ベトナム

劇場公開日:

解説

「ドレイ工場」の山本薩夫が、増田健太郎、小泉尭史監督、大小島嘉一、藤井良孝の二カメラマンを率いて北ベトナムにロケした長編記録映画。

1969年製作/134分/日本
劇場公開日:1969年10月2日

ストーリー

ある晴れた日のハノイ。青年突撃隊を乗せたトラックの隊列が、南北両ベトナムの首都を結ぶ国道一号線を南下して行った。この部隊は独身女性が大半を占め、破壊された道路や橋の補修、時限爆弾や不発弾の処理を主任務としていた。北ベトナムの最南端で南からの砲弾の飛び交うビンリン、クワンビン地区に向かう突撃隊をもっとも励ましたのは、各地で不屈に闘う同胞の姿だった。四、五〇キロもある高射砲をかつぐ七四歳の老人民兵。ベトナムの星といわれる闘いの象徴、ハムロン橋を死守する兵士。学習のかたわらに八〇ミリ砲の訓練をする女学生。国民は「破壊にはそれ以上の建設を」というスローガンのもと一致団結している。一七度線直下のビンリン、クワンビン地区。アメリカが「石器時代に戻してやる」と豪語したこの地区の住民は、地下壕の中で生活していた。が、抗米救国のために闘いつづける人民の顔は意外に明るい。それは、豊かな大自然を味方に闘う自国が、誰も負けると思っていないからである。

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