レ・ミゼラブル(2012)のレビュー・感想・評価
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魂の叫び
主要な役の5人全てが自分のお気に入りの俳優。
この配役が興行的成功に結び付くと考えるのは簡単だが、人気だけでは
なくて役者の実力が伴っているのが観ていてよく分かる。
撮影手法で言うと、従来はミュージカル映画では歌だけ先に録音して
後で歌に合わせて演技するものだったのを”生歌”で撮影したことが画期的。
歌に気持ちが込められた感じが強くて、ジャン・バルジャンやファンテーヌの
魂の叫びを聴いている気がした。他の役ももちろん良かった。
そして役者の力を最大限に引き出したトム・フーパーの演出も見事。
映画なのでカット割りやカメラの動き、壮大な画面作り、顔のアップなど
によって舞台とは違った演出もできて、より豊かな表現が楽しめた。
役者さん全てが良かったのだけれど、一番強く印象に残ったのは
ファンテーヌを演じたアン・ハサウェイ。役作りのために体重を落としたり、
髪を売る場面で実際に自分の髪を切ったり、役に入り込む役者魂が凄かった。
元が美しい女優さんだけれども哀れな役柄を演じるため見た目もそういう風に
なりきっていた。歌う時の集中力も目を見張るものがあった。顔のアップで
長回しで歌っていたのだが本当に心を揺さぶられた。
アカデミー賞® 助演女優賞を受賞したのも納得。
物語や楽曲の良さは、言わずと知れた名作なので今更言うまでもないだろう。
善い行いが人を救う話であり、自分の魂も救済される。心が洗われる
作品を2025年の年明け1本目に観られて良かった。
2012年の作品だがデジタルリマスター/リミックスでの公開。
TOHOシネマズ日比谷のSCREEN 1(プレミアムシアター)という、大画面で
音響の面でも最高の劇場で鑑賞。 プレミア ボックス シートで隣の席を
気にすることなく集中して鑑賞できた。
貴方にとってこの12年は如何でしたか…
TCXだともっと良かったですが、12年ぶりに再び劇場で観る事ができて良かったです。ミュージカル映画の最高峰なのは変わりませんでした。ほぼ全編が歌曲で良曲しか無いのは、誰も超える事ができません。特に好きな曲の時は思わず体が動きましたし、泣けました。リバイバル上映して下さりありがとうございます。アマンダ美しかった。日本はこの12年で政治がかなり悪くなり、パンを盗んで逮捕どころか裏金議員全員不起訴、不良外国人放置、人口減少なのに税収株価最高、米の価格2倍だが輸出で100億円儲ける、ウクライナにバラマキ等、民衆には本作のような怒りも力強さもなく、令和の名の通り絶滅に向かっていてヤバいです。貴方にとってこの12年は如何でしたか。
なにげにウツ映画
何度観ても感動してしまう
劇場では初めての鑑賞。そしてDolby上映も初めて。
暗闇に吸い込まれるようにドラマの中へ身を投入する感覚。歌とセリフが心をうつ。「あなたは今のままでよいのか?」と問いかけてくる。沸々と力が湧き上がってくる。何度でも観たい!
