世界にひとつのプレイブックのレビュー・感想・評価
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身につまされる・・・
日々忙しく過ぎる中で 切れてしまったり、落ち込んでしまったり 堪えてる様で実はギリギリだったり 心の病。 自分に置き換えて観てしまった。 ブラッドリー・クーパーはエイリアスのウィルのイメージがあって 売れっ子になった今もイケメン役はピンとこないので 今回位な設定がいい感じ、 ジェニファー・ローレンスにデニーロの上手さもあいまって よい感じのまとまりがありながら 程良い尺のはずなのに、以外に長く感じたのは テンポのせいなのか、そこ“が”残念!!
ハイテンション・ラブストーリー
心を病んだ二人の、ハイテンション・ラブストーリー。 本当に人の心はフクザツですね、面白かったです。わめき合う二人にキュンとして泣けちゃったりして、新感覚でした。 ティファニー、ドスの利いた女だと思ってたら、いじらしいじゃないですか。あの若さで場を"牛耳る"女優、ジェニファー・ローレンスは凄いです。 バットの親父さんを演じたロバート・デ・ニーロも、とても良かったです。いい事言ったそばからとんでもない提案しそうな、胡散臭さがプンプンしてました。 そもそも、あの親父さんが一番のダメダメなんじゃないでしょうか、家族はたいへんだね。 セラピーの先生とか、ティファニーの上品ぶったお姉さんとか、曲者ぞろいのキャラクター達。キャスティングもピッタリでした。
☆☆☆☆☆
期待させすぎじゃない??と思いつつ、期待以上によかった☆ 主人公のクレイジーさは私の中にもあると擬似体験できたのも、監督の実生活が反映されているリアルさからくるもの そして俳優人の演技力によるもの、すべてに脱帽!!
どこにでもいる変な人たちのリアルな映画
出て来る人たちがみんな変なのだけれど、よく考えてみればそんな人は自分も含めてどこにでもいる。 これはブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスを初めとして 、ロバート・デ・ニーロとジャッキー・ウィーヴァーなど、役者の演技がとてもうまいから、というか、上手いことを感じさせないくらいリアルだからだ。 厳しい現実に上手く対処できない「変な」人たちを温かい目で見つめるこの映画は、私を幸せな気持ちにしてくれた。
赤点だって誰かの百点満点
主人公のパット(ブラッドリー・クーバー)は「ハゲにカミさん寝取られてそれがショックで傷害起して精神病院8カ月喰らった躁鬱病」という設定。 退院しても完治した訳じゃないのでトラブルメーカーの如く常に周囲に火種を撒き散らす、という。 この映画、だからパットがいつキレるか、いつバカやらかすか、一旦そっち方向突き進んだら酷い結果が目に見えてるっつー緊張感が常に付きまとってて(そんでその前振りが出たら実際何かやらかすw)、絶妙な空気感ハンパないです。 ただ、その一触即発モードが全然シリアスに向かないというか、感覚のズレから生じる会話なんぞが何故か笑いに転じる妙味というか、寧ろパットがキレるのこっちが待っちゃってたりして。 そのさじ加減が本当上手いです。いや当の本人は相当苦しんでるんでしょうけどもw で山火事には爆弾投入よろしく、もう一人のトラブルメーカーが加わってから、この物語は本番を迎える訳ですね。 それが、パットとほぼ同じ境遇(でもないけど)のティファニー(ジェニファー・ローレンス)で、この彼女もなかなかにパンチが効いてて、こっちは夫に先立たれたショックで職場の人間全員と肉体関係結んで会社クビになってやっぱり精神が病んでるという。逆にティファニーの方が色々ヘビーでパットのキャラが霞むという事態にw この2人の化学反応がストーリーの推進力になる訳です。 仲が良いのかは分からないんだけど、何故かツルんで何故かシンパシー抱いて何故かダンスコンテスト出場に向けて(それぞれの思惑あれど)パートナーを組むという展開。 