ウルフ・オブ・ウォールストリートのレビュー・感想・評価
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前半で挫折した人は、中盤の船上FBI対決からがおもしろいかも
3時間、長い!と思った前半。
主人公がとんとん拍子に成り上がっていく様子が映画の前半半分を使って描かれている。
大金を稼ぎ、酒、ドラッグ、女に溺れ、天下を取った気分がよくわかる。
前半部分は正直途中で観るのをやめようかと何度も思ってしまうほどの乱交シーンまみれ。
でもちょうど映画の折り返しにFBIと直接接触するところからガラリと変わる。おもしろくなるのがここからだ。
レモンでひっくり返ったシーンは笑ってしまう。
すべてにとことんまでやってくれるので、楽しいかもしれませんよ。
とくに男性経営者の方々におすすめの映画です。謙虚に生きていくことの大切さを実感します。
途中、かなり過激な場面や、いわゆる、ふりきってぶっ飛んだシーンが多数出てきます。
平家物語の冒頭に出てくる「盛者必衰の理をあらわす」とは、こういうことかな、と感じるくらいの落差を表現した実話の映画です。
夢と希望をもってニューヨークの証券取引所に飛び込んだジョーダン(レオナルドディカプリオ)が、いろいろな経験をする中で、人を欺き、欺かれ、そして、成り上がり、様々な経験をしながら、さらに裏切られ、裏切り、最後は1人になるというストーリーです。
どんな状況下でも、需要と供給の関係から、お金を生み出していく様は、学びがあります。
人間はお金を持たせたときに本性が現れるといいますが、こんなにも人は脆いのか、と思うくらい、人の欲望を描いています。
「謙虚にして驕らず」
「実れば実るほど頭を垂れる稲穂かな」
この名言が身に染みる学び多き映画です。
特に、男性経営者の方や、起業して豊かになった男性の方々は、一度は見ておくべき映画かもしれません。
金、女、愛、仲間 最高で最悪な男の話
(原作未読、ネタバレなしレビュー)
昔からこの作品は気になっており、primeの見放題に追加されたので鑑賞しました。
女と金に溺れた男の話です。
結婚生活にはお金も必要だけど愛も必要。お金は手に入りすぎると人を変えてしまい生活を崩してしまいます。しかし、生きていくのにお金は必須です。沢山あればあるほどいいのにありすぎるといけない。何とも厄介なんですかね笑
この作品は様々な見方でメッセージを受け取れます。やはり一番大きいのはお金に関してでしょう。「お金持ち」年収1000万円から年収数十億円とレベルは違えど誰もが憧れるものです。そんな憧れになれる力があっても少しでもズルをすれば転落人生。一度やってしまうとストップが効かなくなるんですね。この作品では経営だけでなく薬を使って表現しています。
とは言ってもノンフィクションで実話のほうでも薬は使っていたのでメッセージとして受け取るのに違和感を感じるかもしれませんが、脚本家がここまで強く表しているということは少しでも伝えたいものがあるのでしょう。
他にもこの3時間には良いことも悪いことも沢山学ぶべきところがあります。経営をしたいと思っている人だけでなく、今後活躍したい人、社会に出る人沢山の方に見ていただきたい作品です。
人に何と言われようが。95点
こういう人生、憧れるような軽蔑するような。いややっぱ一度は経験してみたい。
僕のような慎ましく生きる善良な人間にはただ眩しく映る。
人に何と言われようが、自分にだけは、欲望にだけは嘘をつかないベルフォートが好き。見てる分には。
これは相当面白い
題名と監督からシリアスなビジネス映画だと思ったら、かなりハチャメチャな高級ドタバタコメディ風社会派作品でした。
オーバーヒート気味のスピーディーな展開、デュカ選手の過剰な演技、そしてゴテゴテのてんこ盛りシーンを空中分解ギリギリで高級感溢れる映像にまとめた演出手腕、映画監督ってとういうことができるんですね。感心
「新自由主義のアメリカ」
製造業やサービス業を失ったのはゲームチェンジしたアメリカの現実。
「新自由主義」のアメリカはもうかったが、失敗すると思った。理由は簡単だ。一部の上層が富むゲームは国家の運営では失敗する。
労働者は救われなくて家族は貧困になる。国家は国民を豊かにする義務がある。しかし富裕層へ富をばらまいた。国家が壊れるのは当然だ。
国家は再配分する、つまり国策の結果に対する富を税金としてのカタチにして、それを再分配する。それが国家だ。税金を嫌う某国の民はフリーへ逃げる。それでいい。国を持たない民がどうなるか華僑とおなじに考えればいい。
「金と一族だけだ」・・民主主義国家の自由も義務も、プライドもない。
だからこの映画をすきじゃない。
人間としてクズだから。それを罰する法が機能しないと国家が壊れる。民主主義と資本主義はポジションがちがう。
映画は面白い。クズだけど映画は面白いんだ。単純に貨幣資本主義の欲望のままだから。
その意味でもこの映画の意味はおおいきい。
ビジネスはものすごく単純化すれば仕入れを0まで下げて売値を最大化することになる。典型的にサギがそれを実現している。違法だから捕まるが死ぬわけじゃない。
そういうことだ。
最後にいえるのは、ひとは自分の人生を自分で選択できる。
その先が地獄であれ幸福であれ。
面白い!
