1001 Nights
劇場公開日:1999年4月24日
解説
『千夜一夜物語』の中の一編を題材に、日本を代表する画家・天野喜孝がコンセプト・デザインと製作監修と務めた夢幻的な短篇アニメーション。監督は、「ジャイアント・ピーチ」のアニメーションを担当したマイク・スミス。ナレーションに「ポーリー」のジーナ・ローランズが当たっている。尚、本作はハリウッド映画界とクラシック界との関係を深めることを目指し、ロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督であるエサ=ペッカ・サロネンによって生まれたプロジェクト・フィルムハーモニック・の第1弾作品として製作された。99年度サンダンス・フィルムフェスティバル正式招待作品。
1999年製作/24分/日本
配給:ベルシステム24
劇場公開日:1999年4月24日
ストーリー
遠く離れたふたつの王国に、ブドゥ姫とカマール王子が住んでいた。ふたりは、愛がどんなものであるのか知らない。ある夜、夢魔の王が姫にゲームを仕掛けた。王子との間に愛を芽生えさせ、しかもその後に別れを用意した残酷なゲームだ。果たして、夢魔の王の企み通り姫と王子はお互いを愛するようになるも、すぐに哀しい別れによって引き裂かれてしまう。王子を忘れられない姫は、絶望の末、塔から身を投げて自殺を図る。ところが、そんな姫を王子の夢から生まれた妖精マムーネが救った。マムーネのお陰で、再会することが叶う姫と王子。しかし、それを快く思わない夢魔の王。彼は、ふたりの愛を引き裂こうとふたりを追った。ところがその時、ふたりが交わした愛の指輪が輝き、夢魔の王の企みを打ち破るのであった。こうして、ゲームに負けた夢魔の王は姿を消し、ふたりは永遠の愛を得る。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイク・スミス
- アニメーション監督
- ジル・ブレイドリー
- ロバート・ヴェレイ
- ピーター・キャンドランド
- アンドリュー・ナイト
- プロローグ台本
- リチャーズ・スキッケル
- プロデューサー
- 園山征夫
- 撮影
- ピーター・チュピー
- デビッド・ディクソン
- セレフィーノ・アシド
- ジム・ファーレル
- マイク・エル・スミス
- カーター・トマッシ
- 美術監督
- ディー・フラナウォース
- ハンナ・トフツ
- ジョー・シンプソン
- シリ・マーゲリン
- デボラ・ウォマック
- コンセプトデザイン
- 天野喜孝
- 音楽
- デビッド・ニューマン
- 編集
- エリック・ビートナー
- 演奏指揮
- エサ=ペッカ・サロネン
- CGIディレクター
- 金子徳明
- CGIスーパーバイザー
- アーロン・パウエル
- デイヴィッド・スティネット
- 製作監修
- 天野喜孝
- ナレーション
- ジーナ・ローランズ