そのダンス特訓が絡んだ後半の過程も、やはり先述した様なトラブル頻出。平坦には進まない。自家発電で狂って自家発電で暴れる。 そんなこんなしての、「世間のはみ出し者2人」の苦悩と頑張りをこっちは知っているから、あのラストが本当に最高なんですよ。 滅茶苦茶泣ける。 報われたことへの感動。幸せなハッピーエンド。さわやかでささやかな閉幕に号泣しちゃいましてね私。 またひとつ、大好きな映画に出逢えました。 笑って泣けて、また笑顔。 満点だけが満点じゃない。赤点だって、きっと誰かの百点満点。 なんちゃって。
最後にほっこり、ロマンチック
大きなアクションがあるわけでも、たいしたインパクトがあるわけでもないけれど、傷ついた2人が徐々に立ち直って惹かれていく様子がすごく丁寧に演出されていると思った。自暴自棄になったり鬱になったりしながらも、ゆっくりと時間が流れていくうちに成長し、精神も安定していき、ラストは予想できる展開ではあるが、やっぱりロマンチックだし憎いセリフを吐いてくれるなーと思ってしまった。DVDになったらほしいと思う。また見たい。
日曜の夜はキツイ
躁鬱に関連した映画。
タメには、なるのかもしれないが・・・
前半、観ているこっちもストレスが溜まりそう。
最後は救われるが、明日から仕事と言うシチュエーションで観るべき映画ではなかった。
ある程度テンションを上げて鑑賞するのが望ましい映画かも。
途中で「アレ?」と思う伏線があり、最後、腑に落ちる構成だが、その「アレ?」が思い出せない・・・
2度は観たくないし・・・
「寝られる」としたのは、途中、観たくない気分になったから。
細やかに演出してあって、面白い
これ、とっても面白かったです。2回、立て続けに観てしまいました。ジェニファー・ローレンスは。ホント、うまいですね〜、こういう役。ちょっと不良で、切れ気味の女性。ブラッドリー・クーパーも、不安定な心情をうまく表現していいじゃない〜!!
ちょっと甘めの採点かな…
2月28日、渋谷TOHOシネマで鑑賞。 オスカーで主演女優賞に輝いたジェニファー・ローレンスの演技は本物。 現代米国の、そこに住む普通に病んでいる人の姿が対象への優しさを含んでうまく描かれている、と思う。 ちと最後がハッピーすぎるのが残念ではあるが、心を病む人に寄り添いたい、という気持ちが少しでもある、または自分自身がそういう状況にある、という人は必見の作品。
ただのコメディには終わらない傑作映画
デヴィッド・O・ラッセルは私のお気に入りの監督の1人だ。作った映画の一つ一つが別々のトーンを持っていて(皮肉的な笑いは一緒だが)、毎回違った映画の楽しさを提供してくれる。そして今回も今までとは全く違うのに、素晴らしい時間を過ごすことができた。
この映画に登場する人々はみんな騒々しくて“イカれている”。自分の想像通りにいかないと不満を露にし、挙げ句の果てには大声でがなり立てる。だが大げさで極端な描写かと言うと、そうではない。むしろ自分たちとの共通点を嫌という程見つけられる。つまり「映画的な面白さ」と「リアルな人物描写」が絶妙に合わさっているのだ。これこそがこの映画を忘れがたいものにしている要因だろう。
ではその見事な相乗効果は如何にして生み出されたのか。最も大きいのは役者たちの目を見張るほどのハマり具合、そして巧妙な脚本だろう。
まずは完璧な配役だが、最も評価すべきは躁鬱病のパットを演じたブラッドリー・クーパーだ。彼が登場した瞬間、その目を見るだけでパットがどういった人物なのかが分かる。自分の考える理想郷(つまり元妻と寄りを戻すこと)を再生できると信じて疑わず、その(ある意味で)まっすぐな眼差しは周囲の人間を困惑させる。だが、ひたすら自分のゴールに向けて突っ走るのではなく、自分が問題を抱えていることをある程度認識している点が非常にリアルだ。ただ時折自分のやりたいことができなかったり、元妻のイメージを思い出させる物に直面したときにキレてしまうのだ。自分の感情をコントロールできずに混乱するパットの姿は真に迫る。
