ウォルト・ディズニーの約束のレビュー・感想・評価
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内容はなく、単にディズニー礼賛映画
メリーポピンズの原作者の半生と、メリーポピンズの映画化にまつわる話。実話なのかは不明だが、映画のシーンがどうしてできたかなどが随所にあり、ファンとしては面白いかも。
ただ、物語としてのクオリティはさほど高くなく、偏屈で頑固な原作者が掻き回す前半と、ラストシーンのウォルトとの会話から一気に映画化に進むシーンと、展開が急すぎてカタルシスはない。
前半の原作者の、ミュージカルなんてあり得ないし低俗、みたいなことを言われるけど、それに対する映画上での反論はない。ミュージカルは最高だよね、ってのがみてる側としてさも当然であり、反論するまでもない、みたいなことでしょうか。ディズニー礼賛映画だなって感じ。
中身的にはラストのウォルトディズニーの話だけで十分。30分くらいの内容を2時間にしてる感じ。
運転手との友情も、なんじゃそら。メリーポピンズに関係ないだろ。尺稼ぎでしかない。
メリーポピンズをまたみたくなる映画としての意味はあるけど、そのためだけに見る映画ではない。
メリー・ポピンズの原作者の話
ウォルト・ディズニーではなくメリー・ポピンズの原作者の話
最初こそなんだこのとんでもねぇ偏屈ババアはと思っていたが背景を辿っていくと、この人にも色々あったんだなと
作品の物語的には重く悲しいことばかりなので少し憂鬱な気分になりましたが、たくさんの思いがあり今でも語り継がれるメリー・ポピンズが作られたと思うとぐっときました
ディズニー、有能がおおすぎる
セクシー田中さんもこういうことかと。
運転手さんが天気の話をするのも理由が分かるとぐっときます。
立ち位置で同じセリフの理解が変わるという。
セクシー田中さんの問題もこの映画を見るとよく分かる気がします。
私はそんなに詳しくセクシー田中さん問題理解していませんが。
saving mr.banks
かなり泣いた。凧を直して上げることに変更したシーン、父親が抱く弱さに向き合いきれない父親自身の悔しさや、トラヴァース自身の孤独さなどが一気に昇華される、とても良いシーンだった
ディズニーのことを知り、これからもアニメやランドを楽しむ為の映画です。
原題はSaving Mr. Banks 何故バンクス氏の救済なのか
それは物語の終盤に判明する。
アニメで成長してきたディズニー社は技術の進歩とともに新しい作品に挑む。イギリスの児童小説家パメラ・トラバースの「メリー・ポピンズ」の映画化だ。本を勧めたのはウォルトの娘だったが、実写とアニメの混合映画に難色を示すパメラ。娘との約束もあり、ウォルトは様々な手で試みる、、、そしてあることに気が付く。
何故、ウォルト・ディズニーはアニメを作るのか
何故、ディズニーランドを作ったのか
自身の生い立ちを吐露し答えを出している。
映画メリーポピンズを観ていれば何十倍も楽しめる。
知らなくても父と子の物語、映画制作の裏話で成立。
シャーマン兄弟の楽曲誕生秘話も興味深い。
上手い!! エマ・トンプソンの演技に注目。
この映画の公開前にウォルトの娘が死去。
父と子の物語。最後のクレジットに涙する。
ウォルトとパメラの「自身の解放」もテーマ。
※
メリーポピンズ好きにはたまらない!