名画中の名画
私は誰
雨は花を育てる
愛することは神のそば
歌詞の歌詞編集は、
岩谷時子さんだったらしい。
何と素晴らしいミュージカルなんでしょうか。
ダンスではなく語るような歌唱が不自然であるが、
その歌詞とその内容がそれぞれ各自の心理描写が微細に語られていて聴き入ってしまう。
その上、ストーリー構成が無駄なく要所要所をスタッカートに展開されあっという間にラストとなった。
残念ながら、
ラストの群衆像はない方が心地よいなあ…
流石に、
これは名画の上を行く超名画と思う。
元旦から良いものを鑑賞しました。
( ^∀^)
レ・ミゼラブル(2012)
劇場公開日:2024年12月27日 158分
ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、世界43カ国で上演されて大ヒットを記録した名作ミュージカルを、
ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイら豪華キャストで映画化。
監督は「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー。
舞台版プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュも製作に名を連ねる。
パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、
仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。
やがて運命的な出会いを果たした女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。
バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく。
第85回アカデミー賞でアン・ハサウェイが助演女優賞に輝いた。
レ・ミゼラブル(2012)
ALLTIME BEST
劇場公開日:2024年12月27日 158分
( ^ω^ )
感動を再び
40年以上前でしょうか
当時小学生くらいだった時に、親が見ていたTVを一緒に観ていて、興味は無かったものの、内容的にはわかりやすい、貧しくてつい盗みをして牢獄に入り、強制労働をさせられて、脱獄してしまったために一生追われる身に。だけど改心して市長にまでなるけれど、正体がバレてしまうー
ドキドキしながら観ていました。
当時観たのは1978年版のアンソニーパーキンスがシャベールを演じていて、あの無表情で冷酷な感じで、感情が無いような人物が、最後の方でいきなり断崖絶壁?から身を投げて、マネキン人形のように落ちてゆくシーンが印象的でした。
それからずっとジャン・バルジャンと言う人物の名前は記憶の片隅にあり、ミュージカルの告知など毎年の様に見てきましたが、ずっと子供の頃の記憶が「とても壮大なスケールの作品」との印象があり、気軽に見れるものでは無いと、ずっと見ずにいました。
ここにきて遂にデジタルリマスター版で、この豪華メンバーの作品ならば一度見返す価値があるのでは、と思い、極上音響で観に行きました。感動しすぎて泣きながら観ました。ミュージカルだと、大袈裟な身振りだったりするのを了承しつつ見るのですが、スクリーンの俳優達からは歌を通しての感情が凄く伝わってきて、特にアンハサウェイが素晴らしかった。冒頭の別人級のヒュー・ジャックマンも役作りが凄かったし、ただ、シャベールの冷酷な感じはラッセルクロウより、私の中ではアンソニーパーキンスが一番でした。
I Dreamed A Dreamはスーザンボイルなどが歌っていたので良い曲だなとは思っていましたが、アンハサウェイの怒りや悲しみの感情がむき出し?の歌は感動的でピカイチでした。また観たい作品です。
(´;ω;`)
読んだことも観劇したこともなく、でもまあ名作だからやっぱり押さえておこうかな、とリバイバル上映へ。
エポニーナの最期の歌の辺りで涙腺が決壊。ああなんて純粋で不憫な娘なの (´;ω;`)
そして引き続き革命の難しさ、人命の儚さ、理不尽さにさらに (´;ω;`)
それに比べてマリウスさん、友達みんな死んだのになに自分だけしれっと貴族に戻って綺麗な嫁貰ってウハウハしてるんですかね、本当にガッカリですよ。
そしてジャヴェール、お前は死ぬな・・・彼もバルジャンと同じように愛に生きていくこともできたろうに。
小学生並みの感想しか出てこないけど、まあ結局愛ですよね。
法か善か、放歌善果
原作もミュージカルも何も知らずに鑑賞。
主人公は19年間服役したとのことだが、パン泥棒の罪は5年のみで残りは脱獄ぶん。
妹の子のためとはいえ盗んだのは事実だし、脱獄してるし、劇中で妹に思いを馳せることすらない。
まぁこの辺は改心してゆくのだろう、と甘受する。
しかしその後も、大事な行間が描かれないのでイマイチ乗り切れない。
働き口すらままならなかったのに、どうやって8年で市長にまでなったのか。
着の身着のまま逃げたのに、身なりは整ってるしコゼットを買い受けるお金も持っている。
バルジャンとコゼットが絆を育む描写はゼロ。
マリウスとコゼットは、会話どころか視線を交わしただけで「運命の恋」とやらに落ちる。
これで別離やら死やらを描かれても正直薄い。
個人的にエポニーヌの方に感情移入してしまうので、革命にも恋にも半端で結局実家に戻るマリウスは嫌い。
ラストでバルジャンが唐突に亡くなった理由も不明。
ミュージカルそのままなのか、すべてを歌で語ってしまうのも映画としては残念。
特にジャベールの最期は表情ひとつで見せてほしい。
迫力や情感に圧倒された場面もあったが、歌で尺を取りすぎていると感じるシーンも多かった。
全部歌わせることに拘らずに効果的に使えば、メリハリもついたし、前述の行間を挟む余地もできたのでは。
ジャベールをちゃんと「職務に殉じただけ」と描いたことや、銀の燭台を持ち続けているのは良かった。
何も考えずに映像と歌の力に身を委ねれば楽しめる。
しかし、群像劇のような描き方で誰一人として深掘りできていない点は評価できなかった。
映画館で観るべき映画!
