BROTHER

劇場公開日:

BROTHER

解説

ヤクザの抗争の最中、組を追われ、ロサンゼルスに留学している弟・ケンを頼って渡米した山本。ケンは、黒人デニーたちとヤクの売人をしていた。そんな彼らが起こしたひとつの事件が、縄張り抗争に発展。ヒスパニックのチンピラからチャイニーズ、イタリアン・マフィアをも巻き込んだ、絶体絶命の戦争が始まった……。

2001年製作/114分/日本・イギリス合作
配給:オフィス北野、松竹
劇場公開日:2001年1月27日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
北野武
プロデューサー
森昌行
ジェレミー・トーマス
Co.プロデューサー
吉田多喜男
アン・カーリ
ラインプロデューサー
小宮慎二
アソシエートプロデューサー
ピーター・ワトソン
撮影
柳島克己
照明
高屋齋
美術
磯田典宏
衣装
山本耀司
録音
堀内戦治
編集
北野武
太田義則
音楽
久石譲
助監督
清水浩
キャスティング
吉川威史
ロビー・リード
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映画レビュー

5.0フレッシュな魅力に満ちた日英合作ヤクザ映画

2021年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

公開当時、映画館で6回見たぐらい気にいっている映画です。北野武作品のなかでは「ソナチネ」の同工異曲的な位置にあると思いますが、フレッシュなヤクザ映画としての魅力がとても大きく、のちのヒット作「アウトレイジ」シリーズの源流になっていると思います。役者陣の好演もひかり、特に寺島進と加藤雅也の鬼気迫る演技に圧倒されます。
「ファッキンジャップぐらい分かるよ馬鹿野郎」をはじめとする名ゼリフの数々、日英合作でロサンゼルスロケをしているのに安易にそうは見せない(でも画面はゴージャス)絵作り、前半のイケイケドンドンな縄張り拡大から一転、バタバタと仲間が死んでいく滅びの美学を感じさせる展開など、いい音楽を何度も聴き返すように毎回するっと見られてしまいます。最初と最後がついになっていることなど、見返すたびに新しい発見がありました。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

2.0B級映画

2024年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

難しい

何で米国は、常に全世界でヒットできる映画を作っているんだい?…俺だって
高い製作費を得られれば、スティーブンスピルバーグ、ジョージルーカス、
ベルナルドベルトルッチ、フランシスコッポラみたいな映画を作れるぜ…
そういう北野武の言葉が聞こえてきそうである…
バブル期、TVでビートたけしは「日本人に比べ米国人は働かない」と、
よく言っていたが、たけしは実際にアメリカで労働をしている人達を見た
ことが無い…
それで、今回に米国人スタッフを使って映画作りをしたら、米国人は
日本人スタッフ以上に良く働いてくれた…
つまり米国人は「映画では一流のエンターテイナーである」という
プロフェッショナルな精神が人一倍多くあり、その後にビートたけしも
TVでは米国人の悪口を多くは言わなくなった…
この映画の内容、ハリウッドでは「マフィア抗争」「ガンアクション」では
B級映画的で、つまり北野武はハリウッドに進出しても、その程度の
器しか無かった…それで、冒頭のスピルバーグ監督とかは、完全に
雲の上の人でレベルが違う…自分は日本という映画ではローカルの
一介の監督を続けるしかない…となった。
よって、この映画以降の北野武はハリウッド映画的な物は作らなくなった…
音楽の久石譲氏も、今回は「らしくない」と言うか、出資者の意向で
あまり独創的な音楽は作れなかった様だ…
結論を言えば、レンタルDVD店に行けばB級のガンアクション等の
映画は洋画コーナーに多数陳列されている訳であって、わざわざ
邦画の方に置いてある、このDVDを手に取る必要性が無い…

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777

3.5よかった

2024年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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吉泉知彦