''メリーポピンズ''公開50周年を機に公開されたノンフィクション映画です。
原作者パメラ・トラバースは、原作小説''メアリーポピンズ''を手離したくないという思いを持っているが、ウォルト・ディズニーもまたこの原作が大好きで子供達に映画として届けたいという熱い思いから映画公開を彼女にオファーします。ウォルトの真剣さから公開を承諾し映画公開までの2人の苦悩やパメラの原作に掛ける思いが描かれている映画です。
彼女の原作にかける思いが本当に泣けます。
これを踏まえてあらためてメリーポピンズを観るとよりメリーポピンズが大好きになる作品です
誰にも汚されたくない大切なもの
ウォルトディズニーさんやパメラ・トラバースさんの歴史なり時代背景を勉強してから観ればもっと理解出来たのかなって思う。
『メアリー・ポピンズ』シリーズの作者、パメラ・トラヴァースを中心とした物語で、1907年に彼女がオーストラリアで過ごした幼少時代と、1961年にウォルト・ディズニーと『メリ
ー・ポピンズ』映画化の交渉をする過程を交互に映していく。
最初はこんな優しいお父さんに育てられる娘も幸せだなぁって思いながら見ていたけど、実は父親はアル中。そのせいかお父さんは結核?癌?で早死にしてしまう。きっと父亡き後家族は苦労しただろう。お母さんが入水自殺しようとしたシーンは本当に切なかった。止めることが出来て本当に良かった!父親がアルコールに逃げようとした理由は何だったのだろう?
お父さん大好きな子供がこの現実を受け入れるのは難しかったと思う。作品を創り上げる事で、父親への様々な想いを昇華させようと必死だったのかも・・洋梨は最後にお父さんから頼まれたのに渡せなかった辛い思い出。赤い色はお父さんの吐血の色を思い出すから。でもペディキュアが真っ赤だったのは?お父さんにこっそりお酒を持って行った事で病気を治せなかったのかと後悔の気持ちもあっただろう。パメラにとって神聖なこの作品では金儲けはしたくなかった。最後はそろそろ自分を許してあげてもいいのでは?とウォルトに諭され、彼女はようやく父親の呪縛を解き、幸せへの一歩を踏み出し始める。
こんな話しだったのか、
子供の頃に、ミュージカルて退屈だなぁと感じた映画がこんなにも家族愛に溢れる作品だとは知らなかった!!
はじめはメリーポピンズの作者のわがままに、いつになったら落ち着くんだ?いい加減にしてほしいと思いながら見てた。
たまに出てくる田舎風景は作者の幼少期に、父と過ごした思い出が描かれている。
メリーポピンズの映画を見ながら号泣する作者に同じように感動した、
ウォルトディズニーの伝えたい、自分たちは物語りを作っていくことで、想像で悲しみから癒やしていきたい、という思いがとてもよく伝わった。
ただの娯楽だけのアニメを作っているんじゃないんだよ、と。
いかに偉大な人物だったか分かる。
そしてまた大人になって改めて、いろんな気持ちを汲み取ってメリーポピンズを見ようと思える一本でした。
MP観て、これ観て、もう一度MP観るのが正しい
まさかMP観ないでこれ観る人はいないと思いますが、MPの細部を覚えていることが前提に作られていますので、観たのが昔なら再見してから観た方がいいです。
ディズニー側の人たちの何とかOKもらいたい情熱が画面から伝わってきます。
原題は、MPの主役一家のお父さんの名前なので、アメリカ人はピンときます。日本だったら「波平さんを救え」みたようなもんです。
秘書と運転手が儲けモンでした。
「メリーポピンズ」誕生秘話を映画化したもの。 原作は知らないけれど...
