俺は都会の山男
劇場公開日:1961年2月22日
解説
七条門・福田良二の共同脚本を、「女王蜂の逆襲」の小野田嘉幹が監督したアクションもの。撮影も同じく「女王蜂の逆襲」の岡田公直。
1961年製作/83分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1961年2月22日
ストーリー
朝日奈七郎はコネとか賄賂を嫌い何時も正面から事に当る正義漢である。ために浪人生活で貧乏のどん底にあった。そんな七郎が美弥子は大好きであった。或る日、美弥子とその親友ルリ子の世話で就職を世話されて行ってみると、彼の勤め口はオリンピック目当てにホテルを建てようともくろむ五井産業から追い立てを迫られ、連日愚連隊の嫌がらせをうけていた。彼は持前の義侠心を発揮して彼らを撃退するが、警察にぶちこまれてしまった。そこで知り会ったスリの一平のオダテにのって一平とコンビで喧嘩屋を始めることになった。正義の味方を兼ねてアベックを脅すタカリ、商人を脅す地廻り整理、企画は見事当って大盛況であった。一方、五井産業では右翼の大日本殉国党に依頼、彼等は街を廻って喧嘩商会の悪徳振りの証拠固めを半ば強制的に行って告訴、これと平行してかねて立ち退きを要求していた場所の強制取壊しを行った。これにはさすがの美弥子、ルリ子、そして住民達も激怒、大挙して警察に押しかけ保釈金をつんで七郎を強奪してしまった。ところが、殉国党の酒席に出ていた春千代のもとから彼らが再度襲撃の準備をしていることが伝えられた。一同の驚きは怒りと変った。警察に、労組に、主婦の会に、直ちに伝令が飛び援助が要請された。続々と集合する人人。激闘数合、やがて悪党は撲滅され街には平和が甦ってきた。そして、七郎と美弥子の上にも春がやって来た。