デジモンアドベンチャー

劇場公開日:

解説

デジタルワールドを舞台に繰り広げられる少年たちの冒険を描いたジュブナイル短編アニメーションで、今春より放映を開始したテレビ・シリーズのパイロット版。監督は細田守。本郷あきよしの原案を基に、吉田玲子が脚本を執筆。撮影を安藤茂が担当している。声の出演に「蓮如物語」の藤田淑子。尚、本作は「'99春東映アニメフェア」の中で公開された。

1999年製作/20分/日本
配給:東映
劇場公開日:1999年3月4日

あらすじ

ある夜、太一と妹のヒカリの家のパソコンモニターの画面から、デジタマ=卵が出現。その中からボタモンが生まれた。初めはおっかなびっくりの太一とヒカリだったが、やがてふたりはボタモンと打ち解け仲良くなる。ところが、ボタモンはコロモン、アグモンへと形を変えて成長すると、ヒカリを背中に乗せたまま夜の町へ飛び出してしまう。ヒカリを助けようとその後を追う太一。そんな彼らの前に新たなデジモン、パロットモンが現れた。アグモンを見つけたパロットモンは攻撃を開始。一度は倒されかけたアグモンは、しかしグレイモンに成長すると反撃を始め、見事パロットモンを倒すのだった。

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(C)本郷あきよし・東映アニメーション

映画レビュー

4.0特撮に霊感を受けた世紀末アニメの傑作

2025年5月25日
iPhoneアプリから投稿

TVアニメ『デジモンアドベンチャー』の劇場版第1作。監督は『時をかける少女』の細田守。

細田守のデジモンといえば第2作『ぼくらのウォーゲーム』ばかりが話題に上るが、本作もかなりの出来だ。

筋立ては至って単純。幼い太一とヒカリの前に突如として現れた「コロモン」を名乗るデジモンがみるみる巨大化し、深夜の光が丘団地で鳥型デジモン・パロットモンとプロレスを繰り広げるというもの。

とにかく構図とカット割りが気持ちいい。最終決戦のシーンでは、仰角を基調とした特撮的な構図で繰り広げられる巨大デジモン同士のプロレスの合間に団地のベランダからそれを観戦する子供たちのカットがインサートされ、緊張感に拍車がかかる。

ヒカリを背に乗せたコロモン(実際は進化後のアグモン)が煌々と輝く自販機を破壊するシーンや、練馬上空を飛ぶ飛行機の赤いライトめがけて火炎弾を放つシーンには、「平穏の中に蠢く不穏」という後の細田守作品にも通底するエッセンスが見え隠れしている。

コロモン(グレイモン)とパロットモンのプロレスは、TVアニメ版のようなファンタジックなバトルというよりも、現実物理に即した肉弾戦といったきらいが強い。中でもコロモンの鉤爪がパロットモンの下嘴を貫通するシーンは衝撃的だ。

終盤、パロットモンの攻撃を受けて気絶したコロモンをヒカリと太一が笛で声援を送るシーンでは、ヒカリが泣き出す様子が正面から捉えられる。落涙という現象に対する細田守のフェチズムの強さに若干引いてしまった。

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因果

4.0エモい

2024年9月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

幸せ

アグモンがでかい

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まるるるるるるる

4.5やっぱり太一が好き

2023年10月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

何回も見た映画だけど映画館で見ると迫力が断然違う…!!テーマのボレロがより荘厳に聞こえました。
無印デジモンしか知らない古の太一ガチ恋勢なので映画館で故藤田淑子さまのショタ太一ボイスが聞けただけで胸がいっぱいで涙が溢れました…!テンポ良く作画もぬるぬる動く!!
出来が良過ぎてとても20分とは思えん満足感です!!!
映画館で見れて良かった!!!
デジモンの導入としては最高傑作だと思います。

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ショタコン腐女子OL

太一かわいい

2021年6月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

太一かわいい

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k.kuro

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