「メリーポピンズ」誕生秘話を映画化したもの。
原作は知らないけれど、作者が実際の幼少期をもとにした作者自身のお話らしい。
本当に父親が大好きで、だからこそ作者にとって大切なお話だったのだろう。
ウォルト・ディズニーによって作者が幼少期からの心の傷が癒されていく。
彼女が製作者たちと一緒に踊るシーンはぐっときた。
これからの「メリーポピンズ」も観方が変わりそう。
随所にディズニーの世界が出てくるのでディズニー好きにはたまらなく楽しい。
子役が良かった
鑑賞後、予告編を見るのが習慣になってきた 復習のような物であるけれどその予告編でも涙した(本編ではぐっとくる程度だったが・・・) 主演の二人やタクシー運転手や社長室の受付に至るまで脇役も素晴らしい 個人的にはいきなり画面に出てくる子役が良かった 展開が読めなかったが無いと始まらないシーンであり、その後も自然な演技で、その分、父親に腹が立った つまり、結構入り込んでいる自分がいた メリーポピンズ見ない手はないと思った ウォルトディズニーの顧客満足本は何冊も読んでそのたびに感動したが、この映画はそこじゃ無かったので邦題はいかがなものか? そこは期待外れだった
どっちつかず
メリーポピンズは子供の頃に観ていたが傘で空を飛んじゃう魔法使い、みょうちくりんな呪文の歌くらいの印象しか残っていない。お金は欲しいがディズニー流の改変は耐えられないというなら降りれば良いだけ、妙にぶれるからおかしくなる。第一、数々の名曲を産み出したシャーマン兄弟に罪はないのに巻き込まれて罵倒されたりと気の毒千万。
原作者の頑ななこだわりの裏には少女時代の辛い思い出があるらしいことは分かるが英国貴族を気取った傲慢な振る舞いは如何なものか、無理難題に応えて映画化を達成したディズニーは偉いと言いたいのだろうか、まあ、メリーポピンズのメイキング秘話くらいの意味はあるのだろうが、あらたまって映画化するほどのヒューマンドラマには思えませんでした。
母親が入水自殺を図るのは夫の死後の話らしい、映画では自分になつかず父親べったりの娘へのあてつけのように描かれる、そんな脚色をする意図が読めない。
約束と言っても作者との約束なら殆ど反故にされているし、守ったのは娘との映画化の約束の方でしたね。ディズニーが自分の不幸話を持ち出して説得するくだりは安っぽいし史実ではロンドンには出向いていないという。同様に運転手の娘の話も同情をかうような脚色だからトラバース夫人が生きていたらメリーポピンズどころか本作も揉めたでしょうね。
男は娘との約束は裏切らない
2021年2月21日
映画 #ウォルト・ディズニーの約束 (2013年)鑑賞
原題は SAVING MR. BANKS
直訳だと弱いと思ったかな?
ディズニーが製作して、原題につけてないのに、邦題だけディズニーをつけるとはどうなんだろうね?
でもフランス語も「メリーの影で:ウォルト・ディズニーの約束」でした!
大好きな映画の裏側にこんな製作秘話があったなんて!
驚きなのは、実際のトラヴァース夫人の録音テープが残っているということだ。すごいなぁ。この映画を観ていたら、本編がめちゃくちゃ観たくなっちゃったし、原作も読んでみたいと思った。ビデオは25周年記念版を持っていたので、早速観た。この歌はああやってできたんだとか、あのシーンは原作者からダメ出しをされてたのかなど思い出しながら観たら、すごくおもしろかった。残念ながら、原作は読めなかったが、この映画のおかげで、本編がもっと好きになった。原題は『バンクス氏を救って』。確かに、メリーはバンクス氏の子どもたちの乳母になるわけだが、それは映画で描かれているように、父親との思い出も含まれているのかな? 大好きだったけど、アル中で亡くなったおとうさんとの大事な時間。だからこそ、いろいろこだわって、注文をつけたのかな? ロンドン出身だと思っていたら、オーストラリアで暮らしていたとは、びっくりだ。偏屈な夫人を演じたエマ・トンプソンはぴったりだった。リムジンの運転手を演じたポール・ジアマッテイもいい味を出していた。
メアリー・ポピンズ映画製作に秘められた作者の思いはよくわかったが、...
