はじまりのうたのレビュー・感想・評価
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U2のNYジャックゲリラLIVEみたい
ストリートライブのシーンがカッコイイ!思わず身体が動く!80年代U2のNYジャックゲリラLIVEみたいで絵面がどこかレトロな雰囲気。
バンド好きな人や、バンド組んだことがある人にはたまらないのでは。
80年代U2のNYジャックゲリラLIVE" Where the streets have no name " を彷彿とさせる。
始めの方と、中盤から最後にかけてのヒロインの表情が全然違う、笑顔が素敵。
あと、買い物前の娘ちゃんと
買い物後の娘ちゃん、これまた全然雰囲気違っていいね(^_-)-☆
ギター・ソロ、カッコ良かったよ!と、思わず頑張れ娘ちゃん!と応援したくなります。
悲しみに沈む友人が突然訪れてきたら、何も言わず抱きしめるスティーヴのような人に私はなりたい。
冒頭のグレタの歌のシーンからもうビビッときた。
いい!いいじゃないかこの歌!
その後のデイヴの録音シーンでさらに腰抜かす。 「なんだおい!!上手すぎだろ!」
それもそのはず、この人、あの人なんですよね。。。どっかで聞いた声だと思った。そりゃ上手いわ。
しかし、このことを知らない人間が歌声を聴いてハートを鷲掴みされる、というのは本物の証じゃないか。 「マルーン5」実力があるうえでの人気であること、おみそれしやした。。。
歌の歌詞で彼の心が自分にないことに気づくシーン。こことても繊細な表現。
グレタが、カラッとさっぱりした明るい女性でいい。ちゃんとしたスタジオで録音できないことに落ち込むこともなく、ダンの提案したNYの街中でおこなう野外ゲリラ録音の提案を目をキラキラさせて聞く。体裁や見た目やお金でなく、本当に大事にしたいこと自分の気持ちが求めるものに正直で忠実。バイオレットへの「いい女指南」もかっこいい!
そのバイオレットのギターソロ、しびれた!不安がる周囲を実力で黙らせた。いい!こうやって自分で道は切り開くもんなんだよな。
終盤のデイブのliveシーン。グレタの頬を伝う涙は単に感動してるんだと思ったら「最初は彼女のアレンジで歌いだしたものの、最後はポップス調のアレンジになった。ということに対する涙。」というレビューがあり、なるほどなと。確かに最後の繰り返しのフレーズのとこなんてもう我慢できずにマルーン5全開!だもんね。 失望の涙?それとも自分が否定したアレンジ版があまりに良かったので悔し涙? どれなんだろうなあ。
グレタはダンのこと好きになったんだろうな。
そのダンはなんで急に真面目になり、家庭に帰っていったのか?ちょっとここは唐突感あったな。渾身のアルバムができて満足したということかな?まるで燃え尽き症候群みたいだった。(笑
観終わった後、真っ先に思ったのが「出来上がったこのアルバム欲しい!!」
街の音とかきっといい感じでマッチしてるんだろうな。
誰かのレビューにあった 「全編通して純粋な音楽への想いが感じられる映画」まさにこれ!
