ジャージー・ボーイズのレビュー・感想・評価
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義理と人情秤にかけりゃ・・・
義理が重たい男の世界。フランキー・ヴァリは偉いな。あんな多額の借金を返して・・・ フォー・シーズンズは知らなかったけど、出てきた音楽はオールディーズとしてサビの部分は歌えた。終わった後、数々の名曲が口について出てきた。名曲の制作のエピソードも興味深かった。フランキー・ヴァリって「グリース」の主題歌を歌って、映画にも出演してた人だったんだね。知らなかった。長い話なので、エピソードの羅列になって、おもしろくない場合も多いのに、場面転換がスマートで、ダイジェストみたいな印象を受けなかった。さすが、イーストウッド。観る前はイーストウッドがミュージカル映画を監督なんて「合わない、合わない」って思っていたけれど、どうしてどうしてすごく良かった。考えてみたら、「バード」を作ったり、自身でピアノを弾いたり、作曲もしちゃうイーストウッドだもの、ミュージカルだって屁の河童だね。
映画評論に共感
このサイトの映画評論に共感。
あちらではそれなりにヒットしたのは良かったが、あちらの批評家では賛否が別れた。
はっきり言ってどこがダメなのだろうか。
イーストウッド監督で期待しすぎたから?ミュージカルではないから?
はっきり言って全く納得いかない。
曲はノリノリで楽しく、ザ・フォーシーズンズのドラマは濃いし、イーストウッド監督らしさはちゃんとあった。
『君の瞳に恋してる』の誕生エピソードはちょっと物足りなさはあったが、ザ・フォーシーズンズのドラマ、上手くいかない家庭、娘をなかなか見てやれなかった父親の悔いというドラマがあってこそこの曲は心に凄く響く。
本当にこの曲は良いよね。明るいけどどこか悲しい。だけど元気になれる。
まさに、この映画がこの曲のような作品と言っても良いかもしれない。
ラストシーンはとにかく元気になれ、エンディングロールのミュージカルシーンも素直に見られて気持ち良く帰れた作品でした。
ハリウッドの批評家は当てにならないと改めてわかりました。とりあえず、高評価が多いから問題ないけど低評価がいようとも惑わされず、ぜひ劇場で見てみてください。これほど劇場に適している作品もなかなかないので。
萌えポイント
フランキーの娘役の女の子(どちらも)。
演技力もあるし、このまま活躍するといいな…。
複雑な人間模様を彩る、名曲の数々が圧巻。
【賛否両論チェック】
賛:実在の主人公達の盛衰が赤裸々に描かれ、“仲間”というものについて考えさせられる。聞き覚えのある懐かしの音楽が沢山聴けるのも見所。
否:少し長めの映画なので、音楽に特に興味がないと、退屈すること必至。
決して綺麗事だけでは語れない音楽業界の人間模様と、それに翻弄されながらも、自らの夢のために走り続ける主人公達の姿が、感動を誘います。そして、信じていた仲間の裏切りや、愛していたはずの人々との哀しい別れ、夢を叶えることの難しさなんかが、赤裸々に伝わってきます。そんなドラマを彩る華麗な音楽の数々にも、思わず心揺さぶられます。
音楽に興味がないと、結構しんどいことになるかと思いますので、その辺は要注意ですが(笑)。夢を諦められない全ての人に、オススメの作品です。
何度でも観たい。
はー、ジャージー・ボーイズ、もう一回観に行きたいなぁ。
是非映画館で観て欲しい。
最後の畳み掛けるようなクライマックスは圧巻。
自然と身体動いちゃうし手拍子したくなるし、歌のパワーは凄い!
1人で観てたら、間違いなく踊ってた(笑)
グループを知らなくても、必ず聞いたことあるなぁって名曲が数曲は出てくると思うから、無理なく鑑賞出来ると思う。
最後のクライマックス、何故か分からないけどポロポロ泣いてしまった。
感動した。
ミュージカルも観てみたい
グループ・楽曲共にリアルタイムではないけれど、素朴な若者の群像劇~スターダムを駆け上がるサクセスストーリー~グループ・メンバーの挫折とその後の人生の描写、どれも素直に感情移入ができた。
元はブロードウェイミュージカルということだが、映画でしか撮れない手法や演出が随所に施されていて、ぜひ原作と見比べてみたいと思った。
あの名曲の誕生秘話にも感動!
