ピール
劇場公開日:1991年12月14日
解説
「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン監督のオーストラリア・フィルム&テレビ・スクールの学生時代の作品。車の中で対立する、兄と妹と、兄の子供である少年との、ちょっとした不機嫌の時間、その空間の鮮やかに掬い撮った86年カンヌ映画祭短編グランプリ受賞作。カラー・16ミリ作品。(オリジナルは35ミリ)
1982年製作/オーストラリア
原題または英題:Peel
配給:パンドラ
劇場公開日:1991年12月14日
ストーリー
若い女(カティ・パイ)は車の遅れに苛立ち、運転しているその兄(ティム・パイ)は妹に苛立ち、兄の子はふてくされた表情でオレンジの皮を窓から投げ捨てて、父と叔母をいっそう苛立たせる。車からおりて皮を拾ってこいと叱られた子供は、そのまま姿を消し、父がやっと皮を拾い集めた息子を見つけて戻ると、今度はつむじを曲げた叔母が、蜜柑の皮を窓からほうり出す。良く似た赤毛のソバカス顔の睨み合った三人の顔が、アップで映し出される。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジェーン・カンピオン
- 脚本
- ジェーン・カンピオン
- 撮影
- サリー・ボンジャース
- 編集
- ジェーン・カンピオン