はじまりのうたのレビュー・感想・評価
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ヘイリー・スタインフェルドのギターソロ
マルーン5は全然知らなかったけど、興味が出てきた。裏声をも織り交ぜ自由なメロディを熱傷するライブは見事。キーラ・ナイトレイも頑張ってたけど、さすがにギターは本人の音じゃないのがわかる。それでも圧巻はビルの屋上でのライブ録音で、ダン(マーク・ラファロ)の娘であるバイオレット(ヘイリー・スタインフェルド)のギターソロ。粗削りだけどインパクト大であり、ちょっとしびれた。
ゲリラライブでそのまま録音するという荒業を試みたダンとグレタ。もちろんバックバンドが素晴らしいため、リミックス無しの音源でも楽しめると思う。遊んでる子供にコーラスをやらせたり、警官に追われたり、屋上では向かいのビルのおっさんに怒鳴られたりする。『ゲットバック』も思い出されるけど、階下にはそれほど響かないんだよな~そして、スティーヴ役のジェームズ・コーデンも音楽的に存在感がありました。
ベーシストで音楽プロデューサーといえば、日本で有名なのは亀田誠治。やっぱり音楽的才能も優れてないと、いいミュージシャンは育たないし売れないもの。ゲリラライブや配信で格安の音楽を届けてくれるセミプロの存在は嬉しいと思った。
印象に残るのはイヤホンスプリッタ。こんな便利なモノがあるんですね。個人的には『タイヨウのうた』(2006)でYUIが歌った「Good-bye days」の歌詞に「片方のイヤフォンを君に渡す」ってのがあって、そんなスプリッタを欲しいとは思わなかったんだけど・・・まぁ、ともかく、ビギン・アゲインの意味ってのが、ダンとミリアム(キャサリン・キーナー)に最もよく当てはまるってことで。
あー、もっと早く観ればよかった!
何故これを早く観なかったのか、、そんな気にさえさせられた作品。感覚的には、トム・クルーズ主演の大好きな作品、ジェリー・マグワイア(邦題ザ・エージェント)によく似ている。しかも作品内でも「ジェリーマグワイアじゃないんだから」なんていう台詞も出てくるくらいなので、ジャンルがスポーツと音楽業界と異なるけど、何かしらインスパイアされているのではと思う。
それと、キーラナイトレイのナチュラルな可愛さと透き通る歌声にとても驚き、癒された。個人的にはキーラナイトレイの作品では一番好きかも。
また何よりこの作品の見どころは、ニューヨークの街角の至るところでアルバムの収録をするシーン。ドキュメンタリータッチのカメラワークで、まるでその収録現場に居るような感覚も味わえる。ワクワク感、ドキドキ感、キーラの歌声とバンド、街の全てが音楽になる瞬間。ここが本当に素晴らしい。
もう一つ、大共感したのが、音楽を聴きながら街に居ると「陳腐でつまらない景色が、美しく輝く真珠になる」というダンの台詞。誰でも感じたことがあると思うけど、私はいつも同じことを思っていたので。なんだろ、日常の何気ない景色が色鮮やかになっていく、まるでミュージックビデオのようになるのが、音楽の力って凄いなって思っていたので。めちゃ共感して大きく頷いてました。
何度も観たくなる。そんな作品の一つになったことは間違いないです。
地味に素敵
いきなり飛び込み自殺の歌かよと疑心暗鬼、ダンもどん底だったから身に染みたのか奇妙な巡り合わせがおとぎ話のようなサクセス・ストーリーに花開く。
キーラ・ナイトレイさんは音楽では素人だし目つきがきついのでダンが持ち上げるほど素敵には思えなかったがオープニングの歌のリピートでバイオリンやピアノ、チェロが入ったアレンジを聴くと別物のようになり驚いた、ダンの音楽プロデューサーとしての才能を端的に表す名演出シーン、NYの街角でのライブ録音も良いアイデア、単にアルバムをリリースするのではなくネットで流すラストのひねりも今風、業界への痛烈なインパクトでしたね。
冒頭の飲酒運転や恋人の裏切りなどあったものの登場人物は基本、善人揃い、グレタを家に泊めるスティーブだが一線を越えなかったのはひょっとしてゲイだったのか・・、こんな男女の親友関係があっても不思議ではないが妙に気をまわすのはB級映画の見過ぎかもと恥ずかしい。
心を病んだ暗い映画かと思わせて気恥ずかしくなるようなベタなハッピーエンド、久々に気の晴れる映画を観ました。
イヤホンスプリッターのエピソードも素敵、ウォークマンが流行った頃はこんなカップルも多かったでしょう、音楽がつくと普段の街並みの風景が一変する効果は同感でした。
プレイリストを知られるのは恥ずかしいと言っていたがグレタのお気に入りに「カサブランカ」のテーマ曲「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」が入っていました、オールドファンには痺れる小ネタでしたね。
悲しみに沈む友人が突然訪れてきたら、何も言わず抱きしめるスティーヴのような人に私はなりたい。
冒頭のグレタの歌のシーンからもうビビッときた。 いい! いいじゃないかこの歌!