主演俳優の歌唱力も圧巻で、絶対に映画館で観てもらいたい作品♪
サクセスストーリーだけかと思いきや。。。
面白かったです! とっても!!
「君の瞳に恋してる」のバックボーンがあんなんだったなんて!?
この曲をはじめて知ったのがユーロビート版boy town gangのものでした。
片思いが両思いになって、その幸せ気分を歌ったものだと思ってました。聞いてて幸せになる曲に初めて出会ったのが「君の瞳に恋してる」でした。
でも原曲を歌ったフランキー・ヴァリはこの頃まるで正反対の状態だったんだなぁ。って。なんか曲の感じ方が今後変わってきますね。。。
@本編
シェリーがアカペラで流れたときには取り肌でした。
個人的にはBIg girls don't cry よりもWalk like a Manの方が好きなので強く取り上げて欲しかったかな(笑)?
ニックが離れるときときには理性では納得できないけど、本能的に納得できて胸が苦しくなりました。。。
ヴァリの家庭崩壊、悲しいですよね。現代だったら彼の家族ももっと違った形になっていたでしょう。
これだけじゃなく、いろいろなシーンで1960年代のアメリカってこんなんだったんだって感じました。インパラ最高!!
でも栄光の裏にあったドロドロ劇! 華やかに見えるからこそのドロドロせざるを得ない内幕。ちょっとキレイに描かれすぎ? もうちょっとリアルでもよかったかな?
そしてラスト、うン十年ぶりにそろったメンバーのひとことが良かったです!
とくにニック! 大爆笑しました!!
でもって、エンドロールにつなげるミュージカルシーンは一緒に踊りたくなっちゃいました♪
ホント、楽しい気分で映画を見終わることができて、
これぞエンターテイメント!
だと思いました。
ただ全体を通して残念だったのがフォーシンズンズメンバーのメイク。ティーンエイジャーから初老まで同じキャストだったんだけど、年代別メイクが不自然。どう贔屓目にみても10代には見えないヴァリやニック。初老のヴァリの青いひげ跡。今の技術ならもうちょっと自然にできたと思うんだけど。。。彼らの年代がわかりづらいので感情移入するのに1テンポ必要だった。年代を上手く表していたのはトミーくらいかな?
それでも鑑賞料金を決められるなら文句なく1800円!
イーストウッドの最高にまた出会いました!
Musical タッチで明るいアメリカ映画なのに終始、泣いてリズム取って観ました。オールディーズは元々好きで心地よく...音楽、ビートも感じられて...更にアメリカの時代や地方の背景がスゥーッと入って来る映画...イーストウッドの見事な演出☆最高〜!
白雲蒼狗.
「Can't take my eyes off you」、こんな背景があったとは…。
我々が見聞し得るモノは、事物の一面でしかなく。光が強ければ、その影もより色濃くなるものなのだろうか。
イーストウッドのレジェンド、また1頁刻まれたなー。
1日中サントラを…
お恥ずかしながら!初!イーストウッド!!!感動した!!!ぶっちゃけ映画化が決まるまでフォー・シーズンズの存在を知りませんでした、今まで何気に耳にしていた「シェリー」や「君の瞳に恋してる」は元々は彼らの曲だったのか…!と衝撃を受けしかもオリジナルのが当たり前ですが超イカしてるやん!笑 イーストウッドおじさんのおかげでまた素晴らしい音楽に出会えました…もう耳から離れないよシェリーベイベー!