メアリー・ポピンズ映画製作に秘められた作者の思いはよくわかったが、全体的に説得力に欠けた内容。「ウォルト・ディズニーの約束」の持つ意味がわからなかったが、後から原題がsaving Mr.Banksと知って、邦題がピント外れなだけだったと納得。作者の背景を知った上で今度はバンクス氏に注目しながらメアリー・ポピンズという名作をもう一度楽しもうと思う。
邦題のミスリードが激しい
ウォルト・ディズニーの自伝的な内容かと期待していたが、メリーポピンズの作者P・L・トラバース寄りのお話。
メリーポピンズはまともに見たことなくて、傘で空を飛ぶ人(どこを覚えてるんだ)しかイメージ無し(笑)
ありきたりな内容でトラバースがかなりの変わり者であり、見ていておもしろいが少し幼少期との交差が冗長であったかな?と感じた。
まああそこまで細かく掘り下げたほうが、後からの構成に効いてくるんだろうけど、、。
一番おかしいのは邦題で原題との違和感がえげつない。そのままにしといたらいーのに。
キャストの演技は非常に良かった、特にポール・ジアマッティ(久しぶり)。
ディズニー好きや、メリーポピンズ好きにはオススメできる。
過去編はパーフェクト!!
コリン・ファレルの演技はキャリア史上最高に良かったと思う。
始まりと終わりが同じ映画は凄く好き。
過去編は何度も泣きそうになった。
メリーポピンズの視聴は必須。
メリーポピンズを見た時にお父さんの話をそこまで丁寧にやるんだと少し違和感を覚えたが、それが払拭された。
ディズニー氏は終始ビジネスマンとしての行動を取っといたので放題は大分ズレている気がする。
トラヴァース夫人が最終的にディズニー側をほぼ全面的に受け入れた理由がイマイチ分からなかった。もうちょっとそこが欲しかったかな…
バンクス氏の救済
原題を直訳するとこんな感じなのかな。
単にウォルトの手腕を見せていくお話かと思えばみんなの心の中にいる「バンクス氏」を救済していくお話です。ディズニー映画あるあるなのか他の輸入映画もなのかなんなのか邦題と実際の話がミスマッチですね。エンドロールのタイトル観てようやく合点がいきました。
あらすじはメリーポピンズの映画化をめぐり原作者のパメラが渡米して実際にウォルトディズニーカンパニーに乗り込み、どんどん口出ししていく話。自分のアドバイスを一言一句違わず記憶させるために会議ではかならずテープを回して録音させ、しかもときには無茶すぎる要求までするなどウォルトの映画化にはかなり難色を示した。
60年代のパメラと彼女の子供時代のカットが交互に出てくる。主役は完全にパメラ。ウォルトじゃありません。彼女の絵に描いた英国婦人っぷりはなかなか憎めない。気品があって危なげな感じもないからでしょう。
アニメ界のカリスマ・ウォルトは存在せず、パメラの説得に活躍したのは運転手のラルフやシャーマン兄弟という印象。ウォルトはただのかわいいおっちゃんにしかみえない。
古き良きオーストラリアや60年代アメリカを味わえるファッションやセットも良かった。
中身に深く言及するとウォルトもパメラもめちゃくちゃ良いお父さんを持ってるとは言えない。パメラのお父さんも観る人が観れば毒親だと思うかも知れない。でも人間って完璧じゃないから子供を愛していても理想通りの家庭はなかなか築けないじゃないですか。だから大人になって両親の気持ちもわかる。なんだけど子供の頃の嫌な記憶を思い出して「こんな風に愛されたかったんだよ!」とか逆に「こんなに愛されてるのに嫌な気持ちになるのはわたしはダメな子だった!」って思うのは誰にでもあると思う。
両親、今回は特に父と自分の関係を見つめるのにアリな映画。
大切な思い出
ウォルト・ディズニーが長年映画化を望んでいた作品について、偏屈な作者パメラ・トラヴァースとの映画化までのやり取りを描いたお話。
パメラはイマジネーションの人であり、それを育ててもらった父との思い出を大切に心にしまっている。父が酒に溺れて辛い思い出もあるが、楽しい父を愛してやまなかった。良き思い出を小説にしたが、実生活は楽しい思い出のあるオーストラリアとは真反対の気候のイギリスに住み、楽しい思い出は心にしまおうとしているのか。
父との楽しい日々を描いた小説を映画化することで、心のわだかまりが昇華していくのが伝わるいい映画でした。
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