ブラッククローバー　魔法帝の剣

アニメ版BCは初見である。

まず驚いたのがアスタのマッチョぶりだった。
ゴツイ系だった。
物語としてはそこそこ入り組んでるものの、説明台詞の乱用に萎える。原作未読者への配慮だとは思うが対象年齢の範囲を小学生にまで広げているような感じだ。
もうちょっと洒落た言い回しでも良さそうなもんだけれど…ド丁寧な説明だった。
根本がバトル漫画なので、その戦闘シーンは結構盛り上がる。エフェクトとかとにかく派手なのだ。
アネゴレオンVSのとこは好きだったなぁ。
決着がつかないって落とし所も好みであった。
各戦闘シーンがちゃんとシーソーゲームのような展開で煽られる。
引き絵が多用されてて面白かったなぁ。

後半のバトルシーンは、好き。
だけど、作画自体はあんま好みではなく…これ見よがしに、友情だの絆だの「限界を越える」だの、アスタ頼みな道筋は、もっと好みではない。

対象のターゲット層は中学生くるいなのかなぁと思う。

劇場で見るべき作品である事には違いない圧巻バトルシーンの連続、公開日を遅らせても作画のクオリティを落とさず観客に届けようとした制作スタッフの方々を想えば凄いの一言。
でも脚本となる話の軸が単純というより中身がなかったのが残念。大切なアイテムを取りに任されたアスタ達なのにそんなにのんびりでいいの？って突っ込んだり諸々。
それでも歴代魔法帝のゲスト声優さんの一人一人の声色は魅力的で素晴らしかった。関俊彦さん優しいキャラからボスキャラまで、納得の演技に感動しました。

元々ファンなので、とても楽しく見られました。
テレビアニメが終わって、劇場版が発表されてから2年、ダメ押しの急遽3か月延期でしたが、それだけ待った甲斐がありました。
とにかく戦闘シーンが凄くて、見ていてずっと力が入ってしまって疲れたけど、これぞブラッククローバーという感じで良かったです。
ただ、少し詰め込み過ぎな部分もあったかも。
キャラクターが多いので短時間で詰め込むのは大変だっただろうなぁとは思うのですが、途中離脱のキャラがちょっと多すぎて残念でした（私の推しも途中離脱だったので。）

以下ネタバレです。
・内容的に今原作でやってる内容と被る感じがして仕方がなかった。
　（敵の目的とか）
・ヤミさんとユノが共闘するのがちょっと新鮮で良かったです。
・メレオレオナとプリンシアの戦いは、完全1対1だったけど、もう少し女性陣がそこにいても面白かったかなぁと思いました。
・ナハトにはびっくりした。

映画館の大画面で見て楽しい映画だと思いました。4DXでも見たかったなー

ブラクロ好き、バトルアニメ好き、ジャンプ好きには、王道な映画ですね。

中でも、ブラクロらしいのは「諦めないのが俺の魔法だ」に通ずる、まっすぐなセリフだと思います。初映画だから、言いたいこと全部詰めたって感じかなと。