フランキー役のジョン・ロイド・ヤング。彼の歌声は本当に素晴らしいですね、アップテンポの曲では高音ボイスが脳にまで響き鳥肌が立ちました、そして足元を見れば何とまぁ!勝手にリズムをとり始めているではありませんか!そしてバラードになればあの切な顔でしっとりと歌い上げるためそりゃもう観客はめろんめろんになってしまいます…(←犠牲者)
映画自体はテンポはいいものの、特に大きな展開があったりするようなものではありせん、でもそれが逆に安定してると言いますか、不思議と退屈することなく二時間ちょっとの上映時間があっという間に過ぎていきました。
結構真面目な映画かなとは思ってたんですがちゃんとコミカルなシーンもありこれも退屈しなかった理由の一つです。その点で一番活躍してくれたのはフォー・シーズンズを影で支えた(?)今やベテラン俳優のジョー・ペシですかね!ジョーとメンバーの一人トミーのやりとりがもう面白いったらない。
細かいところからラストまで全部楽しめるすんばらしい映画です、特にラスト。私のテンションがマックス超える位盛り上がりますわ、クリストファーおじいちゃんが素敵です。必見です。
歌声にしびれます
彼らのハーモニー・・・・
不良でも貧困でも取得があり仲間がいればやっていける。
でも彼らには故郷があったのですね。
リンゴスターなら・・・がなぜか印象的でした。
歌声を聴くだけでも見る価値はあります。
鳥肌がたちますよ!!
びっくりするくらいオールドファッションでオーソドックスな画作りにフ...
びっくりするくらいオールドファッションでオーソドックスな画作りにフォー・シーズンズのメンバーがいきなりモノローグを被せるという奇妙かつ下世話な演出。『インビクタス/負けざる者たち』で一切の説明を省いたのとは全く真逆の手法でフォー・シーズンズの栄枯盛衰を語るイーストウッドに正直衝撃を受けつつ、『君の瞳に恋してる』のサビではやっぱりしみじみ泣ける。実に慎ましやかで美しい映画でした。
映画館で見て本当に良かった
まず音楽映画なので劇場で見た方が良いのは火を見るよりも明らかですよね。ましてイーストウッドですよ!あの巨匠ももう84歳でいつポックリ逝くかわかりませんし、少なからず映画好きなら行っとくべき。そういうの抜きにしても、少なくとも「見なきゃよかった」とはならないと思います。絶対的におすすめできます。取り敢えず☆は4.5ですが2回目見たら5になってると思います。
自慢じゃないですが僕はまだ成人もしてない若僧です。今まで感動して涙を流すということを知らずに生きてきて、「年取って涙腺が緩くなったらそのうち泣けるようになるだろう」ぐらいに思ってました。この映画もぶっちゃけ予告編で全て見透かしたような気になってて、そこまで期待はしていなかった。しかしまさかラストシーンで人生初の落涙、しかもボロ泣きしてしまうとはー。とにかくラスト付近、主人公フランキーのとあるセリフ、そして振り返ると…の演出にブワッときて、その後の曲でトドメを刺されエンディングでボロボロ泣いてしまった。正確に言うとエンディングでイーストウッドの名前を見た瞬間に、です。イーストウッドにマウントポジションをとられボコボコにされたようなイメージ。そりゃダーティハリーにボコボコにされたら泣くだろ。スコルピオでも泣くよ。観終わったあとは暫く立ち上がれなかったです。
フォーシーズンズは名前しか知らなかったもので、この曲この人たちのだったのか…といいのが何回かありました。とにかく彼らには(特にシェリーがヒットして以降)歌っている時以外は辛く苦々しい思い出が多かった。だからこそラストは、あの一言はどうしようもなく感動的だった。かといってそれまでの120分が見てて辛いかと言われればそんなことはない。イーストウッドがそういう出来事に対して必要以上に暗い演出をしていない(パンフレットの文章によると悪い出来事そのものでなくその前と後を描いているからだという)し、何より彼らの素晴らしい歌が全編を彩っているから見ててキツい瞬間など一瞬もなかった。曲ができるきっかけや過程は見ていて楽しい。ボブ・ゴーディオが加入する時のセッションのシーンが好き。
音楽映画ファンは特に絶対必見!!
