レ・ミゼラブル(2012)のレビュー・感想・評価
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ミュージカル
わかっていた。 ミュージカルは苦手。 皆さん大絶賛なので、そして誰もが知っているお話らしいので決心して鑑賞した。 しかしミュージカル、されどミュージカル。 歌ってますね。 歌わないセリスは5センテンスしかなかったように思う。 それほどまで歌う。
色んな事を思う
時代は、フランス革命をテーマにしたものでした。
原作の小説は、読んだ事がないのでこの作品でレミゼラブルがこういうものかと分かったくらいでしかないですが、とてもいい作品でした。
主人公がパンを盗んだ事により服役していた。
仮釈放の際に盗みを働いた牧師に助けられた事により、改心して良い人の道を歩もうと決意する。
その際にいた警察官が主人公を執拗までに追っていく。
主人公の心理描写も面白いなと感じます。
自分が助けた女性の子供を守っていくうちに実際の父親のようになっていって、恋人が現れた時の寂しさのような部分など。
警察官も正義とは、何かを問う部分は、ものすごくグッと考えさせられる場面でした。
自由とは、何か?
自由の為に何が出来るのか?
そんな問いかけを受ける作品だと感じました。
見てよかったけど長い!!!
たった少しの罪で5年、19年と奴隷にさせられてしまう理不尽な昔の世の中の現状や、罪のない貧しい人々が希望を持ち続ける様子が鮮明に描かれていた。つらい惨状の中でも救いの手を差し伸べてくれる人が少なからずいても、結局、状況は変わらなかったり、罪ある者は改心しても過去の罪からは逃れられず、もがき苦しむ運命は変わらない神の無慈悲さを感じた。罪がある者も、根は良い人達だが、貧しいが故に生きるために仕方なく罪を重ねてしまっただけなのに少し盗みを働いたりしただけでオオゴトのように挙げられ一生付きまとってくるつらさや理不尽さを感じた。さらに、裕福な人達が盗みを働いていても罪にならないのに、貧しい人々はやってもいないのに罪を被せられてしまう昔の世の中のおかしい風潮を感じた。だが罪ある者が改心したことで周りのものに影響を与えたり、貧しい人々を救うことが出来るのだから何かしら意味はあると思った。 2時間半くらいで長いのと、曲がメロディとリズムがそんなについてなくてバラードみたいな曲調で語りかけてくる感じだから、歌詞は良いんだけどずっと聞いてると飽きてきちゃう。 とりあえずつらいけど私自身の考え方を改めることが出来たり良い刺激をもらえたり見てよかった作品でした。
至福の芸術。なんだけど…
ハサウェイさんの「夢破れて」は圧巻。 スーザン・ボイルさんの歌で初めて知ってお気に入りになりましたが、あんな歌だったとは…。 でもこの映画での私のお気に入りはエポニーヌの歌。片思いの切なさが胸にぐいぐいきました。 一つ一つの場面は、歌だけでなく、表情、セット、アングル、なにもかもなんて贅沢な作品なんだろう。 ジャベールが橋の欄干で歌う。理性は嵐の中、あんな中で歌うか?と思いつつ、ジャベールの心情をすべて表現しきっていて、惹き込まれる。 ただ、作品の素晴らしい場面だけを連ねたダイジェスト版を見せられたような気分。かなりCMで流していたからその影響? この場面とこの場面を繋ぐ場面を観たいと期待している自分がいる。 舞台だと緞帳が下がったり、回り舞台が回って舞台が変わっていくその間があって気持ちの切り替えができて、違和感がない展開なんだろうけど、映画だと緞帳下がらないし…。私の想像力がないからなんだけど、唐突に次の場面に移るので、取り残された感?そのエピソードの繋ぎが観たくなる。 そんな違和感があるので☆1つ減らしました。
ミュージカル部分よりも巨大なセットに感動
知ってるはずのストーリーなのに革命シーンの辺りから手に汗握ってしまう。いや、多分市長になった1823年までしか覚えてなかったからかもしれない。 司教の施しと赦しでまず感動して、ファンテーヌの死で悲壮さに涙し、宿命の対決では自ら赦しを与える男になったところで感動。ラッセル・クロウ演ずるジャベールのその後の苦悩・自殺も見事だった。根底にはキリスト教が在り、自殺を許さないところでジャベールが天国へ行けないこともわかる。パンを盗んだという罪、そしてファンテーヌを見殺しにした罪が赦されるのはジャン・バルジャンが死を迎えたときなのだろう。それがラストの大団円(とは言っても皆死んでいる)に繋がる。圧巻・・・兵士、革命戦士、名もなき民衆が皆彼を聖者として讃えているラストシーンのスペクタクルは涙無しでは見れない。こんなに壮大なテーマだったのだとあらためて思い知らされた。 中盤で登場するマリウス、エポニーヌ、コゼットの三角関係に宿屋の夫婦が絡んでくるのですが、コメディ部分を夫婦のヘレナ・ボナム・カーターとサシャ・バロン・コーエンが担当していて、この盗み癖のある主人が落ちぶれてしまうところも面白かった。
