鑑定士と顔のない依頼人のレビュー・感想・評価
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途中で
かわいそう。としか言えない!
すごくおしゃれな映画です。
インテリ風な小洒落た神経質なオジ様!
全てを仕事?絵(女性の絵)! ?に捧げた人生をクレアに方向転換。
途中まではいいのですが、最後のオチ!
えー!!!って感じです。
終わり方が雑かな。やっつけ仕事って感じです!
かける言葉もない。というのは、コレです・・・。
おしゃれな映画なので星は4つ☆
観れば観るほど深い作品で観れば観るほど色々な見落としの発見あり。何度観ても面白いです。
"いかなる偽物の中にも、必ず本物はある"という言葉はとてもポジティブで気の利いた一言だと思う。
なんとも後味の悪い
前にみてたなと思い…
途中までというか、ラスト前まではとても面白いと思った。
正直、なんとなく先が読める感じはあったがそれでもとても引き込まれていった。
多分最後は女が裏切るんだろう…くらいは予想はしていた。が、しかし、それをもっても気持ちが重く、なんとも言えない思いが残った。
高校生の娘とみたが、娘は怒り心頭だった。介護の勉強をしてるからだろうか、「ここまでする!?」とブツクサ言っていた。
色々思うことはあったが、男のほうが執念深いのかなと思った。
あの主人公の相棒もきっと何十年も恨みにおもい、あそこまで手の込んだ方法で主人公に復讐して…あー、人間の執念とはなんと恐ろしいものなのかと思った。
とにかく、あのラストがもう、ね…別にハッピーエンドじゃなくていい、でも、あれをハッピーエンドと受けとる人もいるだろうし、でもやっぱりあそこまで後味悪くなるように狙ったなら、それはそれで凄いなと思った。
みなさんの反応とだいたい似てる
作品のお話の作りは、星4-5上げれるぐらい自分は惹き込まれました。
ただ、最後の胸糞悪さが異常でした。話としてはいいけどやはりあのような流れが私は好きじゃないので...
観る分にはすごくオススメしたい一本でした。
真実は。
ラスト以外は..
人生に必要なのは女の鑑定力
老境に至るまで女性とは付き合ったことがないという美術品鑑定人のもとに、10代半ばから家の外へ出たことがないという女性から、亡き両親の残した美術品や家具の鑑定と目録作成の依頼がくる。
業界の超大物を自他ともに認識する鑑定人に対して、この依頼人はなかなか直接会おうとはしない。この失礼に対して、鑑定人は何度も呆れたり憤慨したりしながら、結局はこの依頼を受けるのである。それは、鑑定を依頼された遺産に興味があったのではなく、その依頼人に興味を惹かれたからである。
なぜその依頼人に興味を惹かれたのかと言えば、簡単には会おうとはしないその態度と、外界との接触を断っているという珍しい障害が表面的な理由である。
しかし、重要なのは、その依頼人が若い女性であることだろう。
依頼人を騙して、覗き見ることに成功した彼女の姿は、病気とは思えないほど現代的で美しい。確かに顔色は青白く、化粧もほとんどしていないように見えるが、人との接触を10年以上も断っているにしては「まとも」。それどころか、とても魅力的である。
まともな判断力があればこの時点で、彼女の言っていることと、自分が目にしている状況の不自然さに気付くはずなのだが、この童貞のおじいちゃんにはそれが分からなかった。
仕方がない。これまで女を見定めることをしてこなかったのだから。
そして、まんまと騙されたと分かったあとは呆けてしまって、車いす生活である。
この話、むしろ騙されてからが語るべき部分だと思うのだが、映画はこの部分をエピローグ的にしか取り扱わない。せっかく「男」になったのにである。
鑑定人が事務所のスタッフに、結婚生活について尋ねていたときの回答が印象的。「自分が結婚した女が、最高の出物(the best offer)なのかどうか自問が続く」と。
アイロニーを帯びたたとえ話であるが、このスタッフはまだ幸せな結婚生活を送っている。