その後の恋人のデイヴの録音シーンでさらに腰抜かす。 「なんだおい!!上手すぎだろ!」それもそのはず、この人、あの人なんですよね。。。どっかで聞いた声だと思った。そりゃ上手いわ。
しかし、そのことに気づいていない人間が歌声を聴いてハートを鷲掴みされる、というのは本物の証じゃないか。 「マルーン5」実力があるうえでの人気であること、おみそれしやした。。。
歌の歌詞で彼の心が自分にないことに気づくシーン。こことても繊細な表現。
グレタが、カラッとさっぱりした明るい女性でいい。ちゃんとしたスタジオで録音できないことに落ち込むこともなく、ダンの提案したNYの街中でおこなう野外ゲリラ録音の提案を目をキラキラさせて聞く。体裁や見た目やお金でなく、本当に大事にしたいこと自分の気持ちが求めるものに正直で忠実。バイオレットへの「いい女指南」もかっこいい!
そのバイオレットのギターソロ、しびれた!不安がる周囲を実力で黙らせた。いい!こうやって自分で道は切り開くもんなんだよな。
終盤のデイブのliveシーン。グレタの頬を伝う涙は単に感動してるんだと思ったら「最初は彼女のアレンジで歌いだしたものの、最後はポップス調のアレンジになった。ということに対する涙。」というレビューがあり、なるほどなと。確かに最後の繰り返しのフレーズのとこなんてもう我慢できずにマルーン5全開!だもんね。 失望の涙?それとも自分が否定したアレンジ版があまりに良かったので悔し涙? どれなんだろうなあ。
グレタはダンのこと好きになったんだろうな。
そのダンはなんで急に真面目になり、家庭に帰っていったのか?ちょっとここは唐突感あったな。渾身のアルバムができて満足したということかな?まるで燃え尽き症候群みたいだった。(笑
観終わった後、真っ先に思ったのが「出来上がったこのアルバム欲しい!!」
街の音とかきっといい感じでマッチしてるんだろうな。
誰かのレビューにあった 「全編通して純粋な音楽への想いが感じられる映画」まさにこれ!
最後1ドルでリリースしちゃうとこなんて象徴的(笑)
※早速サントラ入手しました! これから秋の街をこのアルバム聴きながら楽しみます。
夢を仲間とチームで形つくる
ライブハウスで出会った男女が音楽への情熱を爆発させ、
共に音楽をつくっていく物語です
どんどんと仲間が広がり、絆を深めていく、
何を取り組むにしても形にしていくにしても誰とやるかが大事なんだなぁー!!
