花の恋人たち

劇場公開日:

解説

吉屋信子の原作「女の教室」を、「花と果実」の三木克巳と、「女賭場荒し」の長谷川公之が共同で脚色、「ザ・スパイダースのゴーゴー向う見ず作戦」の斎藤武市が監督した青春もの。撮影はコンビの山崎善弘。

1968年製作/91分/日本
原題または英題:The Sweet Interns
配給:日活
劇場公開日:1968年1月3日

ストーリー

東都女子医大のインターン生の操は、仲間の有為子、藤穂、和子、万千子、留学生のホウ・エイ・ラヤたちと共に、勉学に励んでいた。土曜日になると、いそいそとデートに出かける有為子たちに対して、苦学生の操はひとり勉強していた。操の望みは学長賞をとってその賞金を学費にふり向け、一人前の女医になることだった。女医の卵とはいえ、若い娘の彼女たちにとって結婚は重大な問題だった。そんな中で、いち早く和子が長いこと許婚者だった士郎と結婚した。これは、若い陶芸家恵之助との結婚を両親から反対されている万千子に、少なからぬ動揺を与えた。ある日、有為子と操は、基礎医学を研究するため、細菌学研究室の吉岡の助手を勤めることになった。経済的に恵まれていた有為子も学長賞を狙っていた。インターン生にとって国家試験という難関が待っており、誰もが必死だった。操と有為子はその上に学長賞の論文があるので、大変だった。そんな忙しい中で、彼女たちは万千子の両親と会い、恵之助と万千子を結婚させるように説得するほど、堅い友情で結ばれていたのだった。やがて国家試験の結果が発表された。彼女たちは全員合格し、お互いに喜びあった。しかし、学長賞は、操と同じ苦学生だった吉岡は彼女を推薦したが、接戦の末有為子に決定した。操は失意のまま、ちょうど“母、病重し”の報に接して帰郷して行った。有為子はそんな操のために、資金を贈ろうと決心し、操の家を訪ねた。学長賞は操がとったという有為子の嘘に、操の母は喜び、次第に持直していった。操はそんな有為子の友情に深く感謝するのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0 十朱幸代と吉永小百合が学長賞を狙ってるほどの優等生。しかも操(吉...

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 十朱幸代と吉永小百合が学長賞を狙ってるほどの優等生。しかも操(吉永)は家庭が貧しくアルバイトに明け暮れる学生生活なのだ。

 中には学生結婚する者もいて、何を描きたいのかさっぱりわからない前半。そして国家試験に合格。後半になってようやく学長賞対決が始まるのだが、選ばれたのは十朱幸代。お互いの友情も崩れることなくパーティを催すが、そのとき母親が倒れたという連絡が・・・

 メインの感動話はほんのわずか。群像劇としてはいいんだろうけど、他のエピソードとのバランスが悪すぎ。

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kossy