「項羽と劉邦 鴻門の会」を配信している動画配信サービス(VOD)
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「項羽と劉邦 鴻門の会」の配信サービス一覧
| 配信サービス | 配信状況 | 料金 | |
|---|---|---|---|
| | レンタル | サイトにてご確認下さい | 今すぐ見る |
「項羽と劉邦 鴻門の会」の配信サービス詳細
おすすめポイント
配信本数業界最大級、見たい作品がきっと見つかる!
配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
初月
月額料金
プレミアムコース550円(税込)/プレミアム&見放題コース1,078円(税込)
ダウンロード可否
可能
※セル作品をダウンロードすることが可能
特典
(ポイント付与等)
毎月550ポイント発行/クーポン50枚付与
支払い方法
クレジットカード(VISA/MASTER/JCB/アメリカンエキスプレス/ディスカバー/ダイナースクラブ)、キャリア決済、Googleのアプリ内課金
全作品数
250,000本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介
解説・あらすじ
楚漢戦争の呼び名でも知られ、日本でも司馬遼太郎の小説や横山光輝の漫画などでも人気の項羽と劉邦の戦いを、ダニエル・ウー、リウ・イエ、チャン・チェンというアジア圏を代表するスター俳優をそろえて映画化した歴史大作。天下を統一し、漢の皇帝となった劉邦は病の床で若き日を回想していた。当時、最強の軍隊を率いて生ける伝説となっていた劉邦と韓信は、項羽の軍に入り、ともに秦王朝を滅ぼす戦いに身を投じた。しかし、秦の領地である関中を平定する際、項羽と劉邦の間に亀裂が入る。劉邦は項羽に対する釈明の場を鴻門に設けるが、項羽は劉邦を討とうと刺客を送り込んでいた。
レビュー
バラージさん
悲しい
知的
難しい
投稿日:2025-10-26
死期の近づいた晩年の劉邦による過去の回想と、野心を捨て去らぬ若き功将・韓信を粛清していく現在とを交互に描いていくルー・チュアン監督の文芸映画。どちらかというと現在に重点が置かれ、邦題と違って項羽の出番は多くなく、鴻門の会も(重要エピソードの1つではあるものの)物語の中心ではない。回想パートも時系列順ではなくいろんな時代に飛ぶため、この時代にくわしくないとちょっとわかりにくいかもしれない。そういう意味ではマニア向けだが、過去と現在を交互に描くことによって人々の有為転変する運命を浮き彫りにしていく構成が素晴らしい。
例えば、劉邦に寝返った項羽の伯父・項伯は現在では皇帝劉邦にひれ伏して拝謁しているが、鴻門の会の直前には劉邦のほうが項伯にペコペコして項羽への仲介を懇願している。しかし現在に戻るとやはり項伯は皇帝劉邦や皇后呂雉にひれ伏して拝謁していて……という切り返しが、時の流れといつの間にか変わってしまった両者の立ち位置を残酷なまでに描き出している。かつては劉邦とは君臣というより同志のような関係だった張良や蕭何も、現在では皇帝劉邦や皇后呂雉に韓信の赦免をひたすら懇願することしかできない。快活な英雄だった劉邦は年老いて猜疑心の虜となり、それを自覚しつつも脱することはできずに自ら苦しみ、貞淑な妻だった呂雉は歳を取って夫の愛を失ったことを悟り、権力欲に囚われている。そんな中で1人変わることを拒む韓信がそれゆえに粛清されていく。
シェイクスピア悲劇のごとく暗く陰鬱な群像心理劇だが非常に面白かった。劉邦役のリウ・イエ、韓信役のチャン・チェン、呂雉役のチン・ラン、項羽役のダニエル・ウーなどいずれも好演だが、劉邦に権力の魔力を囁き「秦は滅びぬ」と言い残して項羽に処刑されていく最後の秦王・子嬰などの脇役も強い印象を残す(なおドラマ『海上牧雲記』でホアン・シュエンに仕える侍女の役を演じていたホー・ドゥジュエンが出番は少ないながらも虞姫を可憐に演じている)。劉邦と呂雉を毛沢東と江青になぞらえて「裏切られた革命」を描いている感もあり、また「権力者によって書き記される歴史書」に対する不信が語られているのも印象的だった。細かいことを言えば史実と違う部分もあるんだが、映画としての質は非常に高く、やはりルー・チュアンは並みの監督ではない。
例えば、劉邦に寝返った項羽の伯父・項伯は現在では皇帝劉邦にひれ伏して拝謁しているが、鴻門の会の直前には劉邦のほうが項伯にペコペコして項羽への仲介を懇願している。しかし現在に戻るとやはり項伯は皇帝劉邦や皇后呂雉にひれ伏して拝謁していて……という切り返しが、時の流れといつの間にか変わってしまった両者の立ち位置を残酷なまでに描き出している。かつては劉邦とは君臣というより同志のような関係だった張良や蕭何も、現在では皇帝劉邦や皇后呂雉に韓信の赦免をひたすら懇願することしかできない。快活な英雄だった劉邦は年老いて猜疑心の虜となり、それを自覚しつつも脱することはできずに自ら苦しみ、貞淑な妻だった呂雉は歳を取って夫の愛を失ったことを悟り、権力欲に囚われている。そんな中で1人変わることを拒む韓信がそれゆえに粛清されていく。
シェイクスピア悲劇のごとく暗く陰鬱な群像心理劇だが非常に面白かった。劉邦役のリウ・イエ、韓信役のチャン・チェン、呂雉役のチン・ラン、項羽役のダニエル・ウーなどいずれも好演だが、劉邦に権力の魔力を囁き「秦は滅びぬ」と言い残して項羽に処刑されていく最後の秦王・子嬰などの脇役も強い印象を残す(なおドラマ『海上牧雲記』でホアン・シュエンに仕える侍女の役を演じていたホー・ドゥジュエンが出番は少ないながらも虞姫を可憐に演じている)。劉邦と呂雉を毛沢東と江青になぞらえて「裏切られた革命」を描いている感もあり、また「権力者によって書き記される歴史書」に対する不信が語られているのも印象的だった。細かいことを言えば史実と違う部分もあるんだが、映画としての質は非常に高く、やはりルー・チュアンは並みの監督ではない。
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