百円の恋のレビュー・感想・評価
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クズみたいな人間しかいない街でズッタボロになったアラサー女子安藤サ...
クズみたいな人間しかいない街でズッタボロになったアラサー女子安藤サクラがグッと拳を握ってシャドーボクシングを始めた瞬間に涙腺が決壊。この張り裂けんばかりの切なさはボクシング版『8 Mile』。 安藤サクラの演技はもはや神がかっていて、こんな素晴らしい女優がいる、それだけで私は幸せだと思いました。
安藤サクラかっこいい
露骨な、こいつダメなんです、不幸ですという表現はあまり好きじゃなくて、この映画もそういうトーンなのかと思っていたら、ボクシングが始まってから大興奮。安藤サクラの華麗な蝶が舞うようなステップがとてもかっこよくてシビれた。体もビシッとしまっていて、さぞ本格的なトレーニングをしたことが偲ばれた。
試合もリアルで、いいところなく負けるところも切なくリアルでよかった。そんなに甘いものではない、厳しい現実を描いていてよかった。勝てなくて泣くところもよかった。リングの暗い照明もすごくいい雰囲気だった。
ほぼレイプで処女を奪われてしまうのは、岡田斗司夫さんの事件を思い起こさせた。そんな卑劣な男に人権を蹂躙されてしまわないように、女性にはぜひ護身術をマスターするか、危険を敏感に察知して走って逃げるくらいして欲しい。
(追記)2024.09.14
中国版リメイク『YOLO 百元の恋』が傑作だったので改めて2回目。安藤サクラは猫背にしてダボっとした服を着ているけどそんなにだらしない体形ではない。第1・2ラウンドは、ガチで試合をしているのではないかというほど迫力があり、また相手選手がめちゃくちゃ強い。リメイクの方がエッヂが立っていて分かりやすい。悪く言えばベタで、日本版は人の気持ちのはっきりしない部分も伝えようとしていて文学的だ。改めて安藤サクラの切れ切れの動きが素晴らしい。この後、中国版リメイクや岸井ゆきのも女子ボクシングをするけど、どちらも安藤サクラの前では強そうではない。
正に「黒い太陽」…
2015年2月11日、再見。 安藤サクラ氏の凄さは言うに及ばず。 改めて脚本の良さに気付かされた。 「負け犬」が立ち上がる映画は多々あれど。 「一度でいいから勝ちたかったの…涙」で、希望の余韻を残す作品は他に無い魅力。 この映画こそ、今の時代シネコンで垂れ流すべき作品。 迷える思春期に「負けを決めるのは自分次第」と叩き込み、諦めた中年に「喧嘩の仕方を思い出せる」べし!涙 ーーーーーーーーーー 正に「黒い太陽」のような一本。 明るくなく、でも半端のない熱量… その全てが「安藤サクラ」という底の知れない熱源と、それを完全に活かそうと其処に徹底した作り手の稀に見る奇跡。 ドン底の息詰まり感から、それを身の丈の内で昇華させる作劇のカタルシス。 其処に有り余るどころかはみ出るくらいの説得力を持たせる安藤サクラの怪物的演技(かつての出演作でも魅せていたけど、今作では正にフルスウィング!)。 正に当代最高峰の職業「女優」! なのに真っ当な評価をされないのが今の風潮なんだよね。 彼女の方がずっとか「失敗しないですから」! 今日本に蔓延る「女優モドキ」を一掃する、彼女の圧倒的な存在感に酔う作品。 そして… 本当にイイオンナだね!涙
スッキリではないかな
快調に進むことだけが成長じゃない。 転んで転んで、時には血を流すこと それこそが立派な成長なんだなー。と 辛くて痛いけど、悔しいけど…それを背負って奮闘する一子に心を打たれました。 最近 邦画を少し見るようになって思うのが、良い意味でも悪い意味でも日本らしさというか、日本人らしさを感じます。 なんか「邦画は暗いから嫌い。」と一刀両断するのは間違ってる。
痛い、痛い、アツい!
アツい、アツすぎる!