事業や経営を学んでいるから、その大事が分かる作品でした♪
音楽を楽しむ姿は素晴らしい
(原作未読、ネタバレなしレビュー)
アルバム制作中の生活費や活動コストはどこから出ているのか描写がもう少しあればよかったなと思う反面、陳腐な恋愛ストーリーではなかった終わり方は満足でした。
作中 音楽を楽しむ姿はなんとも素敵でした。山あり谷ありの人生を楽しもうという姿勢は素晴らしいものです。
そして主人公は性格や才能面で音楽でバカ売れしなくても良い、お金が欲しいのではなく、素晴らしい歌をみんなに届けたいというプロデューサーとしてあるべき姿がよく描けていて面白かったです。
音楽がハマった映画はやはり名作
アダムレヴィーンに歌わせたらダメだよね。
さすが本物の歌手の唄はスゴイ。
アダム演じるデイブの曲は、
アレンジによって「偽物」に変わるが大ヒット。
グレタがギター1本で歌う「本物」は誰の胸にも響かない。
いや、一人だけ響いた。それがダン。
しかし、ダンには頭の中でアレンジが出来上がっていたため。
さて、「本物」ってなんでしょう。
めんどくさいので答え言っちゃうと
何を誰に伝えたいか。ですよね。
この映画の主題は「まず、このいい曲を聴いてほしい」
というのが最も評価すべきところ。
いろんなエピソードも、まず曲を聞かせ、
その後それを説明するシーンを見せる。
だからテンポがいい。
曲が主役の映画。
曲の聴かせ方(アレンジ)の手法はいろいろある。
それも全部聴かせる。
「でも、ちゃんと伝わるだろ?感情は」って言われてる感じ。
ギターへたっぴなバイオレットから溢れるエモーション。
本物のアレンジで歌うデイブの本物の歌唱力。
音楽映画は音楽が主役。
歌がくれた幸せ
作られたのは9年前?
まだ当時は映画鑑賞を趣味に出来るほど
色々と余裕がなくて、この作品は全然知りませんでした。
あの頃は、好きだった音楽にも興味を失い、
持っていた趣味を全て遠ざけて生きていました。
いまは、あの頃とは全然変わりました。
と言うか、変えました。
プロデューサーのダンの様な
ドラマティックな人生では全然ないけど
私も失意のどん底に居たけど、
でも這い上がって、好きな音楽に出会って
映画鑑賞に居場所を見つけ、生活に色を取り戻しました。
ダンとグレタの関係が素敵すぎ。
お互いの事を尊敬してて、でも、それを恋愛と見間違えたりしない。グレタの優しさでダンが家に戻れる事になった最後のシーンは、なんとも言えない感情になり、涙が止まらなかった。
どうしてもアルバムを作り上げようと必死になって
行き着いた先のラッパーが凄い説得力あった。
本当に恩人として、ダンを尊敬してて、信頼してて、
プール付き豪邸で豪遊してるけど、かっけ〜って思った。
デイブのライブでグレタは何を感じたんだろ。
自分が作った曲で
歓声や身振り手振りで感情表現をするファン達を見て、どう思った??
日常生活が歌によってキラキラ輝いてくんです。
生きていたくなるんです。
日々、色んな場面で助けられてます。
歌と映画が好きだから、きっと私
ミュージカル映画が好きなんだな〜
楽曲も良く元気をもらえる映画
少しチープな内容かも、と思って観始めたが、なんのなんのすっかり魅了されてしまった。
良い楽曲のオンパレードに、ニューヨークのおしゃれな街並みと日常、そして心暖まるストーリー。テンポも良い。運命の出会いでもあるオープニングシーンを、それぞれの視点から何度か描いたのも、すごく凝っていたと思う。
気付けば観ながら自分もステップを踏んでいたり、すっかりハッピーな気分に!
気分が沈んでいる時には、是非お勧めしたい作品だ。
ミュージカルではない、すばらしい音楽映画!
