海賊船(1951)

劇場公開日:

解説

製作は「白痴」の本木莊二郎、脚本は「豪快三人男」の小国英雄、監督は「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」の稲垣浩に同じく鈴木搏のキャメラである。出演者は、「白痴」の三船敏郎、「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」の大谷友右衛門、それに宝塚少女歌劇団から浅茅しのぶが紅一点として出演、他に田崎潤、森繁久彌、上田吉二郎、大泉滉、英百合子などである。

1951年製作/111分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1951年7月13日

ストーリー

南シナ海で、密輸船ばかりをねらう海賊船、千里丸は、「支那海の虎」とよばれる船長の指揮であばれまわっていた。その千里丸が中国大陸のある港に錨をおろしているすきに、薫、一郎、實、俊夫の四人の子供がひそかに乗船していた。四人は船が出てから発見され、海賊船とは知らず日本へ連れ帰ってとたのむ。そして密輸船を襲撃するのを見て、勇敢な海上保安隊の船だと信じ込んでしまう。そして無邪気な子供たちのために船内は段々明るくなって行った。そのうち薫が実は娘であると知った射手の飛車が襲うが、それをかばう二の字と激しい格闘になる。しかし飛車はやがて虎のために海中へ投げ込まれた。密輸船の巣窟手島に近づいたとき、危険と知りながら、子供たちを日本へ帰す手順をするために入港、恨重なる密輸船の包囲攻撃を受け、これを保安隊へ急報して、子供たちは無事に保安隊に引渡したが、同時に他の密輸船と一緒に、千里丸の乗組員も保安隊本部へ連行された。海へ投げ込まれたのを恨に思っていた飛車が船長虎をおとし入れるような証言をするとき、女らしくなった薫のほかに、いま一人、虎のために弁護する証人が現われた。それは海上保安隊の制服を着た二の字であった。

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