アバウト・タイム 愛おしい時間についてのレビュー・感想・評価
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1日を大切に生きたい。
主人公は自分の過去にタイムトラベルできりる遺伝子をもっているという突拍子もない設定でした。
失敗はいつでもすぐやり直しにいける!より良い過去を作れる、という前半は都合のいい話でしたが…
一瞬を大切に生きていく。ということを教わりました。
あえてご都合主義に
過去に戻る力を持つ男が、何度も過去へ行ってやり直したり、現在に戻ってみたりを繰り返し、幸せな人生を作っていくファンタジー。
タイムパラドックスを扱っているのでSFかと思いきや、その辺は設定がすごく適当だし、御都合主義で、突っ込みどころは満載なので、ファンタジーとして割り切ってみないと受け付けないだろう。
主人公の、生まれ育った家庭環境も、時間を行き来できる能力も、弁護士としての成功も、どれも恵まれ過ぎていて、多少家族のことで不幸や問題があろうとも、それくらいどうって事ないだろっと思ってしまうのだが、心に余裕を持ってみれば、ご都合主義の展開も楽しめるってもの。
さて、最終的に主人公は、タイムトラベルについて一つの境地に辿り着くのだが、それは、ある意味でタイムトラベルで過去を変えたり人生をやり直すことを頭から否定することでもある。
つまり、この作品は、SFとしてタイムパラドックスの設定をあえて雑に描き、最終的にはタイムトラベルによって描かれるファンタジー作品そのものを否定してしまっているのだ。
それがまさに「時間について」考察した監督の答えだ。そうやってタイムトラベルというSFファンタジーに対してシニカルな視点に立つことで、タイムトラベルによって成功を勝ち取ることよりも、家族と真剣に向き合うことや、交流や絆が大切であるという人間賛歌、人生賛歌を描いている……と解釈するのは、ポジティブに解釈し過ぎだろうか。
最後に、主人公の妻を演じるレイチェル・マクアダムスが可愛いことも特筆しておく。
Life is Beautiful
アバウト・タイム…”その時が来た”
気になっていたもののなかなか足を運ぶ強い欲望にまで至らず、でもあまりの評価の高さにとりあえず当作が引退作という巨匠監督の名作、大好きだった『ノッティングヒルの恋人』を前夜に再鑑賞。それ以外になんら当作の予習も予備知識も無し。
始まりから30分はいきなりの睡魔。でも何かどこかにきっと…と思って睡魔を乗り切る。後半から…おや????そしてエンディング付近になってこう来るかぁ!!と涙腺の破裂も間に合わない、それこそ野球のピッチャーで言えば150キロの速球ど真ん中で来ると思いきや、ゆるいでも鋭いチェンジアップで三振してしまったような感覚。動体視力が鋭い方々はおっつけてのすすり泣きがそこらここらで。
映画評論はわずか数行の言葉に落とし込む事がとても難しい、でもこの作品は特に。なぜならば言葉が見つからないような初めての新鮮な感動。
一言でまとめるならば『Life is Beautiful』。
明日の自分のため、自分の愛する人々のために 今日、いや今この時間を大切に生きよう。
人生の切り抜き方がいい
「ラブ・アクチュアリー」の監督、ビル・ナイ、レイチェル・マクアダムス出演と聞いて間違いなさそうだと思って観に行って来ました。
レイチェル・マクアダムスは恋愛映画の選び方が素敵だし、監督とビル・ナイの相思相愛さが素敵です。
恋愛映画となると、ヒロインが不治の病または事故死など嫌でも疑ってしまいますが、本作はそんな露骨な泣かせ方はしません。
恋愛映画でもあり、家族映画でもあるところに涙が出ました。
日本人でもクスクス笑えるシーンもいくつかあり、劇場内の雰囲気も良く、鑑賞後はとてもいい気持ちになりました。
孤独な人も恋人同士も夫婦も、何かしらの響くものがある映画じゃないかなと思いました。
