夢と狂気の王国
劇場公開日 2013年11月16日
解説
「エンディングノート」で数々の映画賞を受賞した砂田麻美監督が、スタジオジブリの内幕に迫ったドキュメンタリー。「風立ちぬ」を最後に長編映画の製作から引退を表明した宮崎駿監督、宮崎監督の盟友でともに切磋琢磨してきた高畑勲監督、2人の巨匠の間で奔走する鈴木敏夫プロデューサーというスタジオジブリの核となる3人を中心に、数十年におよぶ長い時間の中で、いかにして夢を生み出してきたのか、3人の抱える愛憎や創作現場としてのスタジオジブリの実態を描き出した。「ニコニコ動画」を運営する株式会社ドワンゴの会長で、2011年からスタジオジブリでプロデューサー見習いとしても働く川上量生が初プロデュースを務めた。
2013年製作/118分/G/日本
配給:東宝
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2020年9月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ジブリという日本で1番有名でファンの多いアニメスタジオの理想と現実の最後の瞬間を収めた映画。
宮崎駿を中心に、あくまでスタジオジブリを主人公にある期間を切り取った作品。
二時間の作品としてはこれでよしか、しかしもっとあるはずだ、という気持ちも。
システムを作り、その役割を終え、終わる。
そこにはたくさんの夢と屍が積まれている。
それをうっすらと感じる、そんな作品でした。
2019年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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2012年秋〜2013年夏、『風立ちぬ』製作中のスタジオジブリに密着したドキュメンタリー。
出演は…
『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』の、天才・宮崎駿。
『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』の、賢人・高畑勲。
『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの監督で『風立ちぬ』の声優でもある、日本を代表するアニメ監督・庵野秀明。
『風立ちぬ』制作時の宮崎駿の様子がわかる、ジブリファンには嬉しい一作。
制作スタッフの方が言っていた「自分のささやかなものを守りたい人はあの人と働かない方が良い」という言葉が印象的。
ただ、120分の上映時間は長い。途中で飽きちゃった。
制作の修羅場の風景がもっと見たかったし、何より高畑勲の扱いが微妙。あれだけしか触れないのなら、いっそのこと『かぐや姫の物語』には一切触れなくても良かったのでは。
『風立ちぬ』も『かぐや姫』もしっかりと触れてくれるのであれば、120分の上映時間でも良かったのだが。
各部門の主要人物についてもちゃんと説明して欲しかった(作監とか色彩とか)。庵野さん以外のボイスキャストのアフレコとかも気になるし。
気になったのは制作の現場に女性が多いなー、ということ。
アニメの現場って全体的にあんな感じなのかな?
ジブリが特に女性を積極的に採用しているのかな?
宮崎駿と庵野秀明の師弟関係は観ていてほっこりする。
お互いすごく信頼し合っている感じが伝わる。
主人公の声が庵野さんに決まった時の宮さんのダブルピースのインパクトがヤバい🤣
宮さんの「僕はオタクじゃありません!」発言からの、宮崎&庵野による飛行機持ってブーンの切り替えは笑った。
こういったドキュメンタリーはたまにNHKが制作、放送しているが、正直そっちの方が面白いなぁという感想。
もっとジブリの狂気的な部分が観たかったなぁ。
宮崎駿さんはワガママ、ワガママでなくては映画は作れない。
ということを受けとりました。
どうして人が映画作ってるの見てるだけで、ここまでワクワクするのでしょう。面白いです、夢中になってみれます。
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