いとしきエブリデイ

劇場公開日:

いとしきエブリデイ

解説

「ひかりのまち」「イン・ディス・ワールド」のマイケル・ウィンターボトム監督が、父親不在のある家族の5年間をつづり、家族の愛や時間の尊さを描き出していく。ステファニー、ロバート、ショーン、カトリーナの兄妹は毎日学校に通い、母カレンは子どもたちを送り出した後、昼はスーパーで働き、夜はパブでも仕事をしている。他の家庭と違うのは父親が刑務所にいて、家にいないこと。会えるのはわずかな面会時間だけだったが、それでも季節はめぐり、父親がいない時間が過ぎる中で子どもたちは成長していく。劇中の幼い兄妹には実の4兄妹を起用し、撮影スタート時にそれぞれ8歳、6歳、4歳、3歳だった兄妹が成長していく過程を、実際に5年間の歳月をかけて撮影した。母カレンと父イアンを演じるのは、「ひかりのまち」のシャーリー・ヘンダーソンとジョン・シム。

2012年製作/90分/G/イギリス
原題または英題:Everyday
配給:クレストインターナショナル
劇場公開日:2013年11月9日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0日々の積み重ね

2016年3月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

父がいなくても子は育つ?!それでも父が大好きな子供たち。一人で育てる母も大変。毎日を大切にしなければ。

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poco

4.0あたりまえの日々の中で

2015年2月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

服役中の父親イアンが不在の一家。
8歳を頭に四人の子供たち(ステファニー、ロバート、シェーン、カトリーナ)を抱え昼夜働き一家を支える母親カレン。
朝の着替えや歯磨き、朝食や通学の風景。
父親イアンとの面会。
家族の日常を5年間に渡って丁寧に追うカメラは、あたりまえの日常の中に、子供たちの成長や、子供たちの成長を側で見守ることの出来ないイアンの焦燥感、仕事と子育てで張り詰めたカレンの心を映し出す。
子供たちは数ヶ月、一年で見違えるほど身長も伸びるし、丸みを帯びた顔は少しづつ少年少女へと変化する年頃。
うえの男の子ロバートは服役中の父親に対し、複雑な思いが芽生え始めている。
父親の出所は家族の幸せを約束するものではないかもしれない。
でも、今この瞬間は家族が一緒に居る。
そのかけがえのない時間をマイケル・ナイマンの音楽が優しく包んでいる。

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arakazu

3.5「いとしき」毎日なのです

2015年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

バカやって刑務所に入っている父と、それでも父大好きな4人の子供たち、そしてそれを支える奥さんの5年かけた家族再生のお話、なのかな。

本当の4兄弟を起用して実際に5年もかけて撮影した監督の思い入れがすごい。
なのに、何か特別なイベントを描くわけでも感動を押し付けるわけでもなく、淡々とドキュメンタリー的に切り取られた日々が映し出されていく。
そこが何ともイギリス映画らしいというか、行間をあえて描かないあっさりめなんだけど、なんとなくほっこり心温まる映画でした。

原題の「Everyday」に「いとしき」を足した邦題が良くできてるな~。

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るうく

4.0イギリス版そして父になる

2014年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

こどもの演技が素晴らしい点が『そして父になる』。だって、5年もかけて撮ってるんですよ。本当の家族のような自然な演技。
「そして父になる」よりも親子関係がより”リアル”に見えた。

ストーリーとしては、『そして父になる』は福山雅治の父親としての成長が(中心に)描かれているのに対して、こちらは成長ではなく〈家族の時間、家族の心境の変化〉が描かれている。
マイケルナイマンの音楽とイギリスの田舎の風景が素晴らしいので、これは大きな画面といい音響の環境の中で見ることをオススメ。

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伊藤と言えば潤二