ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦

劇場公開日:2014年5月17日

解説・あらすじ

世界最弱と言われたアメリカ領サモアのサッカー代表チームが、2014年ワールドカップ・ブラジル大会の予選で初勝利を目指す姿を追ったドキュメンタリー。南太平洋に浮かぶアメリカ領サモアのサッカー代表チームは、アマチュア選手の寄せ集めで、10年のFIFAワールドカップ予選では、国際Aマッチ史上最大の得点差となる0対31でオーストラリア代表に大敗。30試合で200点以上の失点と全敗で、FIFAランクでも10年以上にわたって最下位に位置付けられていた。そんな世界最弱のチームに、アメリカサッカー連盟からやってきたオランダ人監督が就任。昔気質で口の悪い監督は当初こそ島民の反感を買うが、その指導の下で選手たちは次第に成長。監督もまた、そんなチームの姿から刺激を受けていく。やがて14年W杯ブラジル大会の予選が始まり、チームは悲願の初勝利を目指して試合にのぞむ。

2013年製作/98分/G/イギリス
原題または英題:Next Goal Wins
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2014年5月17日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6

(C)Next Goal Wins Limited.

映画レビュー

3.5 【今作は、0-31の歴史的大敗を喫した米領サモアが、オランダ人監督を招聘し10年掛けて屈辱を振り払い、サモア魂を見せていく様がムネアツなサッカードキュメンタリー映画なのである。】

2025年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

ー この事実をベースに、2024年にタイカ・ワイティティ監督が公開した「ネクスト・ゴール・ウィンズ」は、随所でクスクス笑いながらも、可なり沁みた映画であった。そして、このドキュメンタリー映画を観ると、上記映画のキャラクターがほぼ実在の選手・監督である事に驚きつつ、感動したドキュメンタリー映画である。-

◆感想

・冒頭、2001年のオーストラリア戦での歴史的大敗シーンが凄い。物凄い勢いでゴールに吸い込まれていくオーストラリアのボール。頭を抱えるキーパーのニッキー。
 そして、新聞には『0-31.0-32だっけ?』なんて書かれている。そりゃあ、米領サモアチーム選手にとってはショックだろう。
 米領サモアは、その後10年間、世界最下位ランキングを続けるのである。

・10年後に、サッカー会会長のタビサに招聘されたオランダ人監督、トーマス・ロンゲン。上記映画では、あのマイケル・ファスペンダーが切れまくる監督を可笑しく演じていたが、本物も相当に熱い男である。彼は選手たちを鼓舞し、時には怒鳴り付けつつ、的確な作戦を展開するのである。

■だが、如何せん、米領サモアの選手たちは日中は仕事をしているアマチュアである。体力面が弱いのである。

・そして、2014年。W杯予選。キーパーのニッキーも何と復帰し、トンガ戦で初の勝利【1-0】を果たすシーンは、ムネアツである。そして、次戦でも【1-1】の引き分け。
予選突破なるか!

・このドキュメンタリー映画で特に輝くのは、第三の性ジャイヤの存在である。サモア文化では、第三の性が普通に認められているのである。
 そして、トーマス・ロンゲン監督は、W杯予選にずっとサブメンバーだった彼を、レギュラーに抜擢するのである。

<今作は、0-31の歴史的大敗を喫した米領サモアが、オランダ人監督を招聘し10年掛けて屈辱を振り払い、サモア魂を見せていく様がムネアツなサッカードキュメンタリー映画なのである。
 タイカ・ワイティティ監督の「ネクスト・ゴール・ウィンズ」と併せて鑑賞しても面白いと思います。>

コメントする (0件)
共感した! 0件)
NOBU

4.0 カッコいい

2022年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ジャーニー

4.0 半澤洋の映画レビュー『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』これぞスポーツの醍醐味!

2021年7月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これぞチームスポーツ!!!
オリンピックの熱に当てられて見ちゃいました。

世界最弱と言われたサッカーアメリカ領サモア代表。
0対31の歴史的大敗からの復活劇!

全員アマチュアのチームが、新監督のもと一致団結していく様子が丁寧に描かれています。
新監督が結構スパルタで、バラバラだったチームをまとめあげていきます。
試行錯誤、衝突を繰り返してチームビルディングしていくシーンは、ジャンル問わず社会の荒波に揉まれている人の胸を打つこと間違いなしです。

感動したい方、スポーツ好きの方にはもってこいの作品でした!!

コメントする (0件)
共感した! 1件)
半澤洋

3.5 ●サモア魂。

2017年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

興奮

アメリカ領サモア。サモアってふたつの国があるのね。ドイツ領から独立した西サモアと。

そりゃあ31対0で負けりゃトラウマにもなるよね。みんな素人に毛が生えた程度だし、指導者もいない。仕事終わってから練習。部活みたいだ。

彼らがスゴイのは、文句言わずに黙々と練習することだ。勝ちたいその一心で。根底にあるのは仲間との信頼感と愛国心。このへんがどこか羨ましい。純粋な中学生というか。

勝つためには、やはりシビアさも必要だ。実績ある指導者のスパルタが始まる。彼は彼でサモアの民に癒されていくところもいいね。

母国を想い、一致団結するさまがステキだ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
うり坊033

他のユーザーは「ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」以外にこんな作品をCheck-inしています。