パットのダンスパートナーとなるティファニーにはジェニファー・ローレンスが扮しているが、相変わらず魅力的だ。彼女のすごいのはどんな映画であっても完璧にその雰囲気に同化する演技力だろう。とても21歳の女の子が撮影したとは思えない。
ティファニーもまたパットと同じ“キレる人”だ。実はこの点が重要であり、観客がパットとティファニーに共感できる要素となっている。ティファニーは事あるごとに、自分の苛立ちを隠そうともせずに暴言を吐きまくる。だが彼女はパットと違って、“自ら”キレている。いや感情が高ぶって中にあるものを吐き出す点は一緒だが、リミッターがどう外れるかで違うのだ。実際、劇中で多くの人間はそれぞれの方法で押さえきれない感情を吐き出している。そういう意味ではパットと何ら変わりないのだ。だからこそ観客はティファニーを初めとする周囲の人々の存在を通じて、パットに共感することができる。もちろん、「躁鬱ではないがキレやすい」という微妙な性格を演じるには高い演技力が要求される。ジェニファー・ローレンスは見事その要求に応えたと言えるだろう。
だが「世界にひとつのプレイブック」は脇役に至るまで、よく考えて俳優を選んでいる。特筆すべきはロバート・デ・ニーロとジャッキー・ウィーヴァー演じるパットの両親、そして久々のクリス・タッカーだ。
「ラッシュ・アワー3」以来の映画への出演となるクリス・タッカーは、いつものような積極的に笑いを取りにいくキャラクターではなく、ほんのりユーモアを漂わせるだけに押さえている。彼もまたパットと同じく精神病を患っているが、微妙に噛み合ない会話などから、はっきりとそれが分かる。
デ・ニーロとウィーヴァーは文句なしだ。デ・ニーロは最近「役になり切る」というより、「役を“デ・ニーロ”にする」という新たな“デ・ニーロ・アプローチ”を生み出しつつあったが、今回はそれが功を奏した。というより役柄が彼にぴったりなのだ。アメフトの試合に金を賭けて事業の資金にしようとするし、割りかしすぐに暴力沙汰を起こす。彼も“キレる人”なのだ(といっても「グッド・フェローズ」ほどではないが)。
しかし今回の彼が最も素晴らしいのは息子への複雑な思いを体現していることだろう。今まではロクにパットと接していなかったから、躁鬱病になって帰ってきたら余計に困ってしまう。それでもアメフトのげんかつぎを理由に、息子と接点を持とうとする姿はホロリとさせる。若干パットに自分の気持ちを伝えるシーンは唐突な気もする。しかしそれまでの細かい部分にも行き届いた演技が、その経緯に至った理由をしっかりと裏付けている。
ジャッキー・ウィーヴァーはデ・ニーロの陰に隠れてしまい、自分の持ち味を生かし切れていない。だが躁鬱のパットとどう接すれば良いのか戸惑っている母親に成り切っている。唯一と言っても良い落ち着いたキャラクターだから、ストーリーに現実味を加える点でも一役買っている。だが何と言っても、息子への愛情が言葉に出さなくてもはっきりと感じられるたたずまいが称賛に値する。
もちろんこの一見極端な人物たちを一つの話にまとめあげるには見事な脚本が必要だ。監督のラッセルは主演の2人にスポットを当てつつも、中に込められた様々なテーマをきちんと描くことで、ただのコメディには終わらせていない。1つ挙げるとするなら、ダンス大会のエピソードがあっさりしすぎていることか。もちろんこの映画はそれをメインに据えていないが、パットが自らに向き合う点で重要なファクターとなっているのだから、クライマックスとしてもっと感傷的になっても良かったのではないだろうか。
言い忘れていたが、「過去を忘れる」というのもテーマの一つだ。パットとティファニーを決定的に分けるのは、自らの過去を乗り越えられたかどうか、でもある。パットはいつまでも元妻に執着し、ティファニーの心の動きに気づかない。反対にティファニーは夫の死と決別しようとし、ダンスを通じてパットと仲良くなろうとする。この遠回りで何とも言えないもどかしい関係がロマンチックな要素を深めることに貢献している。(もちろん一方的なパットの気持ちもブラッドリー・クーパーの演技あってのことだ)
