君と歩く世界
劇場公開日 2013年4月6日
解説
両脚を失い絶望した女性が、ひとりの男性との出会いを経て再び人生に希望を見出していく姿を描いた人間ドラマ。主演は「エディット・ピアフ 愛の讃歌」のオスカー女優マリオン・コティヤール。監督は「真夜中のピアニスト」「預言者」の名匠ジャック・オーディアール。南仏アンティーブの観光名所マリンランドでシャチの調教師として働く女性ステファニーは、事故で両脚を失う大怪我を負い、失意のどん底に沈む。そんなある時、5歳の息子をひとりで育てているシングルファーザーのアリと出会い、不器用だが真っ直ぐなアリの優しさに触れたステファニーは、いつしか生きる喜びを取り戻していく。
2012年製作/122分/R15+/フランス・ベルギー合作
原題:De rouille et d'os
配給:ブロードメディア・スタジオ
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2022年2月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
個人評価:4.0
マリオン・コティヤールの静かなる演技に心染みる。
怪我により絶望の淵から、再び生きる活力を得る描写として、殴り合いによる賭博の戦いがある。男達が血を流し合い、暴力の中で歓喜し金を得る。その光景に心動かされ前を向く描写は、ジャック・オーディアールらしいテーマの一つかもしれない。
戦う事。それが人間の本質であり、自由を得る雄一な手段。
ラース・フォン・トリアーが人間の本質は暴力だと言っていたのを思い出し、本質的にテーマが近い監督だと感じた。
2021年10月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
なった。というお話。
しかし、そこには、障害者、父子家庭、仕事が続かないなんて問題がてんこ盛り。
心が飢えて、満たされない女性と愛を知らない男性が出会い、女性は満たされ、男は愛することを知った。
最後、ガラスの拳になった男が息子と手を繋ぎ、その二人の所に悠然と向かう女の姿に涙ちょちょ切れた。
引退後の余生は、農家とかやって自然豊かなところでゆったり暮らしてくれよ!と願う。
2021年4月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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性質も全く違う男女が、いろんな出来事を経てやがて寄り添って行くストーリー。
両足を失ったステファニーが海で泳ぐシーン、ステファニーがシャチとコミュニケーションを取るシーンが秀逸。
無骨で野性的なアリをマティアス・スナールツが
好演。
二人が最後に唯一無二の関係になれてほっとした。
2021年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
これって、カメラ回ってるのか?と思う程の
自然体のアリが良い。堂々としていて大きくて(笑)これだから、
いつも、マティアスはモテる
大怪我を負ったマリオンに対する、アリの態度は憎いほど。
Cafeに置き去りにして泳ぎに行っちゃうし。
アリ独特の優しさが彼女をドンドン解放していくのだろう。
胸のおっきなマリオンを包み込める、アリの背中
大して知らないのに、マリオンも、試合に付いて行って良い?とか
アリは、即答だ。マリオンは嬉しいはず。
アリは、彼女を全く特別視しない。こうなったら、もう、マリオンは
アリの虜だろう。そう納得させてしまうマティアスのスタイルが素晴らしい。
あぁ、ちょっと再た観たくなってしまった。
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