一本!

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町谷東光