古めの曲が好きなパットの趣味と合わせたような映画の挿入曲も、それぞれのシーンとマッチしている。主張しすぎず、かつ記憶に残る理想的な曲ばかりだ。これもあってか、映画のシーンそのものも忘れがたい場面が多くあった。完璧すぎるくらいなのに、息苦しさを感じるどころか、すべてが心地良い。
既存のコメディ映画とは一線を画す存在でありながら、しっかり笑えて泣ける。最後のシーンもびっくりするぐらい感動的だ。今年度の映画でも5本の指には入るであろう、紛れもない傑作だ。
(13年3月26日鑑賞)
世界にひとつのプレイブック
この映画には賛否両論の意見で別れてますけど、私は良い方です。主人公みたいな人を身近でみています。一般的にみるなら、確かに、夜中に騒いだり、物を壊したり、人に迷惑をかけるなんて考えられないし、甘やかされた人が最後は親に助けてもらう。見ていて不快そのものですものね。あまりにリアルです。躁鬱病そのものです。本当に理解に苦しむ病気です。そして周囲はピリピリしてて、腫れ物に触るようにしてますね。映画の後半で、ロバート・デニーロ演ずる父親が、その子に対して、“自分が愛情を注がなかったから”と泣くシーンがあるのですが、現実と錯誤してしまう位です。でも最近は「それは違う」と、持って生れた資質やちょっとした脳の構造の違いで起きるのでは?と、考えたりします。そんな人でも、周りに助けられて、何とか生きていってる。そして最後には目標をもち到達する。小さな成功が人を成長させ、きずかなかった人への愛にも目覚める。この映画の良さは当にそこ!ではと思いました。世の中皆がしっかりしている人ばかりでなく、ちょっとした事で傷つき病気になる人もいて、それも個性なんだと思える様にもなり、この映画の深い部分に触れました。ダンスは素敵でした。
大人になれない勘違い女とダメ男、出会って希望持つ
たった一人がいてくれた事で世界が変わって光が見えた、という話自体は美しい物語とは思う。しかし、
いつまでも大人になれないはた迷惑なルーザー同士、小太りのレニーゼルヴィガー的主人公も不快度には魅力が足りず中途半端、ダメ男にはイケメンすぎて中途半端、全く共感できずかなり違和感。
ダメ男は夜中にキレてわめきながら窓ガラスを割っても、後始末はしない。。
勘違い女は、相手にキレてダイナーで皿ごと床にぶちまけても、後始末はしないで逃げる。
後で親が尻ぬぐい、親がいなければ関係ない店の人達が後始末をされられるんですよ。
少なくとも他人に迷惑をかけて偉そうにするなと声を大にして言いたい。
はすっぱなジェニファー嬢 強引→反感→引いてみる→気になる→ダンス→愛
というあまりにも短絡的な筋、しかもやたらと長い。
よほど2人の大ファンという方以外にはお勧めしないです。もう少し心温まる笑いを期待していたのでがっかり。なぜゼロダークではなくこれが主演女優賞なのか非常に疑問。
キャラクターが魅力的
終始騒がしいが、しかし楽しい。重い内容かと思ったが案外そうでもない。 登場人物が多いがそれぞれが魅力的で、初めから最後まで飽きることなく見ることができた。 ストーリーの顛末は予想できるけれども、たまにはクリアなハッピーエンドもいい。
再起の物語っていいですね
再起の物語っていいなと思いました。一見設定上は重い話っぽそうな気もしますが、とてもPOPで前向きな気持ちになれる作品でした。二人が負った傷は互いに少し異なるものだったけど、互いを理解し思いやり、一つのことを共に成し遂げることで過去を乗り越えた。二人の絆はとても強く美しいものなんだろうなと思いました。「Excelcior(より高く)!」辛い過去を忘れようとしたり、何かに逃げて乗り切るのではなく、過去を受け入れて乗り越える。新たな自分に成長しようとする主人公達に勇気をもらいました。