ラブ・ストーリーかと思ったら、家族の物語だった。
『ある日どこかで』と共通する部分があって観に行ったら、大間違い。『ある日』は、絵画に描かれた女優に一目惚れして、その女性を探す為に過去へ飛ぶSFラブ・ストーリー。本作は、確かに好きになった人を探してタイムスリップするけど、微妙に違う。現在と過去を行ったり来たり出来るからだ。また、誤ってしまった行動と言動を正すのに、一々タイムスリップする。笑ってしまった。でも、こんな能力あったら良いなぁと思った。
それに、家族愛も描かれていた。リチャード・カーティス監督の描く家族は面白い。『ラブ・アクチュアリー』は最高だった。父と息子の図式が好みなのか。本作でも、それが感じさせられた。離れて暮らすオヤジの顔が見たくなったのはここだけの秘密。
イギリス映画らしく最後は心に染み入るストーリー
SFラブ・コメディかと思って観ましたが、いい意味で裏切られました。
地味ですが、面白い軽い話から、ストーリーが進むうちにだんだんと深くなっていき、引き込まれていく感覚が心地よかった。
最後はちょっと涙も。心が洗われました。
イギリス映画独特のまったりしたテンポが苦手な方には物足りないかも。
人生は毎日がタイムトラベル
所謂「タイムトラベル」モノ、というだけで、余り予備知識を入れずに鑑賞に臨みました。映画ファンの間で割と評判が良かったものですから。ならチェックしてみましょうかと。
で、ずっと観ながら、この軽妙さと交互に来る人生訓的な僅かながらの重さというか、ライトなコメディでありながら何処かペーソスさも持ち合わせているような、この作風がですね、どっかで観た覚えあるなあ、とずっと思っていて。鑑賞後に調べてみたら、なんとなんと!この映画のメガホン取ったリチャード・カーティスという監督さん、『ラブ・アクチュアリー』撮った人だったんですね!あと『ブリジット・ジョーンズの日記』『ノッティングヒルの恋人』『戦火の馬』の脚本も手掛けているという!全っ部、自分のフェイバリットですよ!いやマジかと。通りで!通りでこのデジャヴ感だった訳ですね(それで監督名を覚えてないのは何事かって話ですが)!
いやあ、なるほどね。この監督だから楽しめた!ということでもないんですけど、品質の保証はされてた訳ですよ。本当素晴らしかったです。
まあ確かに「タイムトラベル」モノなんですよね。その観点で見ればSFなんでしょう。でもね、そこはそれほど重要なファクターではなくて。また『ラブ・アクチュアリー』や『ブリジット・ジョーンズの日記』の様なコメディラインで以ってそこまで激しく攻めてもいない。じゃあ、タイムトラベラーの主人公が真実の愛を手に入れるまでをドラマチックに描いた感動のラブファンタジー!かというと、それもまた少し違っていて。
伝えたいテーマってのが実に真っ直ぐなんですよ。「日常の何気ない生活を大切に、楽しく生きよう」って、まるで道徳の教科書に載っていそうな、健やかさや清らかさまで感じてしまうというか、本当に普遍的なんですよね。
人間というのは「生まれて、家族と過ごし、誰かと恋をして、愛し合って、結婚して、自分の家庭を持ち、暮らし、そして死んでいく」的な感じ。大まかに言えばですけど。
誰しも当たり前に生きているし、死んでいくんだよ、て、至極真っ当なお話で。純粋な人生賛歌になっていて。
冒頭で自分、予備知識入れずに鑑賞に臨んだ、て言いましたけど、これからご覧になる方も、その鑑賞方法で観に行かれるのをオススメいたします。ちょっと感動しますよ。
恋したいひと、結婚したいひと、家庭がほしいひと、すでに家庭ありのひとも楽しめる
恋愛映画と思ってみたら、ただの恋愛映画ではない。
キュンキュンくる女子が好きそうなテーマではあるが、それだけでなく家族愛もテーマになる。
うしろにいた男性は寝てしまい映画終了後に彼女に怒られていた(笑)
男性には確かに退屈な要素もあるかも。
私は好きな映画でした。
なるほど。過去を変える話かと思いきや?