アップダウンが激しくて
こんなに欲望のままに
人生の時間をつかってる人が
いるんだと思うと自分ももっと
限られた時間を楽しみたいなと思った。
下品なところもいっぱいあったけど
そこは一旦目をつぶって
仕事の向き合い方とか仕事仲間との
絡みとか、日本の企業とは
全く違って、足して2で割ったくらいの
ところで働いてみたいなと思った。
とにかく見ていて楽しかった!!
ペンを売れる人間か、そうでないか 頭脳が猛獣であるか否かなのです
ものすごい作品です
好きか?と問われると、そうではありません
人に勧めるか?というと、それもないでしょう
だけども、傑作なのは間違いないのです
やはり星5つつけるしかないのです
実話です
ほぼ原作どおり
和訳もでています
「ウォール街狂乱日記 - 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生 」がそれです
しかしそこはスコセッシ監督
コメディ風味にかつかなり毒のある風刺になる撮り方をしています
3時間も有りますが全く苦痛ではありません
もの凄い腕前、実力だと感嘆します
同じ原作を他の誰が撮って本作のような高いレベルで映画として完結できるでしょうか?
しかも最後の締めくくり方の見事さ!
FBI捜査官デナムは、中盤でベルフォートとの豪華クルーザーの甲板での面会の際に予言されたことを思い出しています
ベルフォートから暗に買収されそれを一蹴した時の予言です
地下鉄でみじめな女房の待つ家に帰れ
彼は薄汚れた地下鉄の中で一日の労働で疲れ果てた顔の貧乏人達を眺めています
新聞の一面を飾る全米が知る大手柄をたてても、たぶん3日間同じ汗臭いスーツを着ている彼は多少は出世しても、これからも同じ貧乏人のままなのです
そして周りを見渡したあと、今になってあの時話に乗っていたら、もし株屋になっていたらと考え込んだような微妙な表情を、監督は彼にさせるのです
そう言えば買収話を蹴る前彼は一瞬ベルフォートの背後に立つ同僚をみていたのです
見事な演出でした
そして刑務所シーンを挟んでそれにつづく対比のシーンが秀逸です!
出所後の彼は世界を飛び回って投資セミナーを開いています
ニュージーランドはオークランドの豪華ホテルの会場のようですから、会費は数万円以上は取っているものでしょう
アホ面をしたカモが何十人もネギをしょって座っています
それをラストシーンにしています
それは私達観客のすがたです
狼に喰われるウサギの姿です
ジャングルは猛獣だらけ
冒頭に言っていたではありませんか
ところで、有名なペンを売らせるシーン
序盤とラストに登場します
ペンを売れる人間か、そうでないか
頭脳が猛獣であるか否かなのです
同様のシーンが、実は日本映画にも有ります
1994年公開の「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」です
寅さんが満男に鉛筆を売ってみなという有名シーンです
もちろんこのあと寅さんが見事な売り口上を披露するのです
寅さんファンならよくご存知のはず
本作は2013年の公開です
原作は2007年出版、和訳は2008年出版
だから寅さんの方が原作よりも13年も先です
スコセッシなら寅さんまで観ている可能性もなきにしもあらずですが、原作にしても関係ないでしょう
ペンを売るなんてのは、ドラッガーのエスキモーに冷蔵庫を売るのと同じくらい昔から有名なタームなのですから
でも寅さんは猛獣ではありません
それが日本人なのです
スカッとしたい時におすすめの映画。証券市場で稼いで、稼いで、稼ぎま...
