猿の惑星:新世紀(ライジング)のレビュー・感想・評価
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ヒューマンとエイプの心の繋がり
先行ロードショーで鑑賞しました。
昨今の映像だけが売りの作品と違い、主人公のシーザーとマルコムの心の動きまでしっかり描かれていて、胸が熱くなり、人間とは?と考えさせられる内容でした。
主人公のエイプであるシーザーを人間と置き換えて考えると、身につまされる内容だと思います。単なる娯楽作品では無い現在の世界情勢や価値観ついても考えさせられる作品だと思いました。
もう一度、
前作、創世記はもちろんですが、それよりもオリジナルを観てからのほうが感慨深い作品になるなと思いました。
私は中学生に観てから、一度も見直してないので、作品自体はいたってごく普通の面白さでした。
また惰性的に続編を観てしまうのかな?そんな感じです。
シーザーにエール!!
世紀末ものによくあるベタな展開ばかりで予定調和に見えた。
いまいち衝撃度が薄くて胸が躍らない。
人間サイドが地味すぎる。
対してエイプ達、とりわけ主役のシーザーは存在感全開でかなりの男前。
苦悩を繰り返し、諦めにも似た決意に辿り着く表情、奥深い眼差しに見入る。
人間とは対立の道しか無いのか。
その、やるせなが押し寄せるエンディング。
彼らに希望は無いの?
はぁ。
それぞれの想い、それぞれの正義。人間の本質に迫る話題作。
【賛否両論チェック】
賛:人間の愛・醜さ・あるべき姿などを、〝猿”という外部の視点を通して赤裸々に描く。最終決戦のシーンも迫力大。
否:ある程度終わり方は分かってしまっているので、どうしても予定調和になってしまいがち。前作の知識も、あった方が楽しめる。
前作の知識はあった方がイイですが、10年後の世界が舞台なので、最悪なくても大丈夫かと。物語では、ただただ自分の大切な誰かを守るために奮闘する姿や、大事な所で相手を信じられずに裏切ってしまう様子などが、人間と猿、双方のシーンで描かれます。逆にいえば、それだけ猿も進化しているということなんですが、そうした外部の視点から人間を描くことによって、〝人間”という存在の素晴らしい部分と、逆に醜い部分が見事に浮き彫りにされていきます。
雰囲気は結構重厚で、殺害シーンなんかもありますので、小さいお子様なんかには少し不向きかも知れません。自分を見失いそうになってしまった時に、深く考えさせてくれるオススメの1本です。
サル語には字幕が付いて、サル語初心者でも安心
なぜ地球は猿の惑星化したのか?
気になる部分を物語にした2作目。
前作では猿ウイルスが蔓延するところで終わってましたね。
そこから10年後を描いています。
ウホッウホッ、ウキー、サル語なので字幕付き。
全編猿語かなと思いましたが、人類もまだ生き残っていました。
このシリーズは人類にしてはいやーなお話だし
やるせなさ感みたいのが漂っているのですが
この続きもやっぱり気になっちゃいますね。
安定感抜群でした。
有名シリーズ作だけあって、作りがしっかりしていて、間延びせずに鑑賞できた。
ただ、新鮮さという点では停滞しているなと感じた。
シーザーの心理描写が繊細に描かれていて、
そういった技術は見どころの一つであると思う。
シーザーに始まりシーザーに終わる
濃密ですね。濃密な130分間。画面の隅々までに行き亘るスペクタクル感。「ああ、大作を観ているな」という確かな満足を与えてくれます。
前作でインテリジェンスを獲得した猿達の幸せな営みと、ウィルス(猿インフルエンザ)に依り絶滅一歩手前に追い詰められている人類という構図。「決して交わってはいけない両種族が互いのテリトリーに触れたことで起こってしまう更なる悲劇の開幕!」が本作の位置づけです。
猿と人の全面戦争に突入する前段階とでも言いましょうか、遅かれ早かれ起こってしまったことだったんだろうな、というね。
きっかけは些細なことで、互いを意識しだすと疑念が湧き出し、勝手な憶測と妄想が膨らみ、やがて相手を敵認定してしまう。そういった両者の細かい心理描写や一触即発な状態が見事に描かれています。原因についてもっと具体的なことを言えば、まあ人間が猿に今迄酷いことをやってきたからその報いがこんなカタチで起こってしまったんだよね、みたいなことです。
『猿の惑星:創世記』から続くこの物語の主人公は、人間ではなく猿です。シーザーという名の猿が主人公です。
彼の決断と行動が今後の猿の惑星、ひいては『猿の惑星』第一作へと繋がって行くんだろうな、という予感を感じつつ物語は幕を閉じます。
圧倒的スケールで描かれる類人猿の夜明け。いや~堪能しました。
一作目に引き続き上出来。
絶滅に瀕した人類に代わりサルが地球を支配しだしたが、サルも人類同様の進化と破滅に向かうような…。お話がすごく良く出来ていると思います。ほとんどアダムとイブの地球創造のお話になっちゃってるし。
人間とサルとの共存を望む奴もいれば、どちらかが支配権を持たなければと考えるやつもいる。平和で静かに暮らしていたサルたちの中にも、裏切りと欲望が芽生えて統制に乱れが出てくるし。
旧作の自由の女神のショックシーンが、いつかはサルも同様の道筋をたどるんだろうな…と考えてしまう作品でした。
迂闊にも涙が…!
前作はジェームズ・フランコ目当てで観たけど、やっぱりオリジナル作品のラストに衝撃を受けている世代としては、今作も見逃すわけにはいかず…。
結論としては
人間は醜い!
猿も醜い!
けれど理解しようとする心さえあれば…!!
この世は誰にとっても何にとっても修行の場。どう行動するか、何を選択するか、善悪なんて個体次第なのでしょう。
続き、あるかな〜?
No monkey no life
やっと待ってた続編。俺はこれを見るために毎日毎日生きてきた。気づけばはや4年、動物園の猿山で鍛え、アマゾンにいって直に触れ合い、この世に猿に一番近い人間は俺だというくらいに成長した。俺は、、、俺は今猿になってシーザーを支えてやるぜ!待ってろみんなー!
お猿さんがうまくできてる
1960年代の特殊メイクからするとこの作品の猿の出来栄えはイケてる。
ストーリー・シナリオはどこにでもある内容。
コンテの構成などによる新鮮さはなく、
初代猿の惑星を超えることはできていない。
トレーラーを見るだけで十分。
よほどのお猿好きなら見る価値はあるかも
猿にしておくのは勿体無い
ハリウッド映画のいいところは、
こういうエンターテイメントに、
時事の社会問題を盛り込むのが巧なことだ。
元祖猿惑の主人公で元NRAの会長には、
是非見てもらいたい映画だ(笑)
ヒューマンドラマならぬ、
サルドラマ(失礼)の描き込み方が凄かった。
だから実際には有り得ない話なのに、
リアリティを持たせることに成功している。
本当にサルの表情や感情の描写が巧みで、
生身の俳優の演技を凌駕しているくらいだ。
ストーリー展開も無理がなくて説得力がある。
とにかくシーザーが凄い。勿体無い(苦笑)
ところで邦題の「新世紀ライジング」だが、
一作目の原題こそが「ライズ」だし、
まだ世代交代もしてないので違和感が強い。
グローバル化が進んだとはいえ、
同一人種同士だけで仲良く住んでる人たちには、
リアリティーを感じ難い映画かも知れない。
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