最期のセリフで気づかされました。今の自分は、未来から来て前向きに考えて生きろと思わせてるんだって!そうすれば、未来は、変えられるんだ。だから、今を大切に生きろと!
タイムトラベル能力ばかり気になってしかたなかったが、この話の肝はそういうことなんだろうなぁと!気持ち前向きになりました。
娘とのシーンは個人的にはなんだか涙腺緩みます。
残念ながら過去改変SFとしては残念な仕上がり
こんなジミな映画に一番デカいスクリーンをあてがうセンスに疑問を持たざるを得なかったわけですが、これが9割方埋まっていたことに驚きました。デートムービーとしてはウェルメイドですが過去改変SFとして期待していたこちらとしてはかなり肩透かしを食った感あり。英国流の下ネタとかは爆笑しましたけど。
どんな映画でもレベルを一ランク上げる名優ビル・ナイの燻し銀の演技とレイチェル・マクアダムスの透き通るような肌を鑑賞するには大スクリーンであることに越したことはありませんが、ここ(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)のスクリーン7の両翼8列くらいは座席撤去した方がいいと思います。あそこから鑑賞すると映像が歪んで全然ダメ。
見る前に心の準備を!
キラキラした素敵な映画なのに、私には響きませんでした。
リチャード監督の引退宣言作品。
好きな作品が多い監督なので観賞したのに、残念です。
ですがこの作品、見る時のコンディションによって、評価が大分変わります。
タイムトラベルとラブストーリーを組み合わせた物語が、新鮮味があって良いです。
躊躇なく超能力を連発し、『タイムパラドックスは大丈夫なのか?』との心配をよそに、つまづいては起き上がり、を繰り返して行きます。
テンポ良く進むので、退屈はしませんが、気を抜くと『ん?』となります。
人生の幸福とは何かという、恒久的な問題に、一つの答えを示し、思わず感涙してしまいます。
主演の3人もハマってました。
常連のビル・ナイは、流石の貫禄。
親の愛情は海より深いって、正にこの事かと。
レイチェル嬢は、愛らしさいっぱいで、胸がキュンキュンします。
ドーナル・グリーンソンは初めて知りましたけど、初めと終わりでは、別人かっていうぐらいに成長したナイスガイを演じていました。
いや〜たいしたものです。
これだけ良いところがあるのに普通って…
私がそうだったんですが、疲れている時に見ると、映画の良さが入ってきません。
テンポ良くやり直せる事に、抵抗感を感じてしまいます。
寓話に嫉妬しても仕方ないですが♪
今日はちょっといい事あった〜♪って、心に余裕がある状態で行くと、スッと染み込んで、絶っっ対にハッピーになれます。
ああ…もったいなかったなぁ。
失敗した観賞例として、参考になれば幸いです。
なんだか気分が高揚している人にオススメです。
雰囲気はいいです。
タイムトラベルの設定が曖昧。行く方法はわかるが、どうやって戻るなどを早めに伝えておくべさき。あと、父親ももっと大事なこと最初に説明しておくだろう、と思いつつ、やはり人に寄った話なので暖かい気持ちになる。自分もタイムトラベルできたら、ふつうの1日のふつうの幸せ、ふつうの奇蹟を味わいたいな。
家族愛が詰まった素敵な小品
能力の法則性が今ひとつ掴めない部分があったけど、家族愛がびっちり詰まった素敵な作品でした。
メアリーの笑顔、パパの愛、見ているだけで多幸感に包まれる本当に幸せな映画。
でも、ここまでこの作品が響くのはきっと子供がいるからかな。世のパパママにお勧めです。
しかし、彼らだけずるい…
ほっこりする映画♡
見ていてすごく幸せな映画で大好きになりました!
幸せをもらったし、前向きに今の時間を大切にしていこうって思えるような映画だった♡
久しぶりにこんなにほっこりして幸せになれる映画に会いました!
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