2024年の年末年始にリバイバル上映があると聞いて!
楽しみに待っていました😊
年末に観たい!と大晦日に劇場へ。
予約開始と同時にチケットを購入!
当日は満席近い人の多さ!1番大きいスクリーンじゃなかったかな💭
恥ずかしながら、ミュージカルで有名で、知ってる曲が出てくるというあやふやすぎる記憶だけで鑑賞へ😌
ヒュージャックマン、最初誰だか気づかなかったよ、、
最初のLook Downのシーンは何となくパイレーツ3のオープニングを思い出しました。
158分の間にたくさんこの音楽は流れてくる!
アンハサウェイの美しさと、悲しすぎる最後、、。
もっと観たかったよー😭
登場人物1人1人に歌があって、想いがあって、感情移入が忙しい。この映画で、改めて人の皺はその人の人生を表しているなと思いました。
歴史をもっと勉強しなければ!一回では終わらない映画でした。
民衆の歌、これかー!鳥肌が立ちました。。
カッコ良すぎる。こんなに国を讃える映画があるなんて誇らしい。
最後に出てくるアンハサウェイ!とてもいい役だ!
明日は来る、ラストで流れるエピローグの民衆の歌、鳥肌はもちろんのこと涙がじわっときました。
心に響く歌声と演技と、とても素晴らしい158分でした。
コゼット綺麗すぎる。天使すぎる👼
テナルディエ夫妻はいい役だ!マリユスカッコ良すぎて、ファンタスティック・ビーストも観たくなりました。
終始、壮絶という2文字が頭にあったこの映画、2024年最後の映画にとても良かったです!エンドロール後には拍手が聞こえてきました。
大勢の人とこの感動を味わえて嬉しい!
レビューもこの年末に観られた方が多くて、感想を共有できて嬉しいです😆
2025年もたくさんの新しい映画に出会うぞー!!
極上の音響で生まれ変わるのはホントだった
リマスター版の音ヤバい
劇場で聞く生オケ生歌唱には敵わないけれど
Dolby Atmosの立体音響も感激するレベル
公開当時ラッセル・クロウは48歳、ヒュー・ジャックマンは44歳、アン・ハサウェイは30歳、アンは撮影時には結婚もしてないのに、なぜ I Dreamed a Dream がこんなに凄いのか?って思ってたけれど、見直してもやっぱ分からない
全キャスト歌唱部分もアフレコじゃなくてリアルな台詞として歌ってるとか、もう超越してて理解が難しい
日本語歌唱だとジャン・バルジャンの囚人番号は24653、英語版では24601、この音に合わせて語呂変えるのもレミゼ好きにはたまらん
映画版オリジナルの Suddenly がとても好き
Red and Black も日本語歌唱とは全然違う和訳で楽しいし
One Day More は言わなずもがな
もっと席空いてるかと思っていたけど
かなり混んでいて
ミュージカル好きな人って多いのねと実感
劇場で観劇は敷居もお値段も高いので
先ずは映画から
観てよかった
感動
人生に悩んだ時にみてほしい
今回リバイバル上映にて鑑賞。毎度のとこながら感激😭😭この作品をまた映画館で観られるなんて!