最後1ドルでリリースしちゃうとこなんて象徴的(笑)
※早速サントラ入手しました! これから秋の街をこのアルバム聴きながら楽しみます。
咬みつけ!咬み殺して!キーラ・ナイトレイ
Keira Knightley
ルックスと「キーラ・ナイトレイ」がこれほどしっくりくる女優はほかにはいない。
まさに、狂った狂犬。
咬みつけ、キーラ。戦え、ナイトレイ。
原題「Begin Again」
このテイラー・スウィフトな原題とBegin Againなシチュエーションなんか全く縁のなさそうなキーラ。
しかし、これが実にいいのだ。
彼氏アダム・レヴィーンに新曲を聞かされ、表情がみるみるかわるなり、くそビンタ。今のレヴィーンにビンタできる女は確かにキーラしかいないんじゃないか、と思わせるほど、説得力がある。
俺もビンタもらいたい。
本作、音楽映画としての風貌ではあるが、実は音楽で成功するとか、路上でアルバムをつくるとか、そういう部分は結構描いてなかったり、適当だったりする。
つまり、体はファンタジー。
この辺を映画的に欠点とみることもあるかもしれないが、これはもう作り手が、意図的に、キーラのかわいいところ、かっこいいところ、咬みつくところしか興味がない、ぐらい、キーラ萌え。
そのスタンスなので、リアリティは全く必要なし。
もちろん、それなりにバランスも配慮し、ラファロの娘の参戦には、それなりにシンプルなガールズポップで楽しませり、最近のレヴィーンの匂って来るような臭い歌声とアレンジを半分自虐的に笑いに結び付けたりと、なかなか楽しい。
特にイヤホン分配器での、互いのお気にいりのプレイリスト公開と互いの音楽談義とダンス、といささか中学生の青臭いドリームを照れも臆面もなくやってくれるところがいさぎよくって、鼻で笑うを通り越して、ほっこりする、っていう、中二病感も満載。
それだけだったら、中学生なのだが、ラストの、キーラの、ラファロを、まさに噛み切り殺しそうなあのまなざしと、エピローグの分配器。
最高である。
さらに、ラストのキーラのチャリンコ。
泣くな、キーラ。その涙を咬み殺せ。咬み殺した微笑みがまた美しい。
追記
ここまでヒロインにヤラレてしまったのはホント久しぶり。ラストのチャリンコ姿や、エピローグの内容からして、これ、続編イケんじゃねえか?
お願いですので、イってください。
追記2
「音楽」映画は今年もたくさんあるけど、これと「きみが生きた証」は導入部から表向き非常によく似ている。ある意味、どちらも雰囲気映画ではあるのだが、あちらは「音楽」映画ではない、というのが決定的に違う。
キーラの笑顔が観たくって。
キーラとの出会いは、「ベッカムに恋して」。まっすぐにサッカーとベッカムを愛する女の子を、底抜けの明るさで爽快に演じていました。そのキラキラとした輝きときたら! その後、「パイレーツ・オブ…」シリーズが大当たりして大活躍!!…したものの。何だか薄幸な役どころが続き、最近では、華奢な身体がポキンと折れやしないかと気掛かりになるほどでした。
そして、本作。予告で生き生きと歌う姿に惹かれ、劇場に足を運びました。それなのに、冒頭の彼女はどんより・ボロボロ。あれ、またしても…⁈と心配に。けれども、音楽の力は絶大です。輝く者と輝かせる者を結びつけ、街の喧騒までも巻き込んで、ぐんぐんとエネルギーが吹き込まれていきます。
屋外で奏でられる音楽が、なぜこんなにも、彼らと観る者の心を浮き立たせ、躍らせ、奮いたたせるのが…。それは、掛け値なしの解放感であり、しがらみから解き放たれ、時に迷いながらも、地に足をつけて少しずつ自分らしさを取り戻していく、彼らの姿に重なるからかもしれません。
そして、物語を引っ張るのは、キーラ演じるシンガー、グレタとマーク・ラファロ演じる落ち目プロデューサーの微妙な関係。音楽パートナーとしての関係を深め、さらには恋にも…⁈というさじ加減が絶妙です。下世話な視点で言えば、今回のキーラも、ハッピーエンドではないのかもしれません。けれども、 夜のニューヨークを自転車で駆ける、ラストの彼女の笑顔は、久しぶりにキラキラとしていました!