どん底っぽい人生を歩んでいた一子が、ボクシングを通じて立ち上がっていく様がすごくかっこいい。
後半、ボクシングに熱中する一子の姿に、何度も泣かされた。最後の試合に臨む所での、私は100円程度の女だから、っていうセリフが、もう切なくて愛おしくて、、、心から、映画の中の彼女を応援する気持ちになった。
これまでがどんなにダメダメでも、勝ちたいという闘志を抱き、全力で努力する、、
人間としてとても美しい姿だ。
自分も、自分の人生を闘おう、そう思わせてくれた。良い映画でした。
他の映画では絶対に味わえない
会社帰りにふらりと立ち寄って観た「百円の恋」、本日最終日で監督いらしてた。安藤サクラは演技という概念をぶち壊している。日本で一番力を持ってる女優だと思います。心揺さぶられたよ、がつんときたよ。
泥に咲く蓮は花壇の花たちより美しい
久しぶりに感動で体が熱くなった。どうしようもない日常に私達は押し流され、それに少しでも抗い小奇麗に見せようと人生を演じる。しかし本当の自分は泣いていることを知っている。 インチキ野郎はきっと我々だ。安い下着、下手な料理、手を握る・・なんてことない場面が心に染み入る。うまい! 一人の男にだけ見せる涙・・年増ブスデブは絶対ノーの俺の価値観が崩れた。こんな女に出会いたい。これは恋する女を描いているのだ。 地味なポスターが惜しい。こういう類いまれな優れた作品にこそ大きな賞を与え大衆を呼ばねば。きっとポップコーン派にも指示されるはずだ。 レオスカラックスの「ポンヌフの恋人たち」を彷彿させた。
素晴らしい!
話題になってて評判もいいとの事ではありましたが、実は予告編も観てなくて、内容も全然知らないままに観たら、すっかりヤラれました(笑) で、予告編は後からネットでもって観たんですが、この予告編観てもあまり観たいとは思わんかったかも知れませんねぇ。 私のこの映画のイメージは主演の安藤さんが自堕落な雰囲気で写ってるポスターだけだったんですが、これがボクシングへ展開する映画だとは思わず。 なんたって、映画の冒頭から、もう「自堕落」を絵に描いたような安藤さん演じる一子さん。 32歳独身でニート。もちろん、恋人なし。 もう、どーしようもありません。。。 それがどうして、ボクシングに繋がっていくんだって感じで。 しかも、映画でボクシングなんてのが出てくれば、これはもういかにも「ありきたり」なストーリー展開しか浮かびません。 一子さんがボクシングを始めた時点で、どうせ、「自堕落な女がボクシングで再生していく物語」なんでしょ? 要は「ロッキー」的な。 と、そんなコトを思いつつ。 ちょびっとだけ冷めた目で観てたんですけどね。 それがまあ。 最後まで観終わって、ヤラれちゃいました(笑) で、あの、女として何の魅力も無かった冒頭の一子さんが、ちょっと可愛らしく見えてくるから不思議です。 終盤で、ジャージ着て、とぼとぼと階段を降りて来る時の一子さん、どうにも「可愛い」。 さらに、泣きじゃくる一子さん。 とにかく、あの一子さんを「可愛い」と思ってしまった瞬間にヤラれたんだと思います(笑) 興味ある方、騙されたと思って観て下さい。 きっと、ヤラれますw
劇場で観て良かった。
女性として、というより人として生きる価値を見出せずに、身内に依存するだけでただただ退屈で怠惰な毎日を過ごすだけだった一子。一人暮らしを始め、様々な出会いを経て、ボクシングを通じて一筋の希望を見つけ徐々に己を再生していく。 その過程の中で、一子を演じる安藤サクラの見せる表情と佇まいの劇的な変化に、感動したとかそういうことを超越した凄みのようなものを感じた。 あえて難をいうなら、演技だから仕方が無いとはいえ、練習シーンのキレのある動きに比べ、試合シーンの迫力に若干の物足りなさを感じたことぐらいか。 しかし、そんな些細なことなどどうでも良くなるぐらい、見応えのある作品でした。
縄跳び始めようかなー
僕は役者やってるんですが、最近ちょっと落ち込んでました。そんな時にたまたまこの映画のチケットをいただいたので観に行きました。 感想はめっちゃ面白い‼︎僕の役者魂を燃えさせてくれる映画でした!笑ったし、泣けたし、久々に邦画で良いもん観させて頂きました! 安藤サクラさんを好きになる映画ですね! 序盤なんて、マジで口臭そうでしたもんね、てかもう臭かったですもん。スクリーンから伝わってきましたもんね。 それぐらい役になりきってて凄かったです! 何かを一生懸命する姿はやはり素敵ですね! 武正晴監督の作品に僕もいつか出ます!決めました! マジで、観るのをオススメします! 確実に元気貰えますよ‼︎ 僕も明日から縄跳び始めようかなー
めっちゃ良いです‼︎
僕は役者やってるんですが、最近ちょっと落ち込んでました。そんな時にたまたまこの映画のチケットをいただいたので観に行きました。 感想はめっちゃ面白い‼︎僕の役者魂を燃えさせてくれる映画でした!笑ったし、泣けたし、久々に邦画で良いもん観させて頂きました! 安藤サクラさん好きになる映画ですね! マジでボクサーの動きでしたし、序盤のキッタナイ感じとか口が臭そうな感じとかすごい伝わってきました。もう実際臭かったですもん。スクリーンから伝わってきましたもん。 そのくらいの勢いで役になりきってて本当凄いと思いました! 武正晴監督の作品に僕もいつか出ます!決めました! 感動を笑いを勇気を与えてくれて、本当にありがとうございました! マジで、観るのをオススメします! 確実に元気貰えますよ‼︎ みやちゃん、やっぱり映画は最高だね!