公開当時、色々と悩んでいることがあり落ち込んでいたがこの映画を観て随分と励まされた。当時鑑賞後、劇場で拍手がおきた数少ない映画の一つ。余談やけど、私ミュージカル映画は苦手分野。やけど、この作品は不思議と抵抗なく観られるし、ほんまに心に残る名作やと思っている。
ジャンバルジャンは盗んだ罪で19年厳しい牢獄生活を送る。仮出所後も、服役をしていたという事実が更正を阻むがとある出来事により人生をやり直すこととなる。
バルジャンは自らの罪と向き合うために人を助け、人生を全うしようとする。この映画、本当の悪人は1人もいないと思う。ジャベールも警察官としての使命を全うしようとしてたわけやし。パンのために戦うというセリフもあったが、不自由なあの時代の中でそれぞれが自分の使命と向き合い必死に戦う。時代は違えど様々なしがらみのなかで生きている現代人にも共感できることが多々あり、多くの人の心に残る名作になったんやろうなと思う。
今改めて観るとこれでもか!というくらいの豪華キャスト。アンハサウェイ、出演シーンが少ないにも関わらずあのインパクト。自らの苦しみを歌うシーンは毎回涙がこみあげてくる。ほんまに豪華な出演陣の中でも私的に印象的やったのはエポニーヌ演じたサマンサバークス。雨の中でのシーンはこれまた込み上げてくるものが…歌唱力も出演陣の中でトップでは?と思った。ラッセルクロウって意識したことなかったけどいい声やな〜。
なんや、歌下手くそやな〜って出演者1人もいないのでその点はご安心を!!
長い映画やけど、映画館で観る今年最後の一本としてはふさわしい!!ぜひ大スクリーンで観てください!
年末はこの大作!再びスクリーンで感動!
初公開当時、今は無き944席のTOHOシネマズ日劇が大入り満員。
終映後、ラストシーン暗転時とタイトル表示の時の2回、会場から拍手!
それから12年。
今日は、東宝のフラッグシップ館、TOHOシネマズ日比谷のスクリーン1・プレミアムシアターで鑑賞。
436席は、前方3列を除いてほぼ満員の人気でした!
ミュージカルの舞台を完全映画化!!
真正面から描き切った超大作。
冒頭の囚人たちのシーンのスケールの大きさに驚き。
どうせCGだろうと思っていたら何と実物大を作ったという!
それぞれの歌は別撮りではなく、撮影時に演技しながら
実際に歌って同時録音したという迫力。
特に、痛々しい悲惨な状況(原作通りに歯も売ってしまう)で歌った、
アン・ハサウェイが素晴らしい。
舞台の東宝ミュージカルのファンで何度も観ましたが、どうしても比べてしまう。
新曲も1曲追加され、曲の順序も変わったりしてますが、
エポニーヌの役割が変わったためにラストに出てこないなんて!
この点が唯一、不満な点です。
ラストシーンも素晴らしいのですが。
最後の最後まで諦めない ! 人生ってそういうもの !
12年前(かな?)に隣に座る我が子が号泣していた「レ・ミゼラブル」。
死生観、宗教観が親子でマッチした作品の一つでした。
公演中の東宝ミュージカルも素晴らしいですが、
大衆娯楽の映画でこのクオリティを堪能できるのはラッキーとも言えます。
ミュージカル映画の日本語吹替は予算の関係で無理。小さなお子さんは残念。
逆に英語がシンプルなので、高校生以上は字幕なしである程度理解できるかも。
本作がリマスターリバイバルの報にイの一番で参戦してきました !
「ああ無情(邦題)」は児童図書ではなく歴史小説のジャンルです。
むろん、アン・ルイスでもありません(笑)
多少なりフランス史を知っておくと、より楽しめるかもしれません。
ユーゴーの原作(翻訳本)をお読みになるのが一番でしょうが、
「漫画ベルサイユのばら」などで知っておくのもよいでしょう。
豪華主役級が勢揃いで、すべての演者が圧倒的ですが、
オッサン的にはサマンサ・バークスの演技、歌唱が秀でてイイと思います !!
撮影当時は21歳の新人。こんなキュートな女性がいるなんて。。。
この大役を射止めただけあります。さすがアナ雪のエルサ !
ホームシアターで鑑賞はもったいない秀作。
大好きな人と(私は一人ですがっ !)大音響シアターで大泣きしてください !
誰もが理想を夢見る
貴方の行いは間違っていない。でも間違っていたと感じたら人生は修正できる!
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