ありきたりの日常を過ごせることに感謝
パットとティファニーだけじゃないんだね。イっちゃってるのは。そこがベースです、この物語。
失業してノミ屋をはじめて負け続けの地元チームに全賭けするオヤジ。家族として機能していない一家の揉め事をまったく見ないことにする母親。弟の触られなくない部分を平気で触る兄貴。職を失った友達の財産を根こそぎ持ってくような賭けに応じるオヤジの友達。恐妻家の友達。ハゲ教師と不倫しておいてさも自分だけが被害者然とした態度をとる元嫁ニッキ。みんなおかしい。
ストーリーは王道の展開ですすんでいくので、どこも新しいところはない。でも、これら一連の騒ぎが自分達自身に降りかかったことだと想像してみると、こんなにいろいろなことが起こっているのに、彼等と彼等の街は普通の朝を平気で迎えている。平然と。
ありえないでしょ。
オヤジ、ノミ屋やるっていってんのに誰も止めないんだよ。元嫁がやっと登場したときのあの無機質感って何?ニッキも相当やばい。
はじめはガヤがヤガチャガチャ騒々しいなー、と思っていたはずなのにいつのまにか「ティファニーがんばれ、パット早く気が付けよお」ってなって、最後はほわーってなってあったかくなってみんなしあわせ。
最高だった
精神を病んでいる人の話か~と引き気味で見ていたんだけど、最終的に主演の二人をとても好きになった。ブラッドリー・クーパーの意外とまじめなところにとても好感が持てて、ジェニファー・ローレンスの健気なところがとてもかわいかった。ダンスシーンが素晴らしかったし、高得点を目指さないところにスリルを描いていて、とてもセンスを感じた。音楽もとてもよかった。
(追記)
東京で見て、地元の新潟でも上映するとの事でまた見に行ったらやはり大感動して泣いてしまった。
二人が、何かきっかけがあって劇的に回復するのではなく、日々の積み重ねで徐々に回復している様子がとても丁寧に描かれていた事に気づいた。その最たるものが懸命に取り組んだダンスコンテストで、あそこで二人のお互いへの思いがダンスで非常に表現されているのも素晴らしかった。たとえそれがかりそめの思いであったとしても、あの瞬間は誰も立ち入ることはできない完ぺきな二人の世界だった。
オレは精神をそれほど病んでいなくて、病院に行ったり薬を飲んだりもしていない。しかし、「病気だからなんだというのだ、まともぶっているお前らだって大差あるか」と馬鹿にする人に対して文句を言いたい気分になった。
ただフットボールの試合が音声だけで映像がなかったのはちょっと寂しかった。そこでも興奮したかった。
何が良いのかわからん!!
アカデミ-賞を獲ったので、泣ける映画なのかと思ったら、バカバカしい内容でした。こんなんで、精神に異常を来たしているなんて、暇人なのかよと思ってしまう。生きるために必死に働いて、悩んでいる余裕なんてないです。全く共感できませんでした。でも、日本も最近、うつ病患者とか多いですね。子供の頃から苦労していないから、大人社会の厳しさに対応出来ない人が多すぎる。気が小さくて、依存心の強い人は、周りが迷惑だから困る。良かったのは、デニ-ロのダメ親父っぷりだけでした。
いまいち共感できないんだけど…
これだけ前評判高いのになんの前情報も得ずに観てきました。 主人公に売れっ子二人を配したことも見ものなんでしょうが、やはりヒット作連発でこれでアカデミー賞もとったジェニファーの方が話題なんでしょうかね…。 精神的に病んでるストーカー男と女のロマンス映画だけど…全体的に騒がしかった…。 主人公二人が騒がしいのはわかるけど、周りの人々も同様に騒がしい人ばかり。疲れた…。 ‘共感度NO1'と謳われていたけどおれにはイマイチ伝わりませんでした…。 アメリカ人って、こういうノリの家族愛やロマンティクってホント好きだよね、ということは再認識。 それにしても、‘デニーロ’。 最近いろんな作品でよく見るな〜。
映画の後は、ダンスを踊りに行きたくなるかも?
