アラビアンナイト シンドバッドの冒険(1962)

劇場公開日:

解説

「白蛇伝」「少年猿飛佐助(1959)」「西遊記(1960)」「安寿と厨子王丸」についで第五篇め。『アラビアンナイト』に取材した東映動画部の漫画映画。

1962年製作/81分/日本
配給:東映
劇場公開日:1962年6月16日

ストーリー

むかし、アラビアの港町にシンドバッドという冒険好きな若者と、仲良しのアリーという孤児がいた。ある朝、二人は浜辺で老船員を救った。老人は遠い南に宝島があると教え、一枚の古地図を渡して息絶えた。出航するゴルダ号の船倉に忍び込んだ二人は、ノコギリ鮫から仔鯨を助けて水夫の仲間入りを許された。やがてペルシャ湾を南下、シンドバッドとアリーは先輩の船員アブダラやヤシムとバーレン港に上陸した。しかしアブダラの法螺が王様の怒りを買い、宮殿内の牢屋へぶち込まれたが、アリーだけは王様の一人娘サミール姫の部屋へ、逃げ込んだ。姫はシンドバッドたちを馬で、アリーを魔法の羽根に乗せて逃がしたばかりか、自由の世界にあこがれて一同の仲間に加わった。城内は大さわぎ、大臣は魔法の卵からコーモリを出してゴルダ号の様子を探らせた。嵐に遭遇したゴルダ号はシンドバッドの勇敢な働きで沈没をまぬかれ、航海をつづけるうちに進路を誤って恐ろしい魔の海に迷い込んだ。母子鯨が恩返しに押してくれたおかげで危機を脱し、絶海の孤島--宝島に着いた。五人はボートに乗って上陸しようとしたが、突如大渦に巻き込まれてしまった。アブダラとヤシムは、原始動物の骨の林、人喰い花、お化けキノコに、びっくり仰天、ゴルダ号に引返した。目もくらむ絶壁の途中でシンドバッドは大怪鳥に襲われ、相手の脚に飛びついて、砂丘に下りることができた。一方、姫とアリーは谷間の洞窟に辿りついた。これぞ目ざす宝庫だが、すでにコウモリの偵察で大臣と兵隊が先回りしていた。アリーたちが囲まれたとき、シンドバッドが救援に駈けつけた。格闘の最中に大怪獣バドランが現れ、その閃光で岩肌が炸裂、忽ち奔流が大臣や兵隊を押し流した。悪夢の一夜が明け、平和な光りに浮き出た山頂にシンドバッドと姫の姿が見られた。シンドバッドは、どんな宝石より見事な宝を手に入れた。それはサミール姫である。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0正に僕の原点の様なアニメ。ディズニーと海賊映画の影響は強く受けてい...

2022年8月13日
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マサシ

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