そして、ふと感じたこと。良き映画の良き友は、しばしばぽっちゃりと太っている…。「50/50」の主人公を支える親友と同様、グレタを気に留め、背中を押してくれる愛すべきストリートミュージシャンの存在が効いています。演じるは、「イントゥ・ザ・ウッズ」でも歌い踊っているジェームズ・コーデン。「ワン・チャンス」のように主役を張るより、脇で光る俳優さんだなと見直しました。今後も楽しみです。
エンドロールの最後の最後まで、映画と音楽の楽しさが詰まった快作。春の雨の休日、明日からの活力になる素敵な映画に出逢えました。通勤途中、いつもの街を観る目が変わりそうです。
この映画を観てスプリッタを買った
イヤホンのスプリッタの、小道具としての使い方が好きだ。スプリッタは「分岐」させるためのものだが、一つの端末を2人で「共有」するために使うもの。スプリッタで音楽のプレイリストを共有する2人は、愛はあるけれどいつかは別れる。スプリッタが別れと想いの共有という相反する2つのメタファーに同時になっている。
ジョン・カーニーの映画は、いつもシンプルなのが良い。音楽を巡る政治的言説などは出てこないし、経済的な問題もあまり語られない。彼の映画で描かれるのは常に純粋な音楽への想いだ。音楽への原初的な衝動を常に大事にしている。今作ではそれを中年男性が体現するのが良い。いくつになってもそういう初期衝動のようなものを忘れないでいられたら、失敗してもやり直す力が湧いてくるのだろう。青臭いと思う人もいるだろうけど、青臭いから良いものもある。むしろ青臭いものをてらいなく語れることを羨ましいと思う。
波が小さいのはこの作品の良さか
ちょっと乗れない物語で熱演するビッグネーム
あー、いわゆる「無駄遣い」ってやつか、典型的な。
2013年製作で日本公開が2015年らしく、10周年を記念してのリバイバルとの事ですが、初見でした。
音楽映画の建て付けのハートフルドラマ。恋愛映画の流れから、自らの能力で自立して行く女性の姿と、酒に実現逃避する音楽プロデューサーの家族再生の物語を重ね書き。
でもですよ。コレがですね。ご都合主義が、やや鼻を突きます。コミック的に、話が上手く行き過ぎます。白けてしまうギリギリの所でバランスが取れてると言えば取れてるんですが。でも、なんか乗り切れないw
キーラ・ナイトレイの美貌の魅力は言うに及ばず。シュタインフェルドって、当時17歳前後のはずなんですが、見えねー!
楽曲そのものが良かったのと、レンアイ成就で落とさず、何物からも自立する姿で決着した点が良かったです。
何れにしても、2015年当時、この豪華な顔ぶれで、この物語ってのは、期待値以下と言うしかなく。
明日から、アバウト・タイムが再上映とのことなので、そっちに期待しつつ退散でーす。
盛り上がらなかった。
全く。
当時、こんな作品のニーズって有りましたっけ?音楽ビジネスのスキャンダルとか....
これを撮る事になったキッカケが謎だし、ナイトレイを主役にした、アイドル映画と言われても致し方なしかも、です。
ON THE ROAD
公開当時はまったく知らず、しかし評判よさそうなので今回リバイバルで鑑賞。
冒頭シーンからの巻き戻りでダンの話になり、テンポ悪いなぁなんて思ってましたが…
弾き語りのリフレインにアレンジが加わる演出は見事!
最初はあまり良いと感じてなかったので、景色が変わると共にダンの有能さがしっかり伝わってきた。
しかしそこから再びグレタ視点で巻き戻るとは…笑
順番逆の方が分かり易いし、流れもスムーズだった気はする。
中盤のレコーディングパートは素直に楽しい。
メンバー集めとか場所の確保とかスムーズ過ぎたが、定番の警官から逃げるシーンもあるし。
グレタとバイオレットの絡みはもう少し見たかったし、娘は活かしきれてない印象。
スティーヴもただ便利ないいヤツで終わって勿体ない。
浮気相手と結婚しようとして逃げられた奥さんが、なんで立場が上になってるのかはよく分からん。
ダンは序盤がクズ過ぎたので、もう少し抑えるかコメディ色を強くした方が入り込みやすかった。
最後デイヴとよりを戻さなかったことと契約を蹴ったのは好み。
でもグレタさん、まだ家なき子のままですよね。
そういう作品じゃないんだろうけど、最後にもうひと盛り上がりほしかったかな。
曲を聴いただけで察して、躊躇いなく全力ビンタするグレタ凄い。笑
音楽のおかげで、なんてことない景色が輝く真珠にみえる
普通の面白さ
BS松竹東急、録画にて。