皆さんのレビューすごい。
よく観てるなー。 すごく「あー、そうだよね!」と思っちゃうばかり^^; 私が最後に感じたのはラストでの一子とクズ男の関係は、もうモヤモヤした男と女のウザい感じに見えなくてスッキリだったこと。 あのクズ男も変わるだろうか、、
やられてしまいました
実はボクシングに関係した映画とだけしか知らずに観に行きました。 底辺で生きる人々の物語・・・?として始まり。 そんな暮らしの惨めさ・・・を感じながら引き込まれていきました。 一子がボクシングを始めてからは、ノックアウト状態で一心に見入って最後まで。 やっぱり、この女優さん凄いですね。
なんとも凄いです!
今観てきました。0.5mmがあまりにも素晴らしく。 引き続き静岡で上演されるこの作品を今度は満席拒否されないように 6時間前に受付に行きました。 こちらもまた素晴らしい作品です。安藤さくらさんを『0.5mm』観るまで知らなかったことが悔やまれます。もしまだ観てない人がいるのなら、観ることをおすすめします。 日本にも素晴らしい人がいます。☆☆☆☆☆
傑作です
やっと観ることが出来た本作…。 評判通り良かったです。 特に安藤サクラさんが最高です。 彼女あっての本作でしょう。 話は大雑把に言ってしまえば『もらとりあむタマ子』と同じようなものだが、何せタマ子のほうは前田敦子ちゃんですからね。 自堕落とは言っても可愛いさがあった。 しかし本作の安藤サクラさん演じる斉藤一子はブサイクだ。 自信の無さからなのか、他人とのコミュニケーションをとるのが上手くなく、何気に周りからも傷つけられる分、観ていて「痛い」のだ。 そしてそんな「ブサイクで痛い女」を体現している安藤サクラさんが素晴らしい。 彼女の女優魂に脱帽する。 プロとはこういうことだと改めて感心させられた。 そのブサイクで痛い一子がボクシングと出会い、今までの自分から脱皮していく。 ブサイクで痛かったあの一子が見事にシェイプした肉体で輝きを放つ試合のシークエンスは実に美しい。 特に入場シーンは印象的だ。 誰もが彼女を応援するだろう。 そうなのだ。 ブサイクとかは関係ないのだ。 人は頑張っている人を応援するのだ。 頑張っている姿はとても魅力的だ。 私は人生を勝ち負けで判断するのは好きではないが、本作の一子は勝ったのだ。 他人にではなく、グダグダだった自分に…。 頑張って1つの結果を残せたのだ。 私は一子に大きな拍手を贈っていた。 (心の中で) リトル・ミス・サンシャインの中でのセリフを思い出した。 [負け犬ってのはな、負けるのが怖くて何もしないヤツのことだ]…。 公開規模が小さくて鑑賞に苦労したが、本当に観て良かったと思う。 本作のような映画は日本アカデミー賞には縁が薄いだろう。 大人の事情と言うやつで、そういうものだと分かってはいるが、本当に興醒めだ。 しかし本当の映画ファンは本作のような映画を放ってはおかないはずだ。 本作のスタッフと出演者に最大の拍手を贈りたいと思う。 「感動をありがとうございました」
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