いのちをつくる iPS細胞・ES細胞がかなえる未来

解説

2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授のiPS細胞（人工多能性幹細胞）研究をはじめ、世界の幹細胞医療の最先端をわかりやすく描いたドキュメンタリー。イギリスの科学者マーティン・エバンズ、世界初のクローン羊ドリーを開発した科学者イアン・ウィルムート、小説家マーガレット・アトウッドら知識人たちへの取材から、iPS細胞が将来的に果たすと考えられる医療技術の進歩を紐解くと同時に、悪用・誤用される危険性についても警鐘を鳴らす。また、山中教授への密着取材も敢行。たったひとつの細胞からあらゆる組織が再生できるという世紀の発明を、どのように役立てるのか、医学的・倫理的観点から検証していく。山中教授がノーベル賞を授与された授章式の会場でも上映された。

2011年製作／71分／イギリス
原題または英題：Stem Cell Revolutions
配給：アンプラグド
劇場公開日：2014年2月22日