水戸黄門 天下の副将軍
劇場公開日:1959年7月12日
解説
月形龍之介の“黄門シリーズ”第十二篇。「山田長政 王者の剣」の小国英雄が脚本を書き「新吾十番勝負」の松田定次が監督、川崎新太郎が撮影した。
1959年製作/94分/日本
原題または英題:Shogun Travels Incognito
劇場公開日:1959年7月12日
ストーリー
神田の丹前風呂へ下情視察に出かけた黄門は、一見商家の旦那風の男から、我が子の高松藩主・松平頼常が狂気との噂を聞いた。黄門は助さん、格さんの二人を連れ急拠東海道を下った。大井川の川止めで島田宿の旅籠かぶと屋に一行は泊ったが、そこで先に丹前風呂で顔を合せた旦那風の男と、板前風の男に出会った。一行が鈴鹿峠にさしかかったとき数十人の山賊に襲われ、これを叩き伏せたが、一方、黄門を弓で狙った男を間一髪、短銃で射ち殺した男があった。例の商家の旦那風の男である。黄門は、この事件の裏に高松藩お家騒動の陰謀ありと睨み高松へと海を渡った。はたして高松城では、藩主・頼常に狂気と思われる言動が多く、これを機に、お家横領を達成しようとする城代家老・佐伯将監一派の陰謀が進められていた。鈴鹿峠で襲ったのも佐伯一派だった。しかし頼常は狂人ではなかった。将監一派の悪事をあばくため故意に狂気をよそおっていたのだ。そして黄門に頼常狂気の噂をまいて出馬を促し、一行につきまとっていた旦那風の男とは、頼常が心を許す腰元・鞆江の父、高松藩留守居役・中川与惣右衛門であり、板前風の男とは、幕府の隠密であった。高松城--藩士を前に将監は頼常を乱心の故で隠居を計ったが、逆に自分の悪業をあばかれて気も動てん、頼常に斬りかかった。そのとき、黄門が助三郎、格之進を従えてあらわれた。将監は黄門一行を指し、「これらは公儀の隠密、生かして帰せばお家の断絶」と叫んだ。藩士たちは黄門に斬りかかり城中は大乱闘。黄門は遂に将監を倒した。
スタッフ・キャスト
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水戸光国月形龍之介
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松平頼常萬屋錦之介
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佐々木助三郎東千代之介
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渥美格之進里見浩太朗
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おはる丘さとみ
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将軍綱吉若山富三郎
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土岐伊予守三島雅夫
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「かぶと屋」番頭杉狂児
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「やなぎ湯」番頭星十郎
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戸田山城守香川良介
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森田数馬小柴幹治
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天王寺屋手代有馬宏治
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三宅源八郎月形哲之介
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中山隼人上代悠司
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小料理屋主人水野浩
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「かぶと屋」女中月笛好子
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藤兵衛長島隆一
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空念和尚武田正憲
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人足A清村耕次
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人足B尾形伸之介
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人足C羅生門
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松平頼芳久保雅計
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佐藤主水那須伸太朗
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天王寺屋番頭池田富保
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高松藩士A国一太郎
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高松藩士B小田部通麿
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山之内主馬楠本健二
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中沢弥太夫高松錦之助
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寺男団徳麿
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伍兵衛伊東亮英
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阿部豊後守佐々木孝丸
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猪鼻の権六阿部九洲男
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加藤玄蕃加賀邦男
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大田屋伝兵衛大河内傳次郎
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佐伯将監山形勲
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中川与惣右衛門進藤英太郎
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鞆江美空ひばり
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伊之吉大川橋蔵