特別なひねりの一つも無いこう言う典型的なラブコメ映画を、観ていて単純と思っていても、やっぱり安心感で心が満たされて、誰もがハッピーエンドにホッとして、劇中の彼らを何時の間にか見守っている自分を発見して、それが可笑しくて、フッと笑いを吹き出しそうになったりして、そんな時間を持っている自分の生活って、結構幸せだとは思いませんか? 映画の事なのに喜んだり楽しんだり出来る自分の人生は最高の幸せだなって思いませんか? むしろ映画だからこそ、定番の納得出来る話しに共感したいって人は感じているのかも知れないね。 だから、たまにはこんな映画がオスカーの一つも受賞をする年があっても良いのではとあなたも思いませんか? 「ゼロ・ダークサーティ」確かに立派な作品だし、「アルゴ」も良く出来ている、でもアメリカでは長引く経済不況と、戦争の後遺症に苦しむ帰還兵もごっそりといて、PTSDに日々苦しみ、精神を病んで自殺する人も多数いる現在、人々が少しでも、どん底から夢に向かって生きて行ける、どんなに不器用な主人公達でも、何とか生きて行けるのだ!って言うそのテーマに共感を憶えて、この映画をハリウッドでは今年は応援してオスカー受賞になったのではないだろうか? この映画を観たみんなは、きっと心のどこかで、自分の身近にもこんな暖かい家族や友人達が住んでいたら友達になろうと、どこかが変わっていて変な奴でも、暖かい人柄なら、友達になろうと考えたりしないだろうか? 劇中で、パットの元妻がヘミングウェイを学生に教える事の目的が、人生の厳しさ、教訓を得て貰う為と言うけれど、それって嫌でも、遅かれ早かれ誰もが自然に何時の日か人生の厳しさを経験して行く事だもの、わざわざ教えて貰わなくてもねってね。 それと同じで、映画はやっぱりハッピーで、明日の元気が出るような夢の有る話しが良いよね?えぇー主人公が躁鬱患者と未亡人では楽しくないって考えるかな?でも彼らが立ち直るお話しなら、きっとOKでしょ?OKの語源話しも出て来たけれどね ダンスを通して元気を取り戻して、最高の人生を歩んで行けるようになるってお話はやっぱり出来過ぎていても人は結局、お伽噺で、ロマンチックで微笑ましいものに憧れるのだよね。 それに、出演者はみんな芸達者な俳優を集めているから、尚更見応え充分なのですよね~ ブラッドリー・クーパー演じるパットの躁鬱患者ぶりも可笑しいと言ったら申し訳ないのですが、数々のエピソードが可笑しくってつい笑ってしまうし、彼の父親役のR・デニーロとの共演も本当の息子と父親みたいに、息がぴったり合っているし、母親のジャッキーも本当に温かい人柄を巧く演じているよね! そして、ラストはこれでもか、此処までやるのか?って言う程ロマンチック、どうしてダンス会場のホテルを後にすると街には、パットとティファニーしか居なくなってしまうの?こんなのやり過ぎで有り得ねと思っても、良くぞそこまでやってくれるねって逆に思えてくるから、この映画は楽しめるのですね。 今のアメリカの人々が求めて止まないウォームハートがしっかりこの映画に描かれていたと私は思うのです。あなたは、この映画どう感じたのかな?
普通のドラマ
まずパットが妻の浮気が原因で心のバランスを崩す事自体に共感できない。そんな妻とはさっさと別れたらよろし。ダンス・コンテストへの出場も取って付けたようで、すんなり話に入っていけない。 スティーヴィー・ワンダーの「マイ・シェリー・アムール」に心の傷を掻きむしられるブラッドリー・クーパーは表現力があって上手い。傷ついた心身を何かに守ってもらいたい思いがあってか、スウエットスーツの上から被るゴミ袋が目に残る。ただ発汗作用のために着ているだけではないように見える。 パットと出会うティファニーも心に傷をもつ。彼女の傷は理解できる。演じるジェニファー・ローレンスも悪くないが、アカデミー賞の主演女優賞を獲るほどの演技だったかは、はなはだ疑問。 息子を「幸運のお守り」といって自分のペースに巻き込む父親も少し病んでいるとしか思えない。この父親にロバート・デ・ニーロ、母親にジャッキー・ウィーバーを起用したのはいいが、いささか物足りない役回りで名優ふたりを活かし切れていない。 けっきょく、それほどいい話に思えないのは、この人たちならではの「人生設計」の発見に目を細め、それに向かって歩み始めることへ応援したくなるような込み上げてくるものが育たないからだ。 たしかにダンス・コンテストの結果に笑い、最後の手紙には泣けるが、それはその場限りの演出に反応しただけで、少しずつ積み上げられたものに対してではない。 普通のドラマとして観たら無難なデキといえるが、アカデミー賞の8部門もでノミネートされたワケがわからない。
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