猿の惑星:新世紀(ライジング)のレビュー・感想・評価
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シーザーに始まりシーザーに終わる
濃密ですね。濃密な130分間。画面の隅々までに行き亘るスペクタクル感。「ああ、大作を観ているな」という確かな満足を与えてくれます。
前作でインテリジェンスを獲得した猿達の幸せな営みと、ウィルス(猿インフルエンザ)に依り絶滅一歩手前に追い詰められている人類という構図。「決して交わってはいけない両種族が互いのテリトリーに触れたことで起こってしまう更なる悲劇の開幕!」が本作の位置づけです。
猿と人の全面戦争に突入する前段階とでも言いましょうか、遅かれ早かれ起こってしまったことだったんだろうな、というね。
きっかけは些細なことで、互いを意識しだすと疑念が湧き出し、勝手な憶測と妄想が膨らみ、やがて相手を敵認定してしまう。そういった両者の細かい心理描写や一触即発な状態が見事に描かれています。原因についてもっと具体的なことを言えば、まあ人間が猿に今迄酷いことをやってきたからその報いがこんなカタチで起こってしまったんだよね、みたいなことです。
『猿の惑星:創世記』から続くこの物語の主人公は、人間ではなく猿です。シーザーという名の猿が主人公です。
彼の決断と行動が今後の猿の惑星、ひいては『猿の惑星』第一作へと繋がって行くんだろうな、という予感を感じつつ物語は幕を閉じます。
圧倒的スケールで描かれる類人猿の夜明け。いや~堪能しました。
一作目に引き続き上出来。
迂闊にも涙が…!
No monkey no life
お猿さんがうまくできてる
猿にしておくのは勿体無い
ハリウッド映画のいいところは、
こういうエンターテイメントに、
時事の社会問題を盛り込むのが巧なことだ。
元祖猿惑の主人公で元NRAの会長には、
是非見てもらいたい映画だ(笑)
ヒューマンドラマならぬ、
サルドラマ(失礼)の描き込み方が凄かった。
だから実際には有り得ない話なのに、
リアリティを持たせることに成功している。
本当にサルの表情や感情の描写が巧みで、
生身の俳優の演技を凌駕しているくらいだ。
ストーリー展開も無理がなくて説得力がある。
とにかくシーザーが凄い。勿体無い(苦笑)
ところで邦題の「新世紀ライジング」だが、
一作目の原題こそが「ライズ」だし、
まだ世代交代もしてないので違和感が強い。
グローバル化が進んだとはいえ、
同一人種同士だけで仲良く住んでる人たちには、
リアリティーを感じ難い映画かも知れない。
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