全てを包み込む音楽の魅力
生涯ベスト1の映画は「グラン・トリノ」です。
映画館に通うきっかけになったのもこの作品でした。以来、クリント・イーストウッド監督の作品は欠かさず観てきました。
そして、今日の「ジャージー・ボーイズ」。
60年代を席巻したフランキー・ヴァリとフォー・シーズンズの4人の人生が描かれています。
イタリアやアイルランドからの移民が多いニュージャージー州出身の貧しい町で育った彼らにとって「町を出る」ことが人生を変える唯一のチャンスです。
①軍隊にはいる、②マフィアになる、③有名になる、彼らの選択肢はこの3つですが、「殺される」①と②を避けて、③の道を選びます。
とはいえ、③も狭き門。長い下積み生活を過ごします。この辺の描写が素晴らしい。
「シェリー」で一世を風靡したのが、ヴァリ28歳の時。すでに結婚もして子供もいました。遅咲きのデビューです。
彼らは一夜にして有名になり、連日のコンサートツアーで熱狂的な支持を受けます。ところが、あれほど切望した「町を出る」ことが、どれほどの犠牲払うことになるのかを思い知らされるのです。
彼らは、「悪がき仲間」でした。そして家族も、移民として移り住んだその町の絆を大事にしており、軋轢が生まれます。
監督は、有名になった彼らが、どれほどの代償を負わなければならなかったのか、スポットライトを浴びたステージに上っている彼らの内面にどれほどの影が射しているのかを描いていきます。
彼らはもがきながら、歌い続けます。
どんなに思うようにいかなくても、音楽に真摯に取り組む姿勢は変わりません。
栄光も失意も喜びも悲しみも、何もかも包み込むように、音楽が流れ、幕を閉じます。
これほど、幸福感に満ちたラストシーンはありません。
ジャージー・ボーイズ。
故郷の町の路上でハーモニーの練習をする名もなき若者の姿とともに、忘れ難い映画となりました。
良作!
イーストウッドって知らないで鑑賞。ジュークボックスミュージカルなので余計な脚色はないのだろうけども、もっとグループの崩壊を人間っぷりたっぷりで見せてくれたなら、さすがイーストウッドってなった気も…
『君の瞳に恋してる』でぐっときたが、なんか原曲と違う気もする…
ただ終始フォーシーズンズの楽曲が楽しめました。
悪い予感
米音楽史の中でも評価が定まらず、国内でも微妙に芯から外れた存在のフォーシーズンスのキャラクターがそのまま無性格にしか描かれておらず、耳馴染んだ往年のヒット曲のメロディー・シーンだけを待ち望みながら鑑賞しているもどかしさを最初から最後まで感じ続けて終わってしまった。シェリーはいいとして稀代の名曲「君の瞳に恋してる」の最大の聞かせどころのホーンセクションのメロディーを全く意味不明に編曲してしまったのは暴挙としかいいようがない。彼らの唯一現代に通じるヒット曲「December」をラストに使った配置は正しいと思うが、そのシーンだけでそれまでの時間を挽回するには悲しいかな至らなかった。音楽物は監督に音楽的なセンスがないとこうなてしまうという典型かな?
懐くして涙が滲みます!
Godfeatherで知っていましたが、イタリア移民のファミリ-って、仁義が厚いですね。音楽業界の闇の仕事を引き受けていたトミ-が、可哀そうな気がしますが、才能に溢れる二人を潰すわけにはいけないので、仕方ないです。今でも、フランキ-は、彼の事を心配しているのでしょうね。本当に音楽が素晴らしく、懐かしくて泣けました。好きな曲は瞳の面影とbye,bey,babyなんですが、最愛の娘を喪った頃に、君の瞳に恋してるなど素晴らしい曲が出来るなんて、ア-チストらしいです。ミ-ュジシャンは、音楽と結婚しているので、理解のある女性と結婚しないと大変です。愛はまぼろしとあの素晴らしき夜も好きなんですが、映画を見てあの素晴らしき夜ってこういうエピソ-ドだったんですね。Beatles には、PaulとJohnがEaglesには、DonとGlenの二人の天才の出会いによって、素晴らしい楽曲が生まれたように、Fouseasonsもフランキ-とボブとの出会いが全ての始まりだったんです。ボブは商才もあるようなので、Paulに近いかな。
文句無し。だが、何を書いていいかわからない。
シンプルに、淀みなく全てが進行する。
最近のイーストウッドの映画は、以前にも増して評価を寄せ付けない感がある。
でも、それが完璧と思えたら評論家でもない、一映画ファンに何を書く必要があろうか。「君の瞳に恋してる」が静かに始まる時、「インビクタス」のクライマックスのゴールを見守る瞬間のように、ただ、使い古されたはずの映画の予定調和にながされるように感動してる自分を発見するのみ。
だが、それでいいはずではないか。
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