ミュージカルの最高峰‼️
ヒュージャツクマンがいかにミュージカルスターの頂点にたつのか、それがわかる映画です。 グレイテストショーマンの次に素晴らしいミュージカル。 劇団四季がチープで偽物であることを痛感させられます。 レミゼラブルや文学に興味が無くとも、映画ファンなら、必観と思います。
音楽が素晴らしい
ストーリーは感動的ですが、ちょっと長いなという印象がありました。 でも音楽は素晴らしかったです。私のお気に入りの音楽シーンは以下の通り。 1.民衆の歌 勇気が湧いてきます。あの世界の中で無くとも日常のあらゆる困難と闘う全ての人の心に届いて欲しいと思えてきます。 作品中盤のシーンですが、最後のシーンでも流れます。激動の時代を生き、散っていった人達の再登場に胸が熱くなります。 2.One Day More ほぼオールキャストで歌い上げるこのシーンも胸に迫るものがあります。明日への想いがそれぞれの立場で歌われ、ひとつに繋がっており見応えがあります。 3.On My Own 雨の中、彼への届かぬ想いを情感たっぷりに歌うシーン。鑑賞中はそれほど意識していなかったのですが、後から歌詞を見てみると、とても切なくなってきます。
BBC版がお薦めです!
昨年BBC版を観た縁で、 BS放送を録画して観賞。 見始めはBBC版のダイジェスト感があったが、次第に、なるほど、長い原作物は ミュージカルで描くのも有りかなと感じた。 もちろんこの作品は舞台の映画化なので、 原作の舞台化でも同じことは言えるが、 ミュージカルのセリフはある意味「詩」だ。 したがって通常、映画で発せられる会話語 よりは、 作品を提供する側も、観賞する側も、 イマジネーション豊かに解釈を広げること が出来るため、 単なるストーリーのダイジェスト化を防ぐ ことが可能と思えた。 また、ラストシーンでの ファンティーヌの登場も、 ミュージカルだからこそ出来た表現 だったのでは。 しかし、気に入った作品は 「シェルブールの雨傘」 「サウンド・オブ・ミュージック」 「ジーザス・クライスト・スーパースター」 位しか無い ミュージカルの苦手な私は、 ヴィクトル・ユーゴーの原作は 読んでいないながらで恐縮ですが、 長尺のBBC版の方が ヴィクトル・ユーゴーの世界に浸れる のではないかと想像しています。
まだ頭のなかで歌が鳴り響いてるよ
舞台も見たことなかった。 本も読んだことなかった。 それでも? だからこそ? ものすごく響いた。 ミュージカルとして、音楽の質は必須要素。 最後は鳥肌もの。 今回は俳優たちが演じながら実際に歌ってたというのも脱帽。 (別撮りの音をあててたわけじゃない) シリアスな中に笑いあり、ジャベールもただの憎まれ役にせず、その価値観がちゃんとわかるように描いているそのバランス感覚が絶妙。 オスカーのパフォーマンスも素敵でした。
文句なしの感動ミュージカル大作
原作とミュージカルの世界観を、映画ならではの壮大なセットとロケで再現していて、とても良いと思った。フランス革命時の市民の暮らしはとても大変そうで、もう、すっかり引き込まれてボロ泣き。 ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、エディ・レッドメイン他俳優さん達がみな、ミュージカル専門かと思うくらい歌が上手くて驚いた。
やっぱり無理だったー
全編ミュージカル(歌のみ)の映画は、やっぱり好きになれない。そもそもセリフやストーリーが頭に入ってこない。 出演者が好きな俳優ばかりだったのでチャレンジしてみたがやっぱりダメだった…。 これは完全に個人的な好みの問題なので、点数にはあんまり関係ないといえばないんだけど、勘弁してやってください。
詰めすぎ、、、?ただ超豪華キャスト
