恐怖女子高校 暴行リンチ教室
劇場公開日:1973年3月31日
解説
“恐怖女子高校”シリーズ第二作。関西の女子学園を舞台に、腐りきった学校制度に挑戦する転校生グループと、学園で権力を握る非行グループとの凄まじい対決を描く。脚本は「さらば掟」の鴨井達比古、監督は「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」の鈴木則文、撮影は「恐怖女子高校 女暴力教室」の鈴木重平がそれぞれ担当。
1973年製作/88分/日本
配給:東映
劇場公開日:1973年3月31日
ストーリー
世間からは恐怖の女学校と呼ばれている希望学園には全国の女番長が一同に集められていた。なかでも風紀委員長・野坂洋子をリーダーとする、敏江、由美、弘子らのグループは校内の権力を一手に握っていた。また、学園の実質的な実権を握っている教頭の石原は、洋子たちとグルになって、横暴の限りをつくしていた。秋山道代が洋子に逆らって私刑を受け、殺されても、石原は事故死として処理するのだった。ある日、三人の転校生が入学してきた。北野レミ、久保京子、そして、十字架典子こと風間典子である。ただ典子がこの学園にやって来た目的は、自分の片腕でもあった道代の仇を討つことであった。日が経つにつれ両者の対立はエスカレートしていった。その頃、裏街道を歩くトップ屋の若林は希望学園の情報を集めるために石原の二号で、バーを経営している孝子に近ずき、情報を集めていた。そんな最中、典子の宿命のライバルである、関東女番長同盟の総番長・多岐川真紀が典子を追ってこの地へやって来た。真紀は、早速希望学園へ乗り込むが、典子の事情を察して、勝負を一時預けるのだった。若林と典子は、石原とグルになっている市長、警察署長たちの乱交パーティをカメラに撮ることに成功した。この事件が、代議士で学園の理事長・佐藤の耳に入った。激怒した佐藤は、暴力団の手を借り、典子たちを監禁するが、真紀の出現で失敗してしまう。そして、この日開かれた希望学園の記念行事の席で典子たちは、これまでの学校側の黒い問題の全貌を、明らかにするとともに、佐藤の政治生命を絶ち切るのだった。