原作は知らないし、ドラマも見ていなかったけど、乃木坂46が好きなので、見てみました。
前のところがまったくわからないので、ついていけるか不安だったけど、なんとかついていけた。
舞台が広島で、学校ではなく不良のチーム同士の抗争、というのが特徴的だけど、結局、不良まんがの王道パターンなので、見ていない前のところも、なんとなく想像がついた。
でも、この映画、アイドル映画だからこれでいいのかもしれないけど、みんな演技下手。
学芸会レベルで、子供の学芸会見に行ったお父さんの気分でした。
出演者の男子の方は、ジャニーズなんだろうけど、まったく知らず、かっこいいのか、かわいいのか、イケメンなのか、全然わからなかったので、女子ばかり見ていました。
女子の方は、乃木坂46のメンバーに加えて、AKB48(元?)の板野友美さんや、トリンドル玲奈さんも出演していて、メンバー的には面白かった。
残念だったのは、キャラが立っていないというか、みんな同じ感じだったところ。
いつのまにか役が変わっていても、それほど違和感ないような雰囲気だった。
とにかくなんでもいいし、どんな役でもいいから、とにかく全員出演させるみたいな感じで、これも学芸会方式。
乃木坂46の元センター生駒さんが可愛いかったけど、かなり演技下手だった。(そこが逆に、こなれてなくていいのかもしれないけど・・・?)
そこそこ演技うまいかもしれないと思ったのは、橋本さんと白石さん。
橋本さんは主人公の恋人の役(かなりステレオタイプの役)で出ていたけど、白石さんはいてもいなくてもいいような存在感の薄い役だった。
できれば橋本さんや白石さんの個性を生かしたような演技を見たかった。
松村さんが、バリバリの大阪弁をしゃべって、お好み焼きをがっついて食べるというワンシーンだけ出ていたけど、ああいう感じにするのもいいかもしれない。
能條さんや高山さん(ビースト・ガールズで出ていた。)に、もっとハジけた演技をさせるとか、何か工夫してほしかった。
これからのアイドル映画は、現在のAKB方式というか、なんでもいいからとにかくいっぱい出す、全員出す、好きな人だけ見て応援してくださいという、学芸会方式になっていくのかもしれない。
でも、出演させるだけではなく、一人一人の役をアレンジして、もう少し個性というか、特徴を出すような演出があってもいいような気がしました。