私に言わせれば、「結婚した相手が最高の出物ではなかったを知ったときから」人生が始まるのである。
評価は高いが、私は合わなかった
最初に書くが、この作品は私には合わなかった。ラストシーンはどんでん返しへの驚きというより、胸糞展開すぎて驚いた。
序盤はミステリーらしく、姿を見せない依頼人に興味を惹かれてとても面白いと思いながら見ていた。しかし、割と早いうちに依頼人クレアは現れて、ミステリーというよりラブロマンス展開になったので、ミステリーのつもりで見ていた身としては期待していたものと違った。
最後に種明かしがされるが、裏切られるんだろうなと薄々感づいているので、それほどの驚きはなく、本物のクレアの説明を聞いてもそうかーとなっただけだった。
堅物な老人と若く美人な女性の組み合わせに違和感があったことや、周囲の執拗な「金が目的ではない」発言、「贋作の中にも真実はある」というこの作品のテーマらしきセリフから、不穏な気配は察知していた。でも最後のヴァージルの描き方が、作品中のヴァージルの悪いところと天秤にかけたとしてもお釣りが返ってくるくらい酷いので、ヴァージルに感情移入していた私は不快に感じた。
映画の大半を費やしてヴァージルの心の成長を描いて、鑑賞者の気持ちをヴァージルに寄せていき、最後のシーンでヴァージルと共に呆然とする。最後のシーンのために全てが仕組まれていたのは、ビリーとヴァージルの関係だけではなく、監督と鑑賞者の関係にも重なるだろう。
だがヴァージルと違うのは、私はクレアに好印象は持てなかったし、溺れることもできなかったので、最後の不快な面が印象に残ってしまったんだと思う。もう見たくはない
ただ、ラストシーンはハッピーエンドだと思う
美術品の贋作は見抜けても
贋作の愛は見抜けませんでした。ってか?
やかましいわ!!!
と終わった後にツッコミが入りました。
主犯格はビリー、仲間が「クレア」、管理人、ロバートの4人組?
伏線は多少あったにしろ、オチが唐突すぎてどこまでが詐欺集団(仮称)だったのか、という疑問が消えません。ロバートの彼女?たちは本当にただロバートに遊ばれていただけだったのかしら…?
ビリーが犯行に及んだ理由は自身の絵を認められなかった恨みからってところからなんだろうけど、「クレア」とロバートはどこからなんの理由で協力してたんだろう。
ロバートの身軽さから元々組まれた詐欺集団ってことは考えにくいし。
オールドマンが若者に襲われ、「クレア」が屋敷から出て来たシーン。前置きにあった会話から考えれば少し無理があるように思えたが、あそこから「クレア」の愛が本物であったかどうかを判断するのは鑑賞者に任せるということなんだろうか?正直あそこで「クレア」が出てこようと出て来まいとなにも話の筋には影響がないように思える。
鑑定士として生涯をかけて相当な地位と名誉、そして美しい美術品を築き、集めて来た男が、顔のない依頼人(クレアのみを指す意ではない)によって少しずつ少しずつ気づかないうちに“今”を奪われ行くようだった。
見終わってすぐは「???」という感じだったが、雰囲気がとてもよかった。個人的には鬱々となる胸糞エンドも悪くないかな
贋作のなかにも本物はある。
贋作のなかにも本物はある。この映画にとってこのセリフはとても重要な言葉である。たとえ偽物だったとしてもその中には本物がある…ネタバレになるので文章だけではわかりづらいが、映画を観ればすぐに理解するだろう。
なんとなく展開は読めていたが、それでも見入ってしまった。偏屈なジジイが気になってしまう。
映画が終わっても後日談を想像してしまうことほど虚しいものはないが、その後のじいちゃんが気になって仕方がない。
以下は少しネタバレ
たとえ偽物だったとしても、じいちゃんのその気持ちは紛れも無い事実だったであろう。愛したことも、愛されたことも、嬉しいという気持ちも、悲しいという気持ちも…まさしく、贋作のなかにも本物はある、だった。
じいちゃんは元気にしてるのかな
そう思わせてくれる映画でした。
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