この映画のことを知らずに映画フリークを気取ってはいけない。この作品を知らなかったボクに友人が教えてくれたこと。
スタジオを借りる金がなければニューヨークの街で録音すれば良いとして、ガードマンや警察に追っかけられるとすぐ撤収!街の雑踏、そよぐ風の音、人々の声…そこで遊ぶ子どもたちもコーラスにしてしまうほど、すべてが音楽の一部になっていく。友人知人、家族、仲間たちが集まり、バラバラに存在するだけだった小さな音や力が集まり、デモテープどころか1枚のアルバムを作ってしまう奇跡。
主人公グレタを演じるキーラ・ナイトレイの歌声、クビになった音楽プロデューサー ダンの娘を演じるかわいらしいヘイリー・スタインフェルドのギター演奏、楽曲の良さも相まって、映画自体は4回も観て、演奏シーンはめちゃくちゃ好きで動画配信で何回も観ています。何回か観てたら何故かギター弾く娘の父親の気分になってきて泣けてきました。吹き替えだと「おいおいウソだろ?」なんだけど、実際は「オーマイゴッド!」って言っています。日本語にない言葉を和訳しているので、やっぱり本来の言語で見た方が雰囲気を壊さないかもしれません。
音楽ってホントに魔法
落ち目の人間がヤル気を出して輝きを取り戻すっていう自分としては好きなストーリー展開。音楽はすべて素晴らしいし、出てくる仲間たちも最高。特に好きなシーンは二人で一緒にイヤホンで音楽を掛けるところだな。あと、娘がギター弾くシーンは親の様な気持ちで観てしまいました。なんの予備知識も無く観たのでなんだか得した気分。
ハートフル!
優しさ一生懸命さキュートで夢と愛のある素敵な映画でした♪
彼の家から自転車を押して友達のところへ
何も言わないのに抱きしめてくれた友達、涙。
この友達がまたいー奴で可愛いったらない
音楽は映画は気持ちをこんなにも2時間弱で変えてくれる!やっぱり映画大好きだなぁって感謝しました
ちなみに私ごとですが…嫌な気持ちを忘れたくて評価を見て鑑賞した映画だったので最後まで奥さん役と元カレ役には目クジラたてて観ました
レビュー書き忘れてた〜!
好きで2回も観たのに、私としたことが…。
2回目の時はミュージシャン志望の男の子と観たんだよな。たくさん曲作って、プロモーションビデオも作って、歌の上手い女の子とコラボして、プロデュース業も始めて…。
すごくイケメンだったけど、少しずつ結果を出せつつあるけど、やっぱり音楽業界で成功するのは難しいんだなぁと思う。時々アーティスト志望の子に会うけど、すっごく難しいから辞めときなって言う…。あー、すみません、全然関係ない話でしたーw
キーラナイトレイの歌声も可愛くて、楽曲も素晴らしくて、サントラも買いました!
マルーン5のライブに行った時、STARS歌ってくれた時はめちゃくちゃ感動したなぁ。ジョンカーニー作品は曲が素晴らしいんだよなぁ。また聴こっかな!
ブレない主人公とブレる元彼
主人公のブレなさがカッコいい。
清楚な格好にチェンジするダンの娘がよかった。
思い込みで方向性がおかしな方は行ってしまうのを軸のある主人公が引き戻してくれた。
元彼も然り。
また見たくなる映画。
欲がない者は強者だ
#元気が出る映画
評判通り、GOOD映画!
見終わった後、スッキリ爽やかハッピー映画^_^
純粋に音楽を楽しむことが大切だと教えてくれる映画^_^ もちろんアーティストには商業的に売れないと意味ない、飯食えないっていう葛藤もあるし、その辺の考え方は様々あるよね。
いずれにせよ、仕事も恋愛も家族も人間関係も音楽も楽しむことがスタートなんだよな。
最後に欲が無い人は最強なんだよな。良い意味でしがらみもなく、自由で、ベストな判断ができる。これは良い気づきでした。
映画とは関係ないが、西郷隆盛は無欲であるため周囲からは手に負えないと言われていた。こういう人には私利私欲がないため敵わないと。
劇中、バンド仲間が一人づつ増えてところにワクワク感があった! 何もないところからスタートし、一級品ではない掘り出し物たちで演奏するを重ねていく、何か良いよね。色んなことに応用できそうなスキルよね。
最高!
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