サッドティー

劇場公開日:

解説

「こっぴどい猫」「終わってる」の今泉力哉監督による長編映画。二股を解消したい映画監督とその2人の彼女、喫茶店のアルバイトの女の子とマスター、恋人へのプレゼントを買いに行ったお店の店員に一目ぼれしてしまう男、元アイドルを10年間思い続けているファンと、そんなファンの存在を知り会いにいこうと決意する結婚間近の元アイドルなど、さまざまな恋愛模様を通して「ちゃんと好き」とはどいうことかを考察していく。映画専門学校「ENBUゼミナール」による劇場公開映画製作ワークショップ「CINEMA PROJECT」の第2弾作品として製作された。2013年・第26回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門出品。

2013年製作/120分/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
劇場公開日:2014年5月31日

その他の公開日:2013年10月31日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)2013 ENBUゼミナール

映画レビュー

3.5はまる人はとことんはまる今泉ワールドの決定版

2020年2月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

人生や人間関係はぐるぐると巡る。全ては数珠のようにつながっていき、誰かの誰かは私の大切な誰かだったりもする。そんな日常の取るに足らない偶然や奇跡を、決して特別なものとは思わせない半径2m、リビング7畳分くらいの守備範囲で描き出すのが今泉ワールドの魅力だ。本作でもワークショップで発掘したと思しき、初めて見るような、しかしここでしか見ることのできない特別な存在感を持った俳優たちが次々顔を出す。そして数珠つなぎに世界は繋がっていく。

「こっぴどい猫」とも似た構造も受けるが、実質的にはこちらはもっとささやかで、むしろ撮影以外の編集やデザインを掛け合わせることによって得難いアウトプットの形が出来上がっているように思える。普通の監督なら90分ほどで描きそうなストーリーをあえて2時間でみっちりやるところも特徴的。そのプラス30分こそが、役者と役者の間で拡張されたマジックアワーのような気がしてならない。

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牛津厚信

4.0人を好きになること、人に好かれること

2023年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

幸せ

ラストシーンが印象的だった。
好きな人に「好きだ」と純粋に告白することの美しさ。
本当は別に好きな人がいると、嘘偽りなく伝える正直さ。
今泉監督の作品を見ると、普段何気なく目にする知らない人同士の会話が、この監督の作品のシーンに見えてしまうことがある。それがとても不思議で、とても心地いい。
『アンダーカレント』もそうだったが、人へのやさしさ、愛に溢れる作品が多くて、とても観終わった後にやさしい気持ちになれた。

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kenken

 「好きって何 ? 」 と問いかけてくる。もちろん(?) 映画の中で答えは明示されないヨ。【再鑑賞】どんな映画もそうだが2度目は面白さ倍増。

2023年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

難しい

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マサヒロ

3.5タイトルなし

2021年1月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

退屈になりがちではあるが
最後の最後には
見てよかったと思わせるパワーがある

ハッピーエンドでもバットエンドでもない
リアルさの表現なのか

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ぽんぬ
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