BROTHER

劇場公開日:

BROTHER

解説

ヤクザの抗争の最中、組を追われ、ロサンゼルスに留学している弟・ケンを頼って渡米した山本。ケンは、黒人デニーたちとヤクの売人をしていた。そんな彼らが起こしたひとつの事件が、縄張り抗争に発展。ヒスパニックのチンピラからチャイニーズ、イタリアン・マフィアをも巻き込んだ、絶体絶命の戦争が始まった……。

2001年製作/114分/日本・イギリス合作
配給:オフィス北野、松竹

スタッフ・キャスト

監督
脚本
北野武
プロデューサー
森昌行
ジェレミー・トーマス
Co.プロデューサー
吉田多喜男
アン・カーリ
ラインプロデューサー
小宮慎二
アソシエートプロデューサー
ピーター・ワトソン
撮影
柳島克己
照明
高屋齋
美術
磯田典宏
衣装
山本耀司
録音
堀内戦治
編集
北野武
太田義則
音楽
久石譲
助監督
清水浩
キャスティング
吉川威史
ロビー・リード
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映画レビュー

5.0フレッシュな魅力に満ちた日英合作ヤクザ映画

2021年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

公開当時、映画館で6回見たぐらい気にいっている映画です。北野武作品のなかでは「ソナチネ」の同工異曲的な位置にあると思いますが、フレッシュなヤクザ映画としての魅力がとても大きく、のちのヒット作「アウトレイジ」シリーズの源流になっていると思います。役者陣の好演もひかり、特に寺島進と加藤雅也の鬼気迫る演技に圧倒されます。
「ファッキンジャップぐらい分かるよ馬鹿野郎」をはじめとする名ゼリフの数々、日英合作でロサンゼルスロケをしているのに安易にそうは見せない(でも画面はゴージャス)絵作り、前半のイケイケドンドンな縄張り拡大から一転、バタバタと仲間が死んでいく滅びの美学を感じさせる展開など、いい音楽を何度も聴き返すように毎回するっと見られてしまいます。最初と最後がついになっていることなど、見返すたびに新しい発見がありました。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

4.0この路線最後の作品?

2021年9月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

たけし映画の中でも
一番有名なセリフがあるのがこの映画ではないでしょうか?

ソナチネの叙情感にぶっちぎりの暴力を
ミックスした、ピーク時の作品ではないでしょうか?
会話に頼らない演出がうまく
そもそもあまり何を言ってるか聞き取れない。

たけしの顔面がめちゃくちゃかっこいい。
でも総合すると、HANABIの方が良い。
かなぁと。粗削りならソナチネの方がよくて
エンタメならアウトレイジの方が良い。
でも、brotherもめちゃくちゃ良い。
そんな映画でした。

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Nov

2.0何がしたかったの?

2021年4月5日
iPhoneアプリから投稿

のちに「アウトレイジ」というバランスの良い作品が作られたのもあり、この作品の意味がはっきりしない。なぜ日本のヤクザをアメリカでドンパチさせたかったのか?アメリカに行ったからなんだと言うのか?
おそらく北野武の中で、戦後日本文化を壊した国アメリカという歴史認識があって、それに対するひとつの表象なのではないかと思うんだけど、だから何?としか思えないし、北野映画の雑な所が逆効果として目につくだけ。
また久石譲が音楽である事もあり「HANA-BI」の情緒的な作風がそのまま引き継がれてしまっているのもキレの悪さにつながっていると受け止められる。

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zippo228

3.5愛してるぜ、アニキ

2020年9月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

だいぶ前に見た映画だったが、「ファッキンジャップぐらいわかるよ、バカヤロー」が久しぶりに聞きたくなって再鑑賞。
ソナチネほど殺伐としてないし、アウトレイジほどエンタメに振っていないためちょうど良い温度感の映画だ。
彼の出演作の中では、この映画のたけしが一番かっこよいと思う。
アメリカでヤクザ同士の戦争になるというのが、今までありそうでなかった感じがして良かった。

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タブロー
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