帰って来たヨッパライ
解説
ミリオンセラーになったヒット曲を題名に、曲を歌ったザ・フォーク・クルセダーズの3人を主演させたコメディ。大学生活最後のバカンスに日本海へ遊びに行った悪友3人組は、海で泳いでいる間に衣服を何者かに盗まれてしまう。そこで銭湯に行くが、湯気の中から現れたネエちゃんに服を盗めと言われ……。単なる喜劇に終わらず、日本人と韓国人の間にある民族問題を描く、大島渚監督の異色作。物語の途中でファースト・シークエンスがそっくり回帰する斬新なスタイルも話題に。
1968年製作/80分/日本
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
重苦しい政治的問題意識を軽妙な比喩によって描き出す、というスタイルはいつもの大島渚といったところだが、本作は普段にも増して捉えどころがない。見た目はこうも似ている日本人と在日韓国人が、なぜこうも違った扱いを受けねばならないのか?という主張の本筋じたいはぼんやり見えるのだけれど、シュールな画面構成や奇矯な演出が変に目立つせいで、いったいどこが力点なのかわからない。在日韓国人たちの窮状を『サイゴンでの処刑』に重ね合わせるというラストカットも、比喩として迂遠すぎるせいかいまいちズシンとこない。私が当時を知らない20代の若者だから、というのもあるとは思うけど。それはそうと「帰ってきたヨッパライ」がいっぱい流れて嬉しかった。
2020年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
1=45分頃、最初と同じ場面が出てきて、別の道へ行くと、違う対応
この手法は、Oヘンリーの小説では読んだ事あるが、映画では初めて観た
2=主役3人に映画内の名前なし → これは珍しい
チョイ役に名前が無いのは、多々あるが、主役に名前が無いのは珍しい
3=映画内容は、3人は韓国からの密航者で、2人は兵士、1人は民間人として扱われる
韓国に送還された後、ベトナムの最前線へ送られる
→ 無理筋過ぎて、真面目に観ると馬鹿らしいレベル
4=「殺されたと思ったら、夢だった」で、リピート手法
5=面白くて笑うのではなく、馬鹿らしくて笑える映画
6=こんな面白くない映画は、100本観て3本位
7=大島渚監督は、日本人と韓国人は違うと伝えたかったみたいダナ