マエストロ!

劇場公開日:

マエストロ!

解説

「神童」「コドモのコドモ」などで知られる、さそうあきらのコミック「マエストロ」を実写映画化。名門オーケストラの再結成をめぐり、その舞台裏で繰り広げられる若きバイオリニストと謎の中年指揮者の真剣勝負を、松坂桃李と西田敏行の初共演で描いた。不況のあおりを受けて解散した名門オーケストラに、再結成の話が持ち上がる。しかし、練習場は廃工場で、集まったのは再就職先も決まらずにいた「負け組」楽団員たちばかり。再結成を企画した張本人である謎の指揮者・天道は、指揮棒の代わりに大工道具を振り回す始末で、団員たちは不安を募らせるが、次第に天道の指揮に引き込まれていく。しかし、バイオリニストの香坂だけは、天道の隠された過去を知ってしまい、反発を強めていく。人気シンガーソングライターのmiwaがフルート奏者の橘あまね役で出演し、女優デビューを果たした。

2015年製作/129分/G/日本
配給:松竹、アスミック・エース
劇場公開日:2015年1月31日

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(C)2015「マエストロ!」製作委員会 (C)さそうあきら/双葉社

映画レビュー

4.5音楽は一瞬で消えて行く芸術

2024年3月13日
スマートフォンから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 2件)
マサシ

3.5ブラボー!

2024年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

お話が、しっかりしてる。

細部のつながりや、語らない部分にこだわらずに、大胆に構成してある。
見る人の想像力に委ねることで、とても深い世界を見ることができる。

例えば、miwa演じるあまねは色々と謎が多い役だが、詳しい説明はない。
全部、見る人に委ねてある。それでも、彼女の生い立ちや、生活の様子が見えてくるからすごい。

何より、音に対するこだわりがすごい。
演奏シーンは、役者が本当に演じているらしい。

そして、ムダな音を極力加えないことで、劇中聞こえる一音一音が意味を持ち、ついには不思議な重低音が聴こえたりする。
さらに、効果的に無音を使っている。
まるで、脚本に全休符や八分休符が存在するかのように。
それは、この映画のテーマでもある、「天籟」を観客に聞かせてくれるかのように…

ちょっとクライバーを思い出しました。
いい映画です。

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うそつきカモメ

3.0ありきたり

2023年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

とんでも指揮者が現れて、オーケストラを、なんとかする話

ラストで指揮者の病気妻が出てきたが、オーケストラを私物化していたことに興醒め
ありきたりで終わった印象

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共感した! 1件)
Daiki Sugiyama

4.0プロとは

2022年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

経営難で解散したオーケストラの再生物語。

主人公であるコンサートマスタを初めとする元団員達が得体の知れない指揮者に召集される。最初は、彼への反発、団員同士の衝突で結束できなかったが、次第に彼の凄さを理解し、最後は、彼と一体となり演奏会を成功させるまでが感動的に描かれる。

オーケストラが題材なので登場人物は多いが、主要楽器演奏者各々の人物像がしっかり描かれていて、纏まりの良い群像劇に仕上がっている。

サラリーマン体質が染み付いた身には、人を感動させ、その対価として金を貰うのがプロという台詞が耳に痛い。

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みかずき