(秘)ハネムーン 暴行列車
劇場公開日:1977年10月15日
解説
現金強奪に失敗した若者二人が、式を挙げたばかりの花嫁をおとりに必死の逃亡を試みる。脚本は「HOUSE ハウス」の桂千穂と「レイプ25時 暴姦」の長谷部安春、監督も同作の長谷部安春、撮影は「団地妻 雨やどりの情事」の森勝がそれぞれ担当。
1977年製作/72分/日本
配給:日活
劇場公開日:1977年10月15日
ストーリー
披露宴の控室で、式を挙げたばかりの妻秋子を乱暴に求める花婿。涙をふきながら身仕度を整えている秋子の前に、突然二人の男が乱入し、銃を突付けると、逃亡するための車を運転しろという。二人は冬彦と春夫という名前で、賭博場を襲い、現金強奪に失敗し、逃げる際、春夫は膝を射抜かれていた。秋子の運転する車は恐怖のあまり、道をはずれて川へ転落してしまうが、二人は秋子を責めようとはしなかった。駅の操車場に侵入した三人は、突然動き出した貨物列車に乗り逃亡を続ける。少しずつ秋子は二人に溶け込んでいった。ある日、秋子は列車を抜け出すと、パン屋の主人を体でそそのかし、食物を仕入れてくる。その夜、秋子は冬彦に優しく抱かれた。再び食料を物色しようとスーパーマーケットに潜入した秋子は、ガードマンに連行されるところを冬彦に救われる。戻って来た二人の前に、春夫を乗せた貨車はなかった。急いで急行列車に乗り、追いかける秋子と冬彦。ある地方の駅で三人は再会する。やがて、秋子は冬彦と春夫の共有物になっていった。ある日秋子は不良グループに輪姦されてしまう。自分たちと一緒では秋子が危険であることを悟った冬彦と春夫は、別れを惜しむ彼女から離れていった。警察は冬彦と春夫を追い詰め、激しい銃撃戦となった。再び静寂が戻ったとき、冷たく哀れな姿になった冬彦と瀕死の春夫が、いたわり合うように横たわっていた。