ヒュージャックマン のジャンバルジャン、そして、 アンハサウェイ のファンテーヌなどなど、超豪華キャストが集まった作品。ミュージカルだけれど、楽しさ、ダンス、明るさはない。でも、ミュージカルだから伝わる部分がある。
わたしは、ごめんなさい、bbc派です。基本的にまず、時間が長いのもあるし、内容を深掘りしてるからって面もある。舞台出身の作品だしミュージカルが基本なのはわかるけれど、歌のないBBC版の方がこの時代の世界の辛さが伝わってくるし、なんといっても、大事な大事なキャラクター、ファンティーヌの過去をしっかり表している。そして、わたし的にジャベールがbbcの方がイメージ強くて、さらに合致していた気がする。もちろん、2018年の作品だから、色々考えられている部分もあるけどね。
すごい似てるシーンもあるし、でも比べて、違うシーンが所々あってそれは、どっちがユゴーの作品に近いのかすごい気になった。あと、ファンティーヌの歯を抜く場所、bbcでは前歯、映画では奥歯。この違いについてずーっと考えてたけど、前歯ない状態であんな歌歌えないよね。単純な理由だなぁと思った。
映画版では、とりあえずライブで音声とってるのがひたすらすごい。ミュージカル映画って先に音をとるでしょ?サヨまで見ててすごいおもったんだけど、声を先にとるってことは、そのときの役の気持ちと、演技してる実際のときの心構えって絶対変わってくるじゃん、あれ、後から声とった方がより役にマッチした歌声になるんだろうなって。それを、ライブでやっちゃう精神凄すぎる。そして、歌声も、、。
ミュージカルの良いところって音楽に合わせることによって、心の中の普段セリフとしては言えないことも、言葉として発せられるってこと。そこを、まるで誰かに訴えるように、話しかけるように歌ってる、だから、逆に言えばミュージカル映画だけど、ミュージカルのように感じない。そこが良いところなんだなぁと。それに、あの建物をスタジオ内に作っちゃうんだから、、これは、絶対メイキング見た方が良い。
最後、この作品ではありえないだろうファンタジー要素が組み込まれている。でもそれは、その意外性、神的な存在ファンテーヌだから許される。bbcでは、ファンティーヌは出てこない。そして、ジャンバルジャンがコゼットに、理由も明かさない。でも映画では言っているんだよね。うん、もう比べたがっちゃう、、、その違いとは。考えます。いつか。でも、bbcみたときに、なんでや!ってすごい突っ掛かった部分だった。そこを、映画では見事に表していた。ファンテーヌは壮絶な人生を歩み、そして神聖な存在となる。なんとも言えない外見もだけれど内面の美しさを表しているんだろうなぁ。
最終的ちゃんとしたハッピーエンドは、コゼットだけだけれど、それがコゼットだからこそ、ファンテーヌの生き方も、ジャンバルジャンの生き方も、すべての人の生き方が肯定される一つの理由だと思う。唯一の光を放つ存在コゼットがある意味主人公。でも、このポスターを選んだ理由としてファンテーヌが一番前に来てるからなの。それは、コゼットの母ファンテーヌがいなかったら、始まらないストーリーだから。もちろん、ジャンバルジャンの贖罪の話でもあるし、みんな主人公としてらなりうるんだけれど、ファンテーヌの存在ってめちゃくちゃ大きいから。
ミュージカルの大作vsミュージカルの苦手な自分の激闘!!
長い長いミュージカルの大作!! 最後まで苦でなく観れた自分に驚く!! と言う事はミュージカルの得意な人には素晴らしい作品なのだろうと推測する。 それにしてもヒュー・ジャックマンの熱演は凄かった。これでオスカー貰えないとは不運としか思えない!! ミュージカル苦手な自分からすると、ラ・ラ・ランドやオペラ座の怪人は観やすい作品だとおもったが、この作品は真っ向勝負!!壁が大きかった…。でも観て良かった!!それだけは断言できる。
長い…
ミュージカルを見慣れていないせいか、長く感じました。しかし、出演者は皆歌うまい。ジャンバルジャンの数奇な運命はドラマチックだし、時代人種を超えて父親、娘の別れは辛い。ジャベール、散々痛めつけてきたジャンバルジャンに助けられ、自分がわからなくなり、自殺するとは思わなかった。泥棒夫妻を演じるヘレナ・ボナム・カーターは良いアクセント。想いが届かない身代わりになるエポニーヌも良い。レジスタンスの子役ダニエル・ハトルストーンが好演。
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