紙屋悦子の青春

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紙屋悦子の青春

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解説

今年4月に亡くなった「竜馬暗殺」「父と暮らせば」などで知られる黒木和雄監督が現在、最も注目される劇作家といわれる松田正隆の戯曲を映画化。昭和20年、特攻基地のあった鹿児島県出水市を舞台に、ひとりの女性と間もなく特攻隊として出撃する1人の兵士とその親友の三角関係を静かな映像で綴った戦争ドラマ。主人公紙屋悦子には原田知世。原作者の母親が主人公のモデルになっている。

2006年製作/111分/日本
配給:パル企画

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映画評論

映画レビュー

4.0おはぎを作成した。

kossyさん
2019年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 急逝した黒木和雄監督の遺作。戯曲が元になっているだけあって、舞台となるのは紙屋家と病院の屋上だけだ。しかも定点カメラにおけるワンカットが多く、覚えるのも大変そうな長台詞によって観客を映画の中へ引きずり込んでゆく。戦時中という異常な事態ではあるものの、兄(小林薫)と兄嫁ふさ(本上まなみ)、そして妹悦子(原田知世)の3人の会話はホームドラマさながらに笑いを与えてくれるのです。

 悦子が好きだったのは兄の後輩である海軍航空隊の明石少尉(松岡俊介)。しかし、突然舞い込んできた縁談は彼の紹介で整備工の永与少尉だった。美味しい静岡のお茶と甘いおはぎ。趣味について話をすすめるよりも食べ物の話題が縁を取り持つほど微笑ましいお見合い。女学校を出ていても文学や映画の趣味もない悦子の日常は、ほんの些細なことでも幸せを見出せるかのような慎ましい女性だったのです。ふさの言葉から推測すると悦子は寂しがりやのはずなのに、両親を東京大空襲で失っても凛とした態度で昭和を生きる女性でした。

 沖縄奪還作戦に志願した明石が紙屋家を訪れたとき、永与からの縁談にも感情の揺れを見せなかった悦子の心理が大きく変化します。「なぜ戦争が起こるのか?」という疑問は序盤に見せる後年のシーンで語られますが、ただ平凡に生きたいと願う彼女に好きだった人を戦争に奪われる悲しさが堰を切ったように押し寄せてしまうのです。もう家族は失いたくないという心。純粋に祖国のために命を賭ける明石はその彼女の気持ちをも考えて、信頼できる永与に悦子を託したのでした。この手紙の内容はわからないものの、永与の言葉や、会話の中でちょっとだけ見せる明石の悦子に対する想いが観客の想像力をたくましくしてくれる。こうした手法も好きです。

 海軍基地も飛行機整備工場も登場しない。戦争の映像だって一切登場しないのに、ここまで戦争の無情さを伝えてくる脚本の上手さ。戦争の悲惨さはなにも戦場だけではなく、一般家庭の食卓にだってあるんだ。そうした黒木監督の想いが伝わってくる。赤飯とらっきょうを食べれば死なないという噂が本当だったらと願う一般庶民。小さな幸せしか望んでいない人たちがもっと声を上げられる世の中にしなければならないのかもしれません。また、『父と暮らせば』と同じく、残された人の悲しさや苦悩も伝わってきました・・・

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kossy

4.0会話

nobさん
2016年9月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今更だが、松田正隆はうまい。会話のディティールを積み重ね世界を多面構造として描き出す。笑いも悲しみもその多面的な一断面だと、改めて思い至る。映像はきちっと寄り添っている。時の残酷さを人の強さと言い換えて、また生きる。原田知世が美しい。

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nob

3.5日本一婆さん役が似合わぬ女優、原田知世。それはもうほとんどコント。...

2016年8月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

日本一婆さん役が似合わぬ女優、原田知世。それはもうほとんどコント。
冒頭からひとつひとつの場面が長い。場面も限られていて演劇みたいと思ったら、やはり戯曲が原作のようですね。
終盤、知世ちゃんの泣きがみどころ。なるほどこれがための原田知世キャスティングだったんですね。
最後にもらった手紙の内容が気になります(笑)

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はむひろみ

3.0じんわり

2016年8月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原田・永瀬のイキフンコンビが苦手…
最初と最後の年老いた二人のシーンも
あたしはいらない(´ω`)
かえって松岡俊介の演技に釘付けだった
おはぎと赤飯が美味しそうだったなー
あと静岡茶ね
じんわり反戦

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mamagamasako
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