スカッとしたい時におすすめの映画。証券市場で稼いで、稼いで、稼ぎまくった男の実話。ウォール街で、のし上がり、酒、ドラッグ、女、欲望の赴くままに散財の限りを尽くしまくる。言葉で魅了し人を惹きつけるディカプリオのエネルギッシュな演技も素晴らしい。楽しそうだ、こんな会社で働きたい。
ちょっと長かった印象
レオナルド・ディカプリオ演じる証券マンが本当に好き放題やってしまう実話をもとに作られた作品。
ブラックマンデーによる就職先の倒産で、
一旦は無職になるが、そこから「ウォール街のウルフ」にいかに成り上がったか、そしてその後の顛末を描いている。
正直好き勝手やりすぎ、幼稚園じゃねぇぞと胸くそ悪さを感じましたが、どうなるか気になってしまい最後まで観てしまいました。
ディカプリオの怪演凄すぎ
レオ様はこういうイカれた役が本当に似合いますね。
ラリって演説して、なんて演技はこの人より凄い人いるかな。
そんな風に思いました。
映画自体は長尺ですが、さすがです。
飽きずにしっかりと最後まで観れました。
あと、マーゴットロビーさんのファンの方は必見です。
まぁ、ファンの方なら観てらっしゃると思いますが、もしご存知ないなら今すぐ観ましょう!
欲望に忠実に生きる男が増えて欲しい
【お金は人を狂わすかもしれないけど
稼ぐ能力がある男はカッコ良い!!】
お金を稼ぐという心意気を学べる映画!
作中は、SEXにドラッグに刺激が強いものとなっているけど、欲望に忠実に生きていくのは素晴らしいと思う。
欲とお金は比例してる。
お金を生み出せるひと、まわりを惹きつける人は、強引で自信家でエネルギッシュで欲望の塊みたいな存在感のあるこういう人だと思う。
FBIがジョーダンを逮捕した後電車にのって、そこで見る一般人の疲れきったような、負け組に見える自分や周りの人達。
最後にジョーダンがセミナーで「このペンを俺に売りつけてみろ」と言われても、なんの捻りもないことを言う人ばかりで、それをポカーンと見る人ばかりで、とてもお金を生み出せそうな発想をする人はいない。
若い男の人たちには是非観てもらいたい!!私はこういう男が大好き!
金儲けというドラッグ
ジョーダン・ベルフォートは最初に入社したL.F.ロスチャイルドで、ぶっとんだ上司から痛烈な洗礼を受ける。
「存在しないただの数字を右から左に動かす」
そこにあたかも付加価値があるかのように思わせ、顧客が得た金は現金化する前に投資させる。
右から左へ動かす金もない小市民にとっては、ロスチャイルドだろうがベルフォートだろうが同じようなペテン師に思える。
しかし彼らを軽蔑しつつ、どこかでべルフォートの圧倒的なパワーとモチベーションに惹かれるのも事実。稼いだ金は女とドラッグとパーティーにつぎ込むという、やってることは学生のソレなのだが、こんなパワフルなトップが率いる会社にいたら、さぞ楽しいだろうなとさえ思えてしまう。
彼の操縦する船に乗り、どこまで行くかを見てみたい。
それが泡沫の夢でも、人生一度はこんな経験してみたい。
延々と見せられる饗宴には、そんな魔力が秘められている。
179分は長いが、この長さがないと、彼らと同じような陶酔感を疑似体験することは得られなかったのかもしれない。圧倒的なテンションで突き進むジョナ・ヒルらの演技は、悪ノリと狂気のはざまにある。その閾値はなんだろう。
巧みな話術で人をその気にさせ、金を転がしていく行為は麻薬に似ているんだろう。
一度その快感にはまったら抜け出せない。
ラスト、講演会に現れた無数の子羊たちは、ベルフォートの前に並べられた生贄のようだった。
営業の誇り
あまり期待せずに観たがすごく面白く熱くなれた。ディカプリオの演技も失礼ながら個人的には初めてスゴイ!と思った。評判通り偉大な役者だ!
小さな会社でも営業トークを駆使して業績を上げ、独立した時も「俺についてこい」的な姿はシビレました!
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