ビッグ・アイズ

劇場公開日:

ビッグ・アイズ

解説・あらすじ

「アリス・イン・ワンダーランド」「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン監督が、1960年代アメリカのポップアート界で人気を博した「ビッグ・アイズ」シリーズをめぐり、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の間に起こった出来事を描いたドラマ。悲しげで大きな目をした子どもを描いたウォルター・キーンの「ビッグ・アイズ」シリーズは、ハリウッド女優たちにも愛され、世界中で大ブームになる。作者のウォルターも美術界の寵児として脚光を浴びるが、実はその絵はウォルターの妻マーガレットが描いていたものだった。絵は飛ぶように売れていくが、内気な性格のマーガレットは、自分の感情を表すことができる唯一の手段である「ビッグ・アイズ」を守るため、真実を公表することを決意する。マーガレット役に「アメリカン・ハッスル」「魔法にかけられて」のエイミー・アダムス、ウォルター役に「イングロリアス・バスターズ」のクリストフ・ワルツ。

2014年製作/106分/G/アメリカ
原題または英題:Big Eyes
配給:ギャガ
劇場公開日:2015年1月23日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第72回 ゴールデングローブ賞(2015年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) クリストフ・ワルツ
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) エイミー・アダムス
最優秀主題歌賞
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映画レビュー

4.0ティム・バートンの従来の作風と異なる作品

2025年4月22日
PCから投稿

【鑑賞のきっかけ】
ティム・バートン監督の作品はお気に入りで、殆どの作品は鑑賞しています。
しかし、本作品は、全く自分の認識からは漏れていて、その存在に気づきませんでした。
たまたま、YouTubeで紹介されているのを発見し、ティム・バートン監督作品ならば、見なければと思い、動画配信で鑑賞してみました。

【率直な感想】
<これまでとは異なる作風>
ティム・バートン監督の作品は、ファンタジックな内容のものが多いので、本作品のような、実話を元にした人間ドラマの作品を制作していたことに、まず驚きました。
ただ、ファンタジックという側面で本作品を鑑賞してみると、主人公のマーガレットの描く作品の特徴である「ビッグ・アイズ」という作風は、その大きな瞳は、現実離れしており、ある意味、ファンタジックな要素があるのかもしれません。

<マーガレットの苦悩>
本作品では、かなり早い段階で、マーガレットは、自分の制作した絵画が、夫の名義で脚光を浴びていることを知り、不満を訴えたりするのですが、なかなか、それを外部に告発したりしないのです。
この部分は、ストーリー展開上、やきもきさせられてしまうのですが、彼女の絵が脚光を浴びだした1950年代は、アメリカでも女性が自立することは難しく、結婚して夫主導で生活していくというスタイルが主流だったことを思うと、夫との決別を決断するには、長い期間を要してしまったのもやむを得なかったのかな、と感じています。

<感動的な法廷シーン>
物語後半は、いよいよマーガレットが夫に対する損害賠償を求めて、裁判に訴えていくことになるのですが、この法廷のシーンは本作品の大きな見所です。
特に、マーガレットの訴え、つまり本当の作者は、夫ではなく、彼女なのだということを、どうやって証明していくのだろうと思いつつ、鑑賞していった先に待ち構えていた展開は、本当に法廷で起きたことだとすると、随分と画期的なことを裁判所が命じたと思わずにはいられません。

【全体評価】
最後になりますが、あまり目立たないけれど、最初から最後まで登場していたマーガレットの娘さん。
マーガレットは、大切なものを守り通しました。
それは、「自ら制作した絵画」と「愛する娘」。
清々しいラストに高く評価したくなる作品です。

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悶

4.0アメリカ版奈良美智

2023年12月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ジョージア・オキーフの名前を出しても、「?」って感じなんだー。まあ、それくらい女性芸術家は少数だったわけか。にしても、マーガレットの卑屈さはなんなんでしょ。そして、このおしゃべりで意識高い系の夫は、さらになんなんだ!?

安い値段で量産するって、自分が描いたらそんなことしたくないかな。いや、儲かると思ったらするかな。うーん、わからん。わかるのは、豪邸に暮らしてても、狭い部屋に籠もって絵を描くのは、寂しいってこと。嘘をつき続けるのも心が荒む。アートを生み出すには、気持ちの強さも必要なんだと思った。

ハワイの法廷シーンはめっちゃおもしろかった。裁判官をイラつかせるウォルター、まるでお笑い芸人。もうどうにもならないなら、謝っちゃえばいいのに、ほんと粘るなー。このたくましさが、マーガレットのような自意識の弱い人には、ある意味合っていたのかもしれない。DVの典型を見た。

BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。

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ぷにゃぷにゃ

3.5©️ KEANE

2023年11月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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こころ

4.0👀❗️

2023年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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りう