海街diaryのレビュー・感想・評価
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海街diary
自分も鎌倉に住み四人姉妹なので興味がわき久しぶりに日本映画を見に行きました。
事実は漫画よりも稀なりで、自分は姉妹の三番目ですが、そのうち上一人と下一人がそれぞれ別の腹違いです。
原作者は、読んでいないのですが「バナナフィッシュ」という題名の漫画も描かれている方のようなので、おそらくはサリンジャー的なピュアな方なのでしょう。
是枝監督の作品も他を見たことはないのですが「誰も知らない」という映画の評判からしてピュアな方ではないかと思います。
ですから子供には罪がないという大前提のもとに描かれた美しいストーリーが美しい海の街の四季を背景に描かれていました。
現実には私たち姉妹の間には壮絶な妬みや恨みがありますが表面は波風立たないように凪の日の鎌倉の海のように隠しています。
そういう心模様は描かれていないなと思いました。
大人たちが舞台から早々に退場し若い娘たちだけで暮らすならばこのような幸せもあるかもしれません。
父母や周りの大人たちが四姉妹の美しい心を壊さなくて良かった、
自分も美しい自然に溶け込むような日常を送る大人でありたいと思う映画でした。
映像はきれい。キャストも豪華。 淡々としたストーリー。 4姉妹の楽...
映像はきれい。キャストも豪華。
淡々としたストーリー。
4姉妹の楽しい生活。
自分たちを捨てた父親への憎悪や汚い部分がもう少し描かれていてもよかったように思う。
原作漫画のキャラとはかなり違う感じ
広瀬すずを除く。年月の成長を感じる。
鎌倉の四季を始め4姉妹の女優は美しいし海外の人に日本を紹介する映画としてはいいかも
これがアカデミー賞?
姉妹の描き方はそれぞれの味が出ていていいと思うが、映画としては何も残らない。見せ場もない。人間のエグさもない。
是枝監督ってだけでプレミア感あって、いろんな豪華俳優が出たがって、リリー・フランキーとか使うところがちょっとオシャレ感もかもし出し…
これが賞を獲ったとは首をひねりたくなるし、日本映画が雰囲気だけの浅い評価になったと落胆する。
グッとくるもののない、つまらん映画。
原作のえぐいところを、カットするか、あまり触れないようにしているけど、相続争いのところをサラッと流すなら、カットしてほしかった。
ミーハーなので、映画化されると聞くと、原作を読んでみたりする。
この映画の原作も読んでみた。
マンガ大賞受賞、映画化決定などと聞くと、面白いのだろうと予想していた。
面白かったのは古都鎌倉の風景と、主人公の四姉妹とその周辺の人々の生活。(これは外国の人にはうけるだろうと思った。)
でも、正直、大部分面白くなかったし、後味が悪く、いやな想いをした。
どこが面白くなかったかというと、女性の下ネタみたいに、そのものズバリのところ。
原作はかなりえぐいです。
後味の悪さは「闇金ウシジマくん」以上です。
こんなの実写で見たくないと思ったけど、原作を全巻読んでしまった行きがかり上、見にいきました。
見てみたら、原作のえぐいところはカットするかぼやかして、原作の面白いところだけとりあげて、きれいなところは原作よりきれいに撮っていた。
でもその分、ストーリーや設定がわかりづらくなっていて、よくわからない芸術映画のようになっている。
気になったのは、メインキャラクターの多田裕也(病気で片足を切断したイケメンキャプテン)がいないところ。
最初の相続放棄のところも微妙に変えてぼやかし、最初に出てくる佳乃の恋人藤井朋章の正体もスルー、姉妹の母親のえぐいセリフもカット。
この辺まではまだ個人的には許容範囲で、えぐいとこがなくなった分、いいかもしれないと思っていた。
でも、海猫食堂のおばちゃんの話、サラッと流しているけど、これはダメだと思う。
さらっと流すのなら全部カットしてほしかった。
原作は、もっと救いようがないようなエピソードで、正直面白くないし、おかしいと思ったけれども、よくこのような面白くない題材を、よく人気マンガにとりあげたと思い、納得した。
でもこの映画のように表現されると、正直抵抗がある。
少額の遺産争いは、世間が思っている以上に恐ろしいものです。
大多数の人は経験がなく、自分には相続で争うほどの財産などないから、関係ないと思っている人がほとんどだと思うけど、実は少額の財産の方がもめるし、争いになると怖いのです。
なぜかというと、少額だから弁護士を雇えない(交通事故の示談交渉を当事者同士でやるようなことになります)し、相続は法律などあってなきが如し、どこまでやっても人でも殺さない限り刑務所に入ることはないし、なんでもありのやった者勝ち、映画に例えれば「ライアーゲーム」なのです。
この映画では、銀行員(佳乃達)が相談に乗ることになっているけど、そんなことまずないし、相手(弟)と交渉することはできません。
この場合、おばちゃんは法律など無視し、根性を決めてとぼけるべきだと思います。
そしてお金は一切渡さない、書類関係は絶対に見せない、渡さない、でいいと思います。
裁判になり判決が出ても、裁判所が差押えて、競売にかけ、分けてくれるわけではないので、知らん顔でいいと思います。
最悪法定分を払えばいいだけなので、ダメで元々。
多少めんどうくさいけど、その間食堂の営業はできるし、ごね得。
そのうち相手(弟)は損害が拡大し、どうしようもなくなり、諦めると思います。
少額の相続争いでは、けっこういやな想いをしてトラウマを持っている人も多いのだから、そういう人も納得できるような表現をしてほしかった。
血の繋がりと家族の形
同じ血が流れてるから許せない、理解できる、
様々な感情が淡々と描かれていて、不思議な作品。
これぞ是枝作品なのかな。
姉妹って、女性って、こうなんだと
思う場面多し。
たた、ドラマチックではないのでホンワカとは
なりますが感情移入はイマイチしづらい。
まさしく美人4姉妹の物語なんだけど
全員が美人ってすごいね。
特に広瀬すずの美少女ぶりは半端ない。
スタイルの良さやセクシーさは長澤まさみが
一番だけど女優としては綾瀬はるかが
一番かもね、個人的にはスッピンに近い
夏帆ちゃんがみんなエスパーだよの役と
180度違う役で大好きでした。
ただ、感情移入出来なかったので点数低め。
もしかしたらTV放送の切り方が悪いのかも
1度完全版でブルーレイみてみましょ。
生きてるものは、み~んな手間がかがるの
映画「海街diary」(是枝裕和監督)から。
鎌倉を舞台にして、3姉妹が異母の妹を迎え入れて
4姉妹として一つ屋根の下で共同生活をすることで、
家族の絆を確かめていく様子が、新鮮であった。
3人の姉は、やや歳の離れた妹に、
各々の立場にあったアドバイスをするのが、実に面白い。
「すずは、もう妹なんだから『ちゃん』はつけないわよ」と
他人とは違う親密感を伝えたり、「好きな子できた?
世界が変わって見えるよ」と恋愛の話をして、その理由を
「クソつまんない仕事も耐えられる」と笑った。
梅の木の手入れをしていて「毛虫とったり消毒したり、
生きてるものは、み~んな手間がかがるの」と、
「おばあちゃんの口癖」を披露する。
慌てて食べる様子に「すず・・(ご飯を)かき込まない」。
中学生の彼女に「ペティキュア」を塗ってやりながら、
「男のためじゃなくて、自分のため。
きれいになると気持ち上がるよ」と女性らしいアドバイス。
これらは教科書には載っていないけれど、
多くの経験を積んできた3人の姉が、妹にしてやれるプレゼント、
そんな気がした。
姉からの助言を素直に受け止める妹って、異母とはいえ、
可愛いんだろうな。きっと。
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