やけに評価が良いので観てみました。星5つ付けてる方が多いので、その方々にはぶっ刺さる何かがあるのだと思いますが、自分にはそれはわかりませんでした。
でも、普通に楽しめました。
浮気するパートナーが大っ嫌いなのですが、最後にチープなラブストーリーにしてしまうのではないかとドキドキしながら観てました。ホッ。
そして、ダンとも男女関係を超えた信頼関係で終わったところにほっとしました。
そういうところで言うと、スティーブも最高でしたね。
これはいいですね
日本のアニメ「ブルージャイアント」を見たときに、「この映画はもっと音の良いオーディオシステムで見なきゃいけない」と思ったんだ。だから映画鑑賞用のヘッドホンとヘッドホンアンプを新調しておいた。この映画を見て、その価値が出たね。この映画もあの映画と同じくストーリーなんてあってないような。ほわっとしたエピソードの積み重ねみたいな感じだけど、音楽がとてもうまく効いてて・・というか、ほぼ主役になっていて。とてもいい味のいい感じの映画に仕上がっていた。みんな好きなシーンは色々あると思うけど、
・・ネタバレ注意・・
僕は娘がギターで入ってきたあのシーンが一番好きだな。彼女はセクシーだし、エレキギターのカッコよさが滲み出てるシーンだった。
そしてやっぱり思うんですよ。フィルムの味が生きているって。映画フィルムで撮らなきゃね。
神経質にならずに楽しめばいい
すごくハッピーな映画だった
うさんくさい終わってるプロデューサーと失恋女のラブストーリーかと思いきや全然違う、大人の青春だった
出来すぎっちゃ出来すぎだけど、映画だからこれでいいし、観ていて気分がいい、リアルじゃなくてもいい
一つのアルバム作りがみんなのはじまりのうたになってた
作り手みんなが楽しそうで青春だった
神経質にならないで、ただただ楽しむ姿が素敵
ダンが酔っ払ってアレンジが自然と見えちゃうはじまりのシーン
グレタがデイブが誰のために歌ったかわかってしまってビンタするシーン
屋上での録音のシーン
グレタとダンがイヤホンをして踊りだす、街が2人だけの世界になるシーン
が好き
グレタのダンやバイオレット、デイブの背中を押して自分も前に進む姿がかっこよすぎた
スティーブのグレタが部屋に招き入れた時のオドオドっぷりが可愛かった、砂糖を入れなくても美味しくなあれって願ってて、いい人なのが伝わってきた
「ただ音楽が楽しい」という原点の再発見。ニューヨークの街かどでの演奏。実際に演奏、歌っているキーラ・ナイトレイがいい。
レコード会社を解雇された伝説のプロデューサーと、公私ともパートナーだった相手と別れ家を出てきたシンガーソングライターが出会い、ミュージシャンを集めて、ニューヨークの街かどでの演奏をアルバムにしようと動き出す。
余計なしがらみから逃れ、純粋に音楽と向き合いなおす二人。
「ただ音楽が楽しい」という原点。
実際にニューヨークの街での演奏、撮影、ノイズが躍動感があっていい。
また、微妙な二人の距離感もドキドキさせられる。
何といっても、実際に演奏、歌っているキーラ・ナイトレイが素晴らしい。
特に、ラストのスッキリした笑顔が輝いている。
25-075
音楽が個々を繋いでいく
男前のチャーミングな女とキュートなアル中おやじが一緒に闘う物語
楽しかった!
素晴らしかった!
キーラ・ナイトレイ(グレタ)、チャーミングだった! しかも、オトコマエ。
マーク・ラファロ(ダン)、キュートだった!(ピーター・フォークに似てた)
つまりは、
男前のチャーミングな女と
キュートなアル中おやじが
一緒に闘う物語、と要約してもいい。
さらに、
ヘイリー・スタインフェルド(バイオレット)、プリティ!
ジェームズ・コーデン(スティーヴ)、ナイスガイ!
シーロー・グリーン(トラブルガム)、クール!
アダム・レヴィーン(デイヴ)、ダメっぷりがよかった(笑)
冒頭シーンに集約する、「はじまる」までの2つの物語。
繰り返される冒頭シーンが、その都度意味を加え、深まり、高まっていく。
そして、一度終わったかに見えた未来が、「はじまる」
Begin Again。
再び始めよ、さらば与えられん。
全体のストーリーは、ある意味王道。
外連味なく、信ずる道をまっしぐら。それが気持ちいい。
そして音楽がいい。
とくに、キーラ・ナイトレイの声が魅力的。
ちなみに、
「タクシードライバー」と「カサブランカ」を観たことがあると、さらに楽しめる